BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

その着せ替え人形は恋をする 第104話 感想: この五条くんとまりんの間に立ち込める「暗雲」は、やっぱり「ハニエル」の呪いなのだろうか???

2024-06-23 09:40:45 | ビスク・ドール
五条くんに、雛人形を男の子が気に入っていて「気持ち悪い!」って言って消えた「のんちゃん」。

本名はどうやら、「青柳のばら(野薔薇?)」というらしい。

のんちゃんにしても、まりんにしても、五条くんの夢をないがしろにしている、という事実に苛まされることになってしまった。

のんちゃんは子どものときに、あの発言を五条くんに向けて言ったときから。

まりんは、五条くんにコスプレ衣装をつくってくれ、とねだったときから。

うーん、これは、回り回って、まりんとのんちゃんの接近、友人化もあり得る流れ?

単純に、幼馴染vs彼女、みたいな、陳腐な対決構図に収まりそうにない。

収まるにはともに、五条くんに仕向けた負債が大きすぎる、という認識だから。

のんちゃんはたんに「ぱぐもぐ」(なんかアニメ?)を通じて、両親をなくした五条くんをなんとか慰めたかっただけだったのだけど、そんな自分の想いがずっと届かないまま、いつのまにか、自分よりもお雛様に「恋した」五条くんにイラッときて、「気持ち悪い!」なんて言ってしまって、そのうえ「大嫌い」宣言までしてしまった。

そりゃ、子どものころからずっと自己嫌悪でも仕方ないよね、のんちゃん。

一方、まりんはまりんで、自分が、五条くんの夢を奪っていた、という事実に気づいてしまった。

雛人形の「頭師(かしらし)」になるには、最低でも、一日3時間の修業が必要なことを知ってしまったから。

まりんが、五条くんの夢を奪っていた、という事実が明らかになっちゃったんだね。

じいちゃんが元気なうちに、雛人形を作れるようになりたい、という五条くんの夢を遠ざけていた。

もちろん、以前の五条くんなら、コスプレ衣装作りも、雛人形づくりの修行の一環になるから平気です、と軽く返事をして終わりだったはずなのだけど。

今の五条くんは、例の「ハニエル」のコスプレ会場での一件以来、まりんとのコミュニケーションがうまくいっていないから、多分このまま平行線をたどって、まりんとの関係も悪循環を辿るはずで。

うーん、これ、どんな罰ゲーム?・・・的な悪路入りなのだけど。。。

問題は、五条くんがおかしくなってしまった理由なのだけど。

単純に、まりんの背中を押しすぎて遠い存在にしてしまったことを悔いているのか?

それとも、それとは別に、自分の雛人形づくりの問題点、なにか「邪なことをしている」みたいな自責の念に囚われてしまったからなのか?

いずれにせよ、五条くんの本心がわからないことにはどうにも前に進まないわけだが。

その本心を問いただすのは、誰になるのか?

まりんも、のんちゃんも、どちらが聞いても、さらに傷口を広げるだけのように思えるけど。

なんか、八方塞がりだなぁ。

その間にも、世間では、ハニエルのコスプレイヤーは誰か、あの衣装を作ったのは誰か、という捜査?が進むだろうから。

遠からず、まりんだけでなく、五条くんのもとにも「追っ手?」の手が届くだろうしなぁ。。。


ということで、事態はドンドン暗い方に転がり込んでいくのだけど。

これ一体どこから、雪解けが始まって、事態を収める方に向かうのだろう?

てか、ちゃんと「好転」するんだよね?

なんか、どんどん、「ハニエル」の呪いのように思えてきたよ。

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怪獣8号 第12話 『捕らわれた怪獣8号』 感想: 怪獣8号はやはり怪獣ではなく、むしろ怪獣討伐を古来担ってきた「鬼神」か何かなのか?

2024-06-23 09:04:33 | 怪獣8号
前回、怪獣8号の力を用いて、防衛隊基地を余獣爆弾から守ったカフカ。

もちろん、怪獣だから身柄を拘束され、そのまま防衛隊本部に移送され、処分の決定を待つことになった。

身体をくまなく調査されはっきりしたことは、すでにカフカの心臓は、怪獣の核にすり替えられており、これじゃ、生物分類上、人間、を名乗るは厳しい。

で、じゃあ、どうするか?というところで登場したのが、キコル父の四宮防衛隊長官。

彼は、かつて討伐された怪獣2号の力を兵器化した「兵装」を身に着け、怪獣の力を使いながら、カフカ=怪獣8号の「処分」に向かうのだが。。。


いやー、今回、やっぱり情報量が多いね。

単純に、カフカがもはや人外の領域に達してしまっていること。

だから、今更、怪獣ではなく人間だ、というのは無理なこと。

でも、その怪獣8号を見極めるが如く、四宮長官が本気バトルを挑んでくる。

で、ポイントは、怪獣との戦いにおいて実は「怪獣の力は有用だ」ということで、実際、四宮長官は、怪獣2号の力を使いこなしている。

だとすれば、カフカがすべきは、自分は人間だ、の証明ではなく、自分は、怪獣の力を100%引き出せる元人間で、その点で、怪獣の兵装を纏う長官と大差ない、と証明することなんだろうな。

