なるほど、そう来ましたか!
無惨の攻撃による炭治郎の鬼化、もしくは身体崩壊。
ホント、この作者、マンガの王道的展開、
というか、むしろ古典的展開によく通じている。
それに、読者に次の展開を予想させるための材料も、すでにきちんと撒いている。
だって、無惨の血を与えられたら、鬼化が暴走して身体破壊に至るという描写は、だいぶ初期にすでに描かれている。あの手毬の鬼が出てくるあたり。
とはいえ、その一方で、すでに竈門家については、禰豆子が完全鬼化を免れてここまで生存していて、かつ、日光をも克服する進化個体?となっている。
あるいは、玄弥のように、一時的に鬼化して戦う人間も存在している。しかも、これは玄弥に限られたものではない。
ということで、ここで炭治郎が無惨の血に侵される事態が引き起こす未来は、炭治郎の絶命以外にも選択肢をいくつも考えつくことができる。
なにが言いたいかというと、どうせ炭治郎、死なないんだろう?、この先の展開は読めるぜ!というのは、作者からすれば、まさに思うつぼの状態であること。その上で、次どうなるのかな、と選択肢をいくつも浮かべて楽しむのが面白い、ということ。
とにかく、今回の引きの場面が、今後の展開上、「ポイント・オブ・ノーリターン」になることは間違いないだろうから。
想定される展開としては、
●日の呼吸の使い手の末裔である炭治郎が、自力で、無惨の血の支配から逃れる。あるいは、浄化を達成する。ただし、未熟な使い手であるため、何らかの後遺症は残る。
●禰豆子がこの窮地に駆けつけ、彼女の血鬼術(爆血)で無惨の血の侵食を浄化する。この場合、炭治郎が隻眼になるのは必至。
●愈史郎が駆けつけ、珠世から預かっていた「鬼化を免れる薬(血清?)」を投与され、一命を取り留める。
●カナヲが駆けつけ、蟲柱である忍から預かっていた何らかの秘薬による処置を施す。といっても、これは一時しのぎにしかならないかも。
●以上、あれこれを試したものの回復せず、炭治郎は(かつてのジョナサン・ジョースターのように)死去。以後は、禰豆子が(ジョセフ・ジョースターのように)打倒無惨の剣士となる。
●以上、あれこれ試したものの効果はなく、炭治郎の完全鬼化が進む。その上で暴走した鬼の能力で敵味方関係なく襲い、その中で(偶然にも)無惨に致命傷を与える。結果、無惨が(ディオのように)炭治郎の身体を乗っ取り、炭治郎が新たな無惨となる。その炭治郎を無惨から解放すべく禰豆子が完全参戦することになる。
・・・なんて感じかね。
まぁ、一番あり得る展開は、炭治郎が、人間と鬼のハイブリッド、いわば「半人半鬼」の存在となって、禰豆子同様、血鬼術も使える「日の呼吸」の剣士になる、というところかな。
ただし、部分的には鬼滅隊からも追われる身になってしまう可能性もある。
いや、血鬼術って、鳴女もそうだけど、どんどん何でもありの異能力と化してきていて、これ、要は、ジョジョにおけるスタンドみたいなものだよね。
そう考えると、炭治郎のパワーアップ!のためには、単に波紋法のような「(日の)呼吸法」による戦闘力アップだけでなく、血鬼術というなんちゃってスタンドを使えるようになる展開もありえるのかな、と。
もちろん、諸刃の剣的なパワーアップとして。
あと、かねてから炭治郎は、人間から鬼になったものについては、彼らの抱えたそれぞれの事情を考慮して、慈しむことの大事さを、周りにも説いてきていたわけで。
その炭治郎が、身を持って、ハイブリッドの、禰豆子同様、人間と鬼の境界にある存在と化す、というのもありなんじゃないかな、と。
むしろ、この状況では、それこそが王道的展開でもあるように思えてくるので。
