うーむ
またもや、見事に、やられました。
日の出祭終了時に、五つ子が風太郎の登場を待っていた教室は、それぞれ別々のものだったんだね。
で、風太郎に、なかば強制的に確実に選ばせることにした。
これ、一花の入れ知恵なのかなぁ。
今回の冒頭をみると、前回の、五月が風太郎に向かって「君だって私の理想なんだよ」と告げて終わった場面から、時間的には連続しているようだから、このときに、五月から風太郎に、姉妹は別々の部屋にいるから、風太郎が選ぶ相手の場所に来てほしい、と提案してきたのだろうね。
なんだか、源氏物語みたいだけどw
で、その風太郎の選択に向けて、五つ子が揃って「最後の祭り」を堪能したのが、今回のお話だった、ということ。
なので、大きく物語が動く、という回ではなく、むしろ「祭りの余韻」を予め先取りしたような展開だった。
もちろん、無堂事件の直後だからってこともあるのだろうけど、五つ子の心は一つ、という感じがひしひしと伝わってくるような描写が積み重なっていくようものだった。
うむ、尊い。
とはいえ、それはあくまでもカウントダウンまでの、最後の「五つ子が五つ子のままでいられた時間」としての幸福な時間にすぎない。
そうして、最後には、五月のナレーションで、それぞれが風太郎を待っている、と告げたところで、次回を待つ。
うーん。
最初に気になったのは、四葉が待つ部屋は、彼女が「休んで」いるはずの保健室っぽかったのだけど、例の担当回扉絵のシーンでは、四葉はキャンプファイアーの場面を背にしていたこと。
これは、四葉が逃げ出したのか、それとも誰かを探しに出たのか。
ともあれ、やはりこの日の出祭終了宣言の前後で、四葉についてはもう一つドラマが待っていることは確定なんだろうな。
今回の五つ子揃っての描写と、今までの四葉の心情描写からすると、誰か一人が風太郎に選ばれて、それがきっかけに「五等分」の関係に亀裂が走るのを、四葉は、やはり嫌うように思うので、なにかしらのアクションを起こしそうな気がする。
だいたい、五人が別々の部屋で待つ、という展開は、風太郎ではなく、五つ子の方からも提案のようだから、すでに、この提案をした時点で、風太郎の選択の自由を奪っているようにも思えるから。
なので、四葉には、もう一回、それこそキャンプファイアーにおいて、ドラマが起こりそうな感じがする。
その一方で、これもまた前回からの直接的な続き、というバイアスもあるのかもしれないけれど、五月の存在感がなんだか増しているように思えたこと。
その代わりに、四葉を除く三姉妹の存在感が、同レベルのものになった感じがする。
特に、三玖なんて、もう二乃と同じ枠?というくらいの存在感になってしまったようにも思える。よくも悪くも達観してしまっている感じ。一花や二乃と同じように、もう風太郎に絶対の信頼感を寄せてしまっていて、なにが起ころうが、自分の気持ちはもう決まっている、というくらいの、超・安定感。
問題は、この安定感が、いい方に転ぶのか、わるい方に転ぶのか?
その点、まだ恋の伸びしろがある、という点では、四葉や五月に、物語のリソースをこれからさく余地が残っているように思えてならないんだよね。
個人的には、特に五つ子の誰かに特に思い入れがあるわけではなく、むしろ「この中の誰が犯人=花嫁か?」というノリで楽しんでいる方なので、これまでの日の出祭編の流れを見ると、四葉と五月の末脚に期待したくはなってしまう感じ。
そう思うと、前回、五月が、無堂事件を通じて、彼女の抱える様々な問題に一通り、周りも認める形で決着を見たのに対して、四葉の場合は、あくまでも彼女の中で勝手に決着がついたように思っているだけにすぎないのは、やっぱり五月と四葉の間での、大きな違いだよね。
といっても、それも五月編が終わって初めて抱く感想なのだけど。
その意味でも、四葉にはまだドラマが残っている。
あと、前回の最後で、五月が五月の姿のままで、風太郎に丁寧語をやめて、タメ口で語りかけたわけだけど、あの口調って、風太郎からすると、やっぱり零奈(=6年前の四葉)のものと感じたんじゃないのかな。
とすると、風太郎が、四葉のキスを零奈との妄想キスと勘違いしていたことにも、もしかしたら気がつくんじゃないかな、とね。なにしろ、この二日間あまりの間で、風太郎はキス・マスターになってしまったわけだからw
ということで、風太郎からすれば、誰か一人を選ぶためにも、はっきりさせなくちゃいけないことがある、と行動を起こしてくるのかもしれない。
その意味では、風太郎の3日間の心理の変化がわかりにくいので、そこも、一回、通しで見直す場面があるのかもしれない。
あと、これは完全に個人的に気になっているだけのことだけど、竹林、本当にあれで終わりなのかな?