つまり、人間であるかどうかは関係なく、とにかく防衛隊の戦力として有用か否か、ということ。

まぁ、このあたりの判断は、まんま『進撃の巨人』のエレンと同じなんだけどね。

『進撃』のときは、裁判にかけられたエレンをリヴァイ兵長が引き取り、こいつが勝手に巨人化してやばくなったらオレがその場で殺す、といって納得させた。

で、そのリヴァイに相当するのが、四宮長官である、ということ。

で、エレンに求められたのは、エレン自身の意志で巨人の力を制御することだった。

多分、同じ「意志の力」をカフカも求められる。


ただ、今回、改めて、え?そうなの?と思ったのは、カフカがひたすら四宮長官を傷つけたくないと舐めプしているうちに、ほぼ四肢切断にまで至ったところで、多分、カフカを怪獣8号に変えた「ミツケタ」くんが、カフカの意志を則って、怪獣8号の力を完全に乗っ取ってしまったこと。

重要なのはその際、ミツケタくんが、「殺す、殺す、怪獣、殺す」と、「ゼッタイ怪獣殺すマン」になっていたこと。

このミツケタくんの発言は結構重要!

ひとつには、ミツケタくんが全面に出てきたのは、相手が四宮長官ではなく「怪獣2号」だと判断した結果のようであること。

つまり、ミツケタくんにとって怪獣は敵で、討伐対象であること。

カフカが変身した姿が「怪獣8号」と呼ばれるのは、あくまでも怪獣8号の力が怪獣に匹敵するくらい大きいからで、とどのつまり、防衛隊の都合で怪獣と呼んでいるだけのこと。

だとすれば、怪獣8号の正体は、実は怪獣ではなく、怪獣に敵対してきたなにか、たとえば「鬼神」のような存在なのかもしれない。

だったら、あの鬼面ヅラも理解できるし、そもそも鬼面が割れるとカフカの地の目がでてくるということは、あの怪獣の姿って、実は一種の「兵装」のようにも思えてくる。

なので、実は、四宮長官が付けている怪獣2号の兵装と大差ないのかもしれない。

もっともこの点は原作でもまだ不明だから、今後、明らかになっていく「怪獣8号の秘密」ってことかもしれないけれどw

むしろ、ミツケタくんが自らの能力を発揮するためには宿主としての人間が必要で、そのために、カフカを見つけた!ってことなのかもね。

まぁ、この点では完全に『寄生獣』のミギーと同類ってことになるw


ともあれ、今回のVS四宮隊長戦は、怪獣8号の正体を探っていく上でもいろいろとヒントになる情報が明かされていたことになる。

まぁ、だから、少なくとも怪獣8号は、今後、防衛隊の戦力として活用していくってことになるのだろうな(というか、まぁ原作的にはなる)。

で、そんなふうにカフカがヤバメの怪獣イニシエーションを受けているあいだに、第3部隊の面々はというと、カフカを仲間として心配する一方で、他部隊に一時的に配属されて、各自そこで育ってこい、ということになった。

要は、各自、武者修業してこいや!ってことで。

で、これは、要するに、カフカが戻ってきたときに、カフカとともに戦えるように戦力増強を図る流れだよねw

特にレノのやる気が違う。

このあたりは、『進撃』のときの、エレンを含む104期生の特権的成長に近い。

つまり、キコルやレノだけでなく、第3部隊に配属されていた新人たちの多くが、レベルアップのフェーズに入ったということ。


・・・という具合に、今回は、『東京グール』、『進撃の巨人』、『寄生獣』のプロットがそこかしこに散りばめられたもので、かつそれを支えるだけの情報量を抱えていた。

次にカフカがすべきは、ミツケタくんの暴走を抑えて怪獣8号の力の制御を身につけていくこと。

それができない限り、彼は防衛隊にとっては、ただの怪獣に過ぎなくなる。

カフカにとっては正念場だねw

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狼と羊皮紙 第10巻 感想: このシリーズのダメなところばかりが目立った「月を狩る熊」を騙る詐欺回w

2024-06-22 18:28:17 | 狼と香辛料/羊皮紙
うーん、今回はダメ、正直、つまらなかった。

まぁ、作者が、あとがき書くのに苦労するくらいだから、作者本人も本巻のできが良くないにとは気づいているんだろうけどね。

にしても、ひどかった。

特に序盤で「月を狩る熊」を出してそれで引っ張っておきながら、完全な肩透かしだったのは問答無用にNG。

あと、今回、最後まで読んでも、今回の事件は実はちゃんと解決していないという、ダメな終わり方。

一応、次巻の冒頭で全部丸く収めて終わり、ってことにするのだろうけど、だったら、今回、あと50ページくらい書き足して、本巻で完結させたほうがよかったんじゃないの?