その場合、「日の呼吸」はむしろ、炭治郎自身を人間に戻すために身につけるべき秘技として会得しなければならないものになるのではないかと。
で、無惨を対峙した後の炭治郎は、自分と禰豆子を人間に戻すための方策を探しに向かう、という展開かな、とw
そうして、第一部完!、第二部開始!、ってことになって、見事、終わらないコンテントの仲間入りを果たす、って感じかなー、と。
まぁ、第二部は、半ば冗談だけど。
ともあれ、ここに来て炭治郎を巡る不安定要素が増えることは、無惨と対峙する柱たちの心理を考える上で重要な要素だよね。
単純に、柱たちの心のなかで逡巡が生じ、その結果、彼らの取る選択肢もまた、増えることになるから。
ただ、こうやって見てくると、炭治郎が禰豆子の兄であり、同じ竈門一族の一人であることを「うっかり」忘れて、炭治郎に自分の血を受け付ける無惨って、ホント、脇が甘い。その意味で、愛すべき敵キャラだよね。
それもまた、この作品の魅力なんだろうなぁ。
敵方が適度に間抜けであるところ、でも本人はその自覚がないところw
ということで、次回が楽しみ。
いやー、こういうメリハリのある展開ができるところが週刊誌のいいところだよね。
ここのところのワンピが、すっかりもう今までの伏線回収のためもバックストーリーばかりを、まさに義務とばかりに書き続けている結果、恐ろしいくらいテンポの悪い作品になりさがってしまったのとは大違い。
そういう意味でも、炭治郎の鬼化にどんなオチが待っているのか、楽しみである。
そういえば、カナヲだけでなく善逸や伊之助も、炭治郎の危機に駆けつけてくるのかな?一般の鬼滅隊隊士が「肉の壁」として柱の防衛に駆けつけているところをみると、彼らも無惨との戦いの場にやって来ることになると思うのだけど。
・・・って今更ながら気がついたけど、岩柱と風柱の参戦はまだ?いつ?
無惨の攻撃による炭治郎の鬼化、もしくは身体崩壊。
ホント、この作者、マンガの王道的展開、
というか、むしろ古典的展開によく通じている。
それに、読者に次の展開を予想させるための材料も、すでにきちんと撒いている。
だって、無惨の血を与えられたら、鬼化が暴走して身体破壊に至るという描写は、だいぶ初期にすでに描かれている。あの手毬の鬼が出てくるあたり。
とはいえ、その一方で、すでに竈門家については、禰豆子が完全鬼化を免れてここまで生存していて、かつ、日光をも克服する進化個体?となっている。
あるいは、玄弥のように、一時的に鬼化して戦う人間も存在している。しかも、これは玄弥に限られたものではない。
ということで、ここで炭治郎が無惨の血に侵される事態が引き起こす未来は、炭治郎の絶命以外にも選択肢をいくつも考えつくことができる。
なにが言いたいかというと、どうせ炭治郎、死なないんだろう?、この先の展開は読めるぜ!というのは、作者からすれば、まさに思うつぼの状態であること。その上で、次どうなるのかな、と選択肢をいくつも浮かべて楽しむのが面白い、ということ。
とにかく、今回の引きの場面が、今後の展開上、「ポイント・オブ・ノーリターン」になることは間違いないだろうから。
想定される展開としては、
●日の呼吸の使い手の末裔である炭治郎が、自力で、無惨の血の支配から逃れる。あるいは、浄化を達成する。ただし、未熟な使い手であるため、何らかの後遺症は残る。
●禰豆子がこの窮地に駆けつけ、彼女の血鬼術(爆血)で無惨の血の侵食を浄化する。この場合、炭治郎が隻眼になるのは必至。
●愈史郎が駆けつけ、珠世から預かっていた「鬼化を免れる薬(血清?)」を投与され、一命を取り留める。