このタイミングで竹林が再登場したのって、風太郎に京都で会った少女=四葉が、どれだけ風太郎に大きな変化をもたらしたかを、それこそ、外側からの視点で思い出させるためのものだったのだろうし。
なにより、竹林自身は、風太郎を変えた京都の少女が四葉であることを突き止めているから。
なので、竹林がそのことを風太郎に黙っているとも思えない。少なくとも、風太郎にヒントくらいは与えているのではないか。
だから、ポイントは、風太郎が、四葉が6年前に京都で会って誓いを交わした少女である事実に、この日の出祭期間中に、というよりも、竹林と再会したことで、気づいたかどうかにあるように思える。
だって、この四葉との誓いの話って、それこそ実父との対決以上に、この物語の終幕にあたって、避けることのできない出来事だと思うのだよね。
だから、その話を、この日の出祭編に盛り込んでくるのかどうか。
次回以降、気になるのはそこかな。
だって、風太郎が誰か一人を選んだら、その時点で、実質的にこの物語は終わりのはずだから。
まさか、本気で五つ子同士の間での奪い合いを描いたりはしないよね?
いや、それはそれで見てみたい気もするけれどw
またもや、見事に、やられました。
日の出祭終了時に、五つ子が風太郎の登場を待っていた教室は、それぞれ別々のものだったんだね。
で、風太郎に、なかば強制的に確実に選ばせることにした。
これ、一花の入れ知恵なのかなぁ。
今回の冒頭をみると、前回の、五月が風太郎に向かって「君だって私の理想なんだよ」と告げて終わった場面から、時間的には連続しているようだから、このときに、五月から風太郎に、姉妹は別々の部屋にいるから、風太郎が選ぶ相手の場所に来てほしい、と提案してきたのだろうね。
なんだか、源氏物語みたいだけどw
で、その風太郎の選択に向けて、五つ子が揃って「最後の祭り」を堪能したのが、今回のお話だった、ということ。
なので、大きく物語が動く、という回ではなく、むしろ「祭りの余韻」を予め先取りしたような展開だった。
もちろん、無堂事件の直後だからってこともあるのだろうけど、五つ子の心は一つ、という感じがひしひしと伝わってくるような描写が積み重なっていくようものだった。
うむ、尊い。
とはいえ、それはあくまでもカウントダウンまでの、最後の「五つ子が五つ子のままでいられた時間」としての幸福な時間にすぎない。
そうして、最後には、五月のナレーションで、それぞれが風太郎を待っている、と告げたところで、次回を待つ。
うーん。
最初に気になったのは、四葉が待つ部屋は、彼女が「休んで」いるはずの保健室っぽかったのだけど、例の担当回扉絵のシーンでは、四葉はキャンプファイアーの場面を背にしていたこと。
これは、四葉が逃げ出したのか、それとも誰かを探しに出たのか。
ともあれ、やはりこの日の出祭終了宣言の前後で、四葉についてはもう一つドラマが待っていることは確定なんだろうな。
今回の五つ子揃っての描写と、今までの四葉の心情描写からすると、誰か一人が風太郎に選ばれて、それがきっかけに「五等分」の関係に亀裂が走るのを、四葉は、やはり嫌うように思うので、なにかしらのアクションを起こしそうな気がする。
だいたい、五人が別々の部屋で待つ、という展開は、風太郎ではなく、五つ子の方からも提案のようだから、すでに、この提案をした時点で、風太郎の選択の自由を奪っているようにも思えるから。
なので、四葉には、もう一回、それこそキャンプファイアーにおいて、ドラマが起こりそうな感じがする。
その一方で、これもまた前回からの直接的な続き、というバイアスもあるのかもしれないけれど、五月の存在感がなんだか増しているように思えたこと。
その代わりに、四葉を除く三姉妹の存在感が、同レベルのものになった感じがする。
特に、三玖なんて、もう二乃と同じ枠?というくらいの存在感になってしまったようにも思える。よくも悪くも達観してしまっている感じ。一花や二乃と同じように、もう風太郎に絶対の信頼感を寄せてしまっていて、なにが起ころうが、自分の気持ちはもう決まっている、というくらいの、超・安定感。
問題は、この安定感が、いい方に転ぶのか、わるい方に転ぶのか?