まぁ、裏返すと、今回はそんな半端なところで終わるくらい、プロットがいい加減だったってことなのだけど。

そもそも、コルたちがデュラン選帝侯の依頼で捜索に出たアマレットに行き着くところがご都合主義的すぎて、ちょっとね。

で、今回、何がヒドイか、っていえば、作中でも言い訳をコルの口から何度もしていたけど、とにかくすべてが「人ならざるもの」の超常的な力頼みだったことw

一番ひどいときなんて、コルの他には、狼(=ミューリ)、羊(=イレニア)、鼠(=ヴァダン)、鷲(=シャノン)といった人外しかいないのだもの。

おいおい、ブレーメンの音楽隊かよ?とか思っちゃうくらい。

で、基本、コルは彼らに頼みっぱなしなのだもの。

まぁ、こうなるのは、コルの協力者の人間が、エーブ以外は「人ならざるもの」の存在を明かされていないからなのだけど。

しかしさぁ、これから宗教改革を推進しようとする「薄明の枢機卿」の周りが人外だらけ、ってのはさすがに無理がないか?と思えてくる。


まぁ、それもこれも、コルが基本的に頭脳労働担当だからやむを得ないところがあるのだけど。

にしても、ローレンスだって、こんなに人外頼みじゃなかったろ?


そういう意味では、シリーズ最大のネックは、ミューリがいつまでもコルべったりの女の子をしていて、いつまで経ってもまともに成長する素振りを見せないこと。

いや、これ、結構、マジでヤバイと思うよ。

もともと、兄妹の切り離せない関係にしているから、本気で、無限の信頼関係の下での共依存の関係から抜け出せない。

これ、後ろから追いかけてきている、ホロとローレンスの二人に無理やり一度ミューリを引き取ってもらってでもして、賢狼ホロによるスパルタ教育でもしないと、ダメでしょ?

あるいは、ミューリが自分の判断で、一度、騎士団にでも入隊して、真面目に自らの騎士道を極めようとする孤独な時間をもつとか。

とにかく、コルは妹(=ミューリ)離れを、ミューリは兄(=コル)離れを、一度敢行しないと、どうにも物語が先に進まないという気がしてきた。

割と次巻くらいでそういう英断を下さないと、ほんとにこの物語は腐りそう。

まぁ、それは今『狼と香辛料』のリメイクがやっているからでもあるのだけど。

ホロとローレンスの関係は、当初は、やっぱり「契約関係」から始まっているんだよね。

だから、基本的にドライな関係なのだけど、そのドライな部分にどんどんウェットな部分が付け加わっていく形で、ホロもローレンスも成長し、歩み寄り、良好な関係が築かれていく。

むしろ、上手くいきすぎて、距離を再度、取ろうとするようなことまでする。

そうした「関係性の機微」が、残念ながらコルとミューリのあいだには皆無なんだよね。

なので、端的につまらない。

多分、それはミューリ以上にコルの方で問題で。

ここから先、薄明の枢機卿として活躍していくなら、人ならざるものとも関係ももっとドライなものとして作り上げていかなくちゃいけない。

それこそ、対価ありきの契約関係として。

そうした関係性が、「月を狩る熊」話による「新大陸発見」という、宗教改革と同時代に起きた、もう一つの世界史的大事件をちらつかせることで、ごまかしちゃってるんだよね。

それがどうにもズルい。

特に今回のように、「月を狩る熊」を「星を狩る熊」と読み替え、「流星事件」に変換してアマレットの動機にするとか、ズルすぎる。

おおー、天文学、これは、ガリレオか、ケプラーか、ニュートンか? ・・・てな具合に期待させておいて、あのアマレットの最後の振る舞いはない。

これでアマレットが、実は彼女も「人ならざるもの」で・・・とかいうならまだ愛嬌もあるのだけど、さすがに、ミューリ、イレニア、ヴァダンに囲まれて、彼らが気が付かないっことはないから、あくまでもアマレットはただの人だよね。

だとすると、ほんとに肩透かしなキャラだった。


・・・ということで、とにかく、本巻は、このシリーズのダメなところがことごとく目立った感じで、マジでだらしない一冊だった。

願わくは、次巻で、だいぶリカバーされることを。

とにかく、コルとミューリは、一回離れ離れにして、それぞれの旅に向かわせないとダメ。

でないと、いつまで経っても、おままごとが続くだけの関係に終始してしまう。

まぁ、せめて、ミューリがもっと自発的に大人の女になることを目指してくれればいんのだけど。

いまのままだと、基本、ただのくいしんぼキャラの、愛玩動物枠でしかない。

それじゃ、物語は進まない。

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転生したらスライムだった件 season3 第60話『開催準備』 感想:あ、開国祭までやるんだ!3期で!