●カナヲが駆けつけ、蟲柱である忍から預かっていた何らかの秘薬による処置を施す。といっても、これは一時しのぎにしかならないかも。
●以上、あれこれを試したものの回復せず、炭治郎は(かつてのジョナサン・ジョースターのように)死去。以後は、禰豆子が(ジョセフ・ジョースターのように)打倒無惨の剣士となる。
●以上、あれこれ試したものの効果はなく、炭治郎の完全鬼化が進む。その上で暴走した鬼の能力で敵味方関係なく襲い、その中で(偶然にも)無惨に致命傷を与える。結果、無惨が(ディオのように)炭治郎の身体を乗っ取り、炭治郎が新たな無惨となる。その炭治郎を無惨から解放すべく禰豆子が完全参戦することになる。
・・・なんて感じかね。
まぁ、一番あり得る展開は、炭治郎が、人間と鬼のハイブリッド、いわば「半人半鬼」の存在となって、禰豆子同様、血鬼術も使える「日の呼吸」の剣士になる、というところかな。
ただし、部分的には鬼滅隊からも追われる身になってしまう可能性もある。
いや、血鬼術って、鳴女もそうだけど、どんどん何でもありの異能力と化してきていて、これ、要は、ジョジョにおけるスタンドみたいなものだよね。
そう考えると、炭治郎のパワーアップ!のためには、単に波紋法のような「(日の)呼吸法」による戦闘力アップだけでなく、血鬼術というなんちゃってスタンドを使えるようになる展開もありえるのかな、と。
もちろん、諸刃の剣的なパワーアップとして。
あと、かねてから炭治郎は、人間から鬼になったものについては、彼らの抱えたそれぞれの事情を考慮して、慈しむことの大事さを、周りにも説いてきていたわけで。
その炭治郎が、身を持って、ハイブリッドの、禰豆子同様、人間と鬼の境界にある存在と化す、というのもありなんじゃないかな、と。
むしろ、この状況では、それこそが王道的展開でもあるように思えてくるので。
その場合、「日の呼吸」はむしろ、炭治郎自身を人間に戻すために身につけるべき秘技として会得しなければならないものになるのではないかと。
で、無惨を対峙した後の炭治郎は、自分と禰豆子を人間に戻すための方策を探しに向かう、という展開かな、とw
そうして、第一部完!、第二部開始!、ってことになって、見事、終わらないコンテントの仲間入りを果たす、って感じかなー、と。
まぁ、第二部は、半ば冗談だけど。
ともあれ、ここに来て炭治郎を巡る不安定要素が増えることは、無惨と対峙する柱たちの心理を考える上で重要な要素だよね。
単純に、柱たちの心のなかで逡巡が生じ、その結果、彼らの取る選択肢もまた、増えることになるから。
ただ、こうやって見てくると、炭治郎が禰豆子の兄であり、同じ竈門一族の一人であることを「うっかり」忘れて、炭治郎に自分の血を受け付ける無惨って、ホント、脇が甘い。その意味で、愛すべき敵キャラだよね。
それもまた、この作品の魅力なんだろうなぁ。
敵方が適度に間抜けであるところ、でも本人はその自覚がないところw
ということで、次回が楽しみ。
いやー、こういうメリハリのある展開ができるところが週刊誌のいいところだよね。
ここのところのワンピが、すっかりもう今までの伏線回収のためもバックストーリーばかりを、まさに義務とばかりに書き続けている結果、恐ろしいくらいテンポの悪い作品になりさがってしまったのとは大違い。
そういう意味でも、炭治郎の鬼化にどんなオチが待っているのか、楽しみである。
そういえば、カナヲだけでなく善逸や伊之助も、炭治郎の危機に駆けつけてくるのかな?一般の鬼滅隊隊士が「肉の壁」として柱の防衛に駆けつけているところをみると、彼らも無惨との戦いの場にやって来ることになると思うのだけど。
・・・って今更ながら気がついたけど、岩柱と風柱の参戦はまだ?いつ?