その点、まだ恋の伸びしろがある、という点では、四葉や五月に、物語のリソースをこれからさく余地が残っているように思えてならないんだよね。
個人的には、特に五つ子の誰かに特に思い入れがあるわけではなく、むしろ「この中の誰が犯人=花嫁か?」というノリで楽しんでいる方なので、これまでの日の出祭編の流れを見ると、四葉と五月の末脚に期待したくはなってしまう感じ。
そう思うと、前回、五月が、無堂事件を通じて、彼女の抱える様々な問題に一通り、周りも認める形で決着を見たのに対して、四葉の場合は、あくまでも彼女の中で勝手に決着がついたように思っているだけにすぎないのは、やっぱり五月と四葉の間での、大きな違いだよね。
といっても、それも五月編が終わって初めて抱く感想なのだけど。
その意味でも、四葉にはまだドラマが残っている。
あと、前回の最後で、五月が五月の姿のままで、風太郎に丁寧語をやめて、タメ口で語りかけたわけだけど、あの口調って、風太郎からすると、やっぱり零奈(=6年前の四葉)のものと感じたんじゃないのかな。
とすると、風太郎が、四葉のキスを零奈との妄想キスと勘違いしていたことにも、もしかしたら気がつくんじゃないかな、とね。なにしろ、この二日間あまりの間で、風太郎はキス・マスターになってしまったわけだからw
ということで、風太郎からすれば、誰か一人を選ぶためにも、はっきりさせなくちゃいけないことがある、と行動を起こしてくるのかもしれない。
その意味では、風太郎の3日間の心理の変化がわかりにくいので、そこも、一回、通しで見直す場面があるのかもしれない。
あと、これは完全に個人的に気になっているだけのことだけど、竹林、本当にあれで終わりなのかな?
このタイミングで竹林が再登場したのって、風太郎に京都で会った少女=四葉が、どれだけ風太郎に大きな変化をもたらしたかを、それこそ、外側からの視点で思い出させるためのものだったのだろうし。
なにより、竹林自身は、風太郎を変えた京都の少女が四葉であることを突き止めているから。
なので、竹林がそのことを風太郎に黙っているとも思えない。少なくとも、風太郎にヒントくらいは与えているのではないか。
だから、ポイントは、風太郎が、四葉が6年前に京都で会って誓いを交わした少女である事実に、この日の出祭期間中に、というよりも、竹林と再会したことで、気づいたかどうかにあるように思える。
だって、この四葉との誓いの話って、それこそ実父との対決以上に、この物語の終幕にあたって、避けることのできない出来事だと思うのだよね。
だから、その話を、この日の出祭編に盛り込んでくるのかどうか。
次回以降、気になるのはそこかな。
だって、風太郎が誰か一人を選んだら、その時点で、実質的にこの物語は終わりのはずだから。
まさか、本気で五つ子同士の間での奪い合いを描いたりはしないよね?
いや、それはそれで見てみたい気もするけれどw