2024-06-22 17:48:56 | 転スラ
いきなりOPが変わってびっくりしたのだが、転スラって2クールだったんだね。

なるほど、じゃ、開国祭まで全部やる流れなわけだ。

で、今回は、あれこれニョルマイルくんにリムルが相談する回だったわけだけど。

正直、長すぎで、テンポ悪すぎ。

いやわかるよ、アニメが基本的にコミックに準じているのは。

で、いま、そのコミックはようやく開国祭が終わろうとしているところにあることも。

なので、アニメも開国祭までで、マリアベルとの死闘にまでは至らないのだろうね。

ということは、テスタロッサやウルティマ、カレラの、悪魔三人娘の活躍は4期に持ち越し、ってことか。

それはちょっと残念。

まぁ、転スラ、が面白いのも、開国祭が終わってからVS帝国戦のあたりくらいまでだから、いいんだけど。

VS天使編は、正直、クソつまらないからw

とりあえず、VS帝国戦のさなかで、悪魔三人娘が悪魔王化するところまでやってくれればそれでいいやw

あーでもなぁ、テスタロッサのCVが静御前でなかったのは相当マイナスなので、よほど活躍させないとダメだと思うぞ。

あ、そうそう、どうでもいいけど、EDのシュナのキャラデザは、正直、無い。

なんか、どうも明後日の方向に向かってると思うのはなんでなんだろう?

これじゃない、ばかりが続く転スラ。

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怪獣8号 第109話 感想: ミナの心が完全に「カフカ隊副隊長」に戻ってるのがどう吉と出るか? 次回が楽しみだなw

2024-06-21 11:22:09 | 怪獣8号
前回から続く、怪獣9号とのにらみ合い。

なのに、今回は、カフカとミナの幼い頃の誓いの確認で終わってしまったw

すげえ、ため回w

とにかく、幼少の頃の、カフカがまだちゃんと兄貴分で隊長格してた頃の思い出を、ミナとカフカが確認しあって終わり。

でもまぁ、この様子だと、ミナが、真面目にカフカの入隊を待ち焦がれていたのは間違いないようで。

つまり、ミナがここまで隊長、やれてきたのも、いつかはカフカが来てくれるからと思っていたから。

もっといえば、ミナの精神的には、あくまでもミナはカフカ隊の副隊長であって、隊長はカフカ、だから、隊長が現れるまでその留守を守っていた、という感じなんだな。

保科副隊長が、ミナ隊長が現れるまで、怪獣10号をなんとか抑えていたときに近いメンタリティ。

あくまでも自分は、隊長の露払い、隊長の前座、という自己認識。

なので、カフカが、たとえ怪獣8号の姿であっても、とにかく自分の隣に戻ってきてくれたことが、ミナの心にかかっていた重圧を相当緩めていることはきっと確かで。

だとすると、ちょっと楽しみなのは、カフカとミナのコンビが、怪獣9号(+2号)に対してどんな戦い方をするのか?ってこと。

ミナは明らかに今までとは異なる戦い方をするはずだから。

なぜなら、もうミナは自分が最後の砦として計算しながら、自分を抑えながら戦う必要がないから。

なにかあっても必ず「カフカくん」が守ってくれると信じて、自由奔放に戦えるはずだからw

結構凄いことになりそうw

あとは、この怪獣9号との戦いがいったん終わったあとは、ミナのレノに対するあたりが厳しくなりそうw

いや、だってどうみても、今、カフカのバディ役、女房役は市川レノが引き受けていて、その様子に、ミナが明らかに嫉妬しているからw

いやー、まさか、ミナからそんな反応が見れるとは思ってなかったがw

レノだけでなくキコルもちょっとキレそうで、その時が楽しみw

ともあれ、怪獣9号にどんな形で制裁を加えるのか、見どころだね!

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トニカクカワイイ 第277話 『復活の日』 感想: 蓬莱は、輝夜復活を目指す血液型ナノマシンだった!

2024-06-21 10:54:35 | トニカクカワイイ
近づく、真祖・輝夜の復活の日! 

マジで物語の終幕が近づきつつあるのかな?

だって、いきなり、この作品で最もハードな話題、「蓬莱」が久しぶりに登場w

蓬莱がちゃんと説明されたのは、見返してみると、多分、205話だったかな。

で、

蓬莱の中身が、実施的に、オリジナル輝夜の血、となると、これ、輝夜の血が、一種のナノマシンで、いつかは、オリジナル輝夜の復活を目指すプログラムということになる。

そのため、輝夜の血を取り込んだ人間は、いわばその輝夜血液ナノマシンの「寄生宿主」となる。

この、宿主=人間と、寄生体=輝夜の血液、のあいだで相互依存の永久存在のプログラムが実行される。

輝夜血液ナノマシンは、将来的にオリジナル輝夜が復活するための確率を上げるためにも、より多くの「寄生体」があった方が合理的と考えるだろうから、その血を分け与えられた人物もまた、新たな「宿主」認定され、輝夜血液ナノマシンによって、強制的に、その宿主の身体の保全に努める、ということかな?

ていうか、これ、ほとんど、吸血鬼の真祖と眷属の話みたいねw

要するに、

輝夜 → 第一真祖
司 → 第一真祖の第一眷属
司が血を分け与えた人物 → 第二眷属とか、第三眷属とか、・・・・

で、司は、第一眷属として、消去されてはならない、だから、ほぼ永遠に生きながらえされてきた。

完全無欠のバックアップとして。

つまり、司は、無目的にただ不老不死の存在になったわけではない。

輝夜血液ナノマシンを、未来永劫存在させるためのホスト=宿主として、生存させられてきた。

それなら納得がいく。

真正バックアップたる第一眷属は司ひとりになってしまったけど、もともと輝夜の意図としては、帝、ジジ、ババ、の3人がそれを担うはずだった。

3人も第一眷属がいれば、きっと吸血鬼王朝も盤石だったことだろうw

でも、実際は司一人。

だとすれば、ゼッタイ、司を失うわけにはいかない。

前にも書いたように、多分、輝夜のババの子の「八葉」というのが、何らかの意味で、きっと、輝夜の身体情報を引き継いでいるんじゃないのかな、と思ったり。

その意味で、ババは、単なる代理母、人工子宮がない時代だから、代わりに、オリジナル輝夜の情報を担った受精卵を生育させるための「母体」として身近で信頼の置けたババが選ばれたのじゃないかな?

で、そうなると、今後は、1400年のあいだ、司が血を分け与え氏から救った人の子孫が、いわば第2世代、第3世代の眷属として登場して、結集して、ナサくんのいうとおり、オリジナルの輝夜の「復旧」を行っていくことになるのだろうな。

まぁ、どうやら、今回の終盤の描き方からすると、御伽女子に集まった子たちが、どうやらその眷属たちの末裔みたいだけどw

ただ、この理屈だと、ナサくんも千歳もひまりも、眷属のひとりってことになるのだけど。

そうなると、よくある「血の騒乱事件!」みたいな、血液に呼び寄せられて!!!みたいな展開があったりするのかな?

あ、でも、すでに集結しているから、むしろ、血は呼びかけ合っている、ということなのかな?

しかし、なんか、一気にマジなSFになってきて、さすがに今回はちょっと戸惑ったw

だって、いきなりナサくんがまた、蓬莱の話をするんだもの。

問題は、輝夜血液ナノマシンの動作目標である「輝夜の復旧・復活」がなされたら、もうそれ以上、宿主の不老不死を実行しないかどうか、ということかな。

まぁ、バックアップの意味を考えたら、本体が大丈夫だと思われたときこそバックアップが背後で機能しなくてはならないはずだから、引き続き、不老不死プログラムを発動し続けそうな気もするけど。

さて、どうなるかなぁ。。。

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この素晴らしい世界に祝福を!3 第11話 『この変わらない日常に祝福を!』 感想: いやー、バニル、まともに「悪魔」してて、マジ、ビビったw 怖!w

2024-06-20 19:33:50 | このすば
結婚式場から花嫁となったダクネスを攫うカズマw

それだけでもう十分、ネタとして美味しいのに、そこに、悪代官を成敗したがる庶民感情の嵐、とか、いやー、いつもの、最後は無駄に庶民派、社会派の「このすば」だなぁ、と思っていたけど。

いや、でも、そのすべてを裏で牛耳っていたのが、バニル、だったとはw

さすがは悪魔公爵、やることに抜け目がない。

バニルの最終目標は、同郷の貴族の悪魔を解放してやることにあり、そのための契約解除の旨を、結んだ当事者だった悪代官の口から発せさせてやることがすべての目的だったw・・・ってこと。

さすがは、契約を尊ぶ悪魔。

自分自身も十分に契約に縛られる。

で、その舞台設定として必要だったのが、ダクネスの借金代わりの結婚。

そこに、カズマのもつ「すべての」知的財産権との代わりに、ダクネスを公式に取り戻すために必要な借金総額との取引を持ち帰る悪辣ぶりw

でも、すべてが終わったあとでは、問題の悪代官の失踪をもって、借金の支払いに使った現金も、とりあえずは戻ってくるので、カズマからすれば、ダグネスを取り戻し、おまけに、金も戻って来るなら、まぁ、いいか、と思うところ。

いやまぁ、カズマならきっと、バニルにしてやられたなぁ、と思ってるだろうけどね。

まぁ、気分は、原盤権を全部取り上げられたテイラー・スイフトとかビヨンセみたいなものだから、遺失利益は天文学的数字になるはずだけどw

そこが、バニルの怖いところ。

さて、バニルくんは、このあと、カズマとどう付き合っていくのだろう。

適宜、カズマをつつきに来て、彼らの新たなアイデアを無償で引き取っていく、という鬼畜ぶりを発揮していくのだろうな。

なんか、さすがにカズマが不憫なので、一発逆転のなにか事件が起こってはほしいと思うけどw

でもまぁ、知的財産権による不労所得でガッポがポの生活が続くようなら、本気でカズマたちが魔王討伐になんて出向くことが亡くなるから、一応、お話の流れ的には正解扱いの結果なのだろうなぁ。

うーん。

まぁ、でも、さすがに、それがダグネスの借金肩代わり結婚の裏にある計略だとは思わなかったけどw

バニル、恐るべし!


とまれ、ということで3期が終わった。

いや、普通に面白かったから、このまま間を置かずに4期、5期と、やってほしい。

だって、もう原作も一応、完結してるんでしょ?

それに配信向きだしね、このすばって。

いや、なんで先を急がせるか、っていうと、もちろん、原作未読なので、結末を早く見たいからというのもあるけど、それ以上に、それぞれのキャラの「中の人」たちにも旬の時というのがあるから、あまり勢いがなくならないうちに楽しく終わらせるのが大事かな、と。

だって、一時期のバッシングを見ると、マジでダグネス役のかやのんは完全に業界から干されてしまって、代役が立ってしまうんじゃないかと思っていたから。

そういう不安に苛まされないためにも、早くやってほしいんだよね。

それに、あまり時間が立ちすぎると、さすがに老害化する声優もでてくるから。

ワンピとか、作者がアニメを新規にゼロから作り直したい、というのもよく分かるから。

いや、さすがに10代の声を70歳を超えた老人たちがやるのはなしだろ、って思うから。

そういう意味での「旬」はもっと気にかけるべきだと思う。

「デート・ア・ライブ」とか結構痛々しいからね、CV的に。

ということで、このすばも、2期から8年ぶりに3期がつくられた、というのだから、十分すぎるくらい遅いと思うわけで、だからこそ、続編制作は巻いてほしい。

実際、面白いんだから、どんどん作ってほしいよ。

基本、カズマ、アクア、めぐみん、ダクネス、の4人の掛け合いで物語を勧めておきながら、バイプレイヤーたちの介入で、この世界の背後にある「ビッグ・ストーリー」がきちんと注入されるのがすごくて、裏返せば、正しい意味で「ゲーム的」な展開が続くのがいいw

今回、せっかくアイリスという使い勝手のあるいいキャラも登場したことだし、その勢いでぜひ4期を早く!

いやー、面白かった!

にしても、アクアの、駄女神だけど使えるアークプリーストってのは、マジで美味しいキャラだわw

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カッコウの許嫁 第208羽目 『日本の女子高生がわかりません…!!!』 感想: これはまた、あいちゃん、絡め手から凪を攻めてきたねw

2024-06-19 14:49:17 | カッコウ
でもまぁ、今回の面白さはとにかく、
「昭和のスケバンが令和のJKに転生したら無双した件について」
の設定の妙に尽きるでしょw

てか、マジでありそうなタイトルだなw

で、その「スケ転」wのドラマに抜擢されたあいのドラマの訓練に呼び出されたのが、ひろと幸の、中が良いのか悪いのかもはやよくわからないw師弟?コンビw

で、ひろのスケバン演技が出色で、その舎弟を演じる幸もヌルい演技で笑ったw

てか、なぜ、わざわざ昭和のセーラー服?

で、そういう、心底どうでもいいネタでひとしきりバカ騒ぎして、一応、あいがJKコスプレする理由を周知させたところで、次回、練習のために、なぎとデート、という、強引な、あいのテコ入れ回となったw

うーん、そうまでして、あいを救済する意味、まだあるの? とも思うのだが。。。

でも、多分、この先も、凪ハーレムをやきもきさせた形で進めるためには、やっぱり、あいの存在は不可欠なのだろう、と納得しておこうw

しかし、台本渡されただけで、あれだけ役になりきれるひろに、むしろ器用さよりももっと腹黒いものが見えた気がするのは内緒w

ひろ、やっぱ怖えぇ。。。

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月が導く異世界道中 第二幕 第24夜 『魔人VS.竜人』 感想: VSソフィア戦は、1期のほうが華があったね。

2024-06-18 22:47:36 | ツキミチ
うーん、VSソフィア戦については、1期のときのほうが見応えがあったかな、やっぱり。

最後に湖を生み出した、流星攻撃wのほうがなんかすごかった。

対して、今回のソフィアと真の戦いはとにかく地味。

まぁ、あれ、ここまでソフィアって雑魚だったっけ?と思うくらい真の能力がアガってしまったのがいけないのだけど。

それにしても、魔力の物質化って、もう少し魅力的に表現できなかったのかな?

ついでにいえば、その前のヒーロースーツもw

なんか、やっぱり2期は見せ方に外連味がないんだよな。

紙芝居を見ているような平面的淡白さ。

今回の、最後のソフィアの刀剣空間にしても、もっと奥行きのある魅力的な描き方はできたと思うんだけど。

つまり、ソフィアが言う通り、それなりに敵対者にプレッシャーを与えるだけの雰囲気を漂わせていると思わせるだけの描き方とか、できたと思うのだよね。

まぁ、イメージは、もちろん、Fate UBWだけどさw

なんか、それFate、パクってるよね?というのも含めて、とにかく表現が軽い。

なので、全然切迫感がなくて。

結構、ソフィアとの再戦は楽しみにしていたほうなので、この茶番のような描かれ方は、結構、残念。

真の弓矢の多重標的撃破が、鏑矢だったというのは、ちょっと納得してしまったけど、そこくらいだったかな、へぇ、って今回の戦闘で思ったのは。

まぁ、識vsランサー戦で見られたように、事前に真たちが、ルトから、ソフィアとランサーについて情報を集めていた、というのも戦いを有利に進めた理由でもあるのだろうけど。

で、結局、ソフィアってルトの手駒の一つだった、ってことでいいんだよね?

ソフィアの目が、ルトに筒抜けのカメラになっていたというくらいだから。

ただ、そのあたりの情報を全部知ったうえでソフィアを圧倒するのは、正直、主人公のする勝ち方ではないとも思ったりして、それも含めて、なんか期待していた再戦と違うなぁ、としか思えなかった。

「やり直しを求める」とエリスのようにいいたいところw

しかし、ランサーはランサーでチョロかったなぁ。

あれ、識が強かったのか、それともランサーが弱かったのか、判断に迷う。

なんか本当は、ランサーの相手を澪がして、澪が全部ランサーを食ってしまう、というオチが面白かった気がするけど、でもそれだと、響に身バレするかな、やっぱり誠に随伴するのは識だったのだろう、とも思った。

あとは、響がどんなちょっかいをクズノハ商会にするのか、気になる。

響にルトが力を与えていたのも気になるし。

ルトは何したいのだろうね?

ということで、次回の最終回をとりあえず待つ。

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響け!ユーフォニアム3 第11話 『みらいへオーケストラ』 感想2: なぜ真由は久美子に執拗に絡んで来るのか?それは彼女が久美子の欲望の塊イドだから。

2024-06-18 22:47:15 | 京アニ
最初の感想では書けなかったのだけど、今回のエピソードで一つ、あぁ、なるほどなぁと思ったシーンがあったので、そこをちょっと掘り下げて取り上げてみたい。

それは、いつもの校舎裏で久美子が一人で練習している場面に、真由がやってきて、また、「私ソロ辞退するから」宣言を持ちかけて去っていったところであり、その直後にたまたま(?)立ち聞きしていた奏が、逆に、あんな話聞くことな無い、そもそも真由はそんな気ないんだから、と返した場面。

あの場面を見返して、思いついたのが、

久美子 → 自我
奏 → 超自我
真由 → イド

という配置。

要するに、奏で真由は、久美子の心理的葛藤を読者や視聴者に向けて、目に見えてわかりやすくするために用意された、いわば久美子の分身のような存在であるということ。

久美子という「自我」は、
奏という正しさを統御する「超自我」と
真由という本音ただ漏れの欲望に火を付ける「イド」によって成立している。

で、久美子の心理を、この3人に振り分けることで、3期のユーフォのドラマは基本的に成り立っている。

裏返すと、結局、3期は、久美子の物語に終止する。

どうも私小説っぽくて、いまひとつドラマに欠けるのもそのせい。

単に吹奏楽部の演奏シーンがないのが、イマイチ感の理由ではない、ということ。

ひたする、久美子はどうしたいのか?というのを常に問い変える構図になっていて、それが、ちょっと疲れる。

いや、だって、少なくとも1期や2期のときは、部があって、先輩がいて、部内でのわだかまりがあって、麗奈がいろいろやらかして、久美子がそうしたあれこれを「皆家政婦は見た!」的な、本来関係ないはずのところからあれこれ発言して畳んできた話だった。

もちろん、久美子の手に負えず、事態の流れを見守るしかなかったことも多かった。

ただ、その分、久美子は好き勝手なことを言えたし、極論すると、久美子のいないところで、新たな問題が生じても、問題なかった。

つまり、久美子は自由に動けていた。

ところが、3年になって部長になると、彼女自身が、吹奏楽部をマネジメントしなければならない立場になってしまい、基本的に、個人的見解を挟み込む余地がなくなった。

まぁ、だから多分、久美子は久美子で、実はとても窮屈な思いをしていた。

その久美子の窮屈さを表すために用意されたのが、真由と奏だった、ということ。


この見方が妥当と思われるのは、実このトライアングルに、麗奈ですら全く関与できないところからわかる。

なぜなら、麗奈は、ある意味イドだけが突出した「子ども」のままだから。

むしろ、作中の三大演奏達人と思われる、みぞれ、麗奈、サファイア、の3人ともが、基本的には、このイドが突出したまま今に至っている人たち。

いわゆる「天才」。

もともと才能があって、その才能を素直に修練によって延ばしてきた結果、自分の願望と自分という存在が矛盾なく成立している人たち。

その代償として、彼らは大なり小なり、自分以外の人たちとの接し方に難を抱える。

みぞれは希美がいなければ外部とコミュニケーション取れなかったし、

麗奈は久美子と仲良くならなければ、今のように吹奏楽部で活躍できてはいなかっただろうし、

サファイアにしても、久美子たちと吹部初日に友好関係を築けたからこそ、破綻する機会に至らずに済んだ。

葛藤があったとしても、自己完結的に解決できてしまうのが彼女たち。

なので、麗奈は、久美子に進路のことを質すことしかできず、なんら有効なアドバイスも助力もできなかった。

まぁ、要するに、久美子の場合、絶対的に先輩という、あからさまにレイヤーの違う他者が必要だった。

それが最上級生の3年になって皆無になったところで、作劇上の都合から、やむなく登場させられたのが黒江真由、という異物だった、ということなんだろうな。

黒江、って、きっと、冗談抜きに「黒い久美子」、「闇落ちした久美子」だったんだよ。

この「闇落ち久美子」たる真由が、ひたすらホラーのように、久美子に対して、何、気取ってんだ、おめぇ、さっさと本心明かしちまえよ、ホントは功労者の自分がソロ吹きたいんだろ?、って悪魔の囁きを続けることになった。

部長という体面を重視して、北宇治は実力主義という原則に固執する久美子の心を折ろうとしてきた。

で、真由がそういうイドを演じることになった手前、むしろ、正しさの正しさを補強するために発言する役割を担うことになったのが奏だった。

なので、久美子が高2のときはやたらと手のかかる後輩だった奏が、学年が一つあがったシーズン3では、むしろ、久美子をからかいつつも久美子の完璧は補佐役を務めることになった。

まぁ、要するに、久美子におとされちゃってたわけだけどw

ただ、それは奏の内面の変化だけでなく、真由という、ホラーな久美子のイドが登場した手前、バランスを取るためにも必要な役割だった、ということになる。

それが、冒頭指摘した、校舎裏での、久美子、真由、奏、の3人の協演シーンだったということ。

まぁ、こういう構図がずっとあったから、3期の物語って今ひとつ面白みに欠けるような気がしたんだな、と改めて痛感。

そりゃ、久美子の心理描写、私小説に特化してたら、サプライズのあるドラマなんて起こりませんよ。

なので、そうなると、この久美子の黒いドッペルゲンガーたる真由との決着は避けて通れないだろうし、その結果が3期の山場ということになりそう。

そりゃ、演奏シーンがないはずだよね。

物語の根幹が、演奏ではなく、久美子の成長にあるのだから。


となると、真由問題を強制的にでも解決したところで、多分、ほぼ自動的に、久美子の卒業後の進路も決まるのだろうな。

でもさ、それももうほとんど想像がついて、演者にならないなら、久美子は、指導者の道を歩むしかないじゃん。

まさに、ハーモニー=調和をいかにして調達するか、そこに尽力する存在。

まぁ、だから、なんだかんだ言って3期になって、久美子と滝が二人で話をする機会が増えたのだろう、と納得してきた。

こんなふうに言ったら多分麗奈は起こりそうだけどw、多分、久美子が取るべき役割は、滝のなくなった奥さんがやろうとしていたこと。

「賽の河原の石」ではなく「人」を扱う仕事。

ありていに言えば先生なんだろうな。

ちょっとそのオチはさすがにちょっと萎えるところもあるけれど。

でも、あの関西大会前の演説ができてしまう久美子は、類まれなるそのバフを通じて、指導者になるのが適している、ということで。

多分、その指導者としての才覚を久美子自身に確信させる障害として用意されたのが、真由という困った迷い猫のような転校生だったということなのだろう。

まぁ、だからといって、真由がウザいのは変わらないのだけど。

久美子はどうやってあの真由の頑なさを解決するのだろうね?

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