1話と2話をまとめてみたけど、これはかなり面白いんじゃない?
もちろんまだ序章なので、これからいろいろと細かい設定話やキャラのバックストーリーとかが小出しにされつつ明らかになっていくのだろうし、その分、だんだん体感時間が鈍くなっていくかもしれないのだけれど。
でも、とりあえず、1話と2話のつかみはいいと思うよ。
タイトルどおり、
1話で、メノウの紹介を通じて、処刑人とはなにか、を示して
2話で、アカリの紹介を通じて、迷い人がどのような存在か、を示している。
基本に則った対比的な主人公キャラ2人の紹介で。
同時に、かき回し役になるであろう主要なバイプレーヤーとして
モモ
アーシュナ王女
オーウェル大司教
フレア導師
の4人もさらっと紹介しているのだから。
いや、この流れは結構、うまいと思うよ。
それに、あとは、この世界の基本設定である「魔導」や「導力」についても、きちんとキャラに簡単に説明させているし。
まぁ、1話で召喚された少年が殺害されるというのはちょっとショックだし、
その彼が、作中でも、処刑人の目をそらすために、本命?の召喚者であるアカリとともに召喚されたデコイ的存在だった、というのも、なるほどね~、とは思う。
なろうや異世界ものの逆張り、とかいわれているみたいだけど、単純に、異世界召喚ものが一通りやり尽くされてしまって、その分、読者の方にも「ああ、あれか」というレファランスが十分ストックされた状況だからこそできた「逆張り」だとは思う。
なので、成功は、ひとえにタイミングが良かった、なんだろうな。
一応、『Darker Than Black』が雛形にあるみたいだけれど、DTBにしても、ヒーローものが飽和してきたところででてきたアンチ・ヒーローものだったしね。
『Blood C』とかもあの頃じゃなかったっけ?
そういう意味で、ジャンルの成熟から生じるアンチ・ヒーローものの亜種のひとつなんだろうね。
なので、そうした「驚きの逆張り」に一通り読者や視聴者が慣れてしまったところからが作者の腕の見せ所だろうな。
そういう意味では、メノウがアカリを連れ回す姿は、そのまま、DTBで黒(ヘイ)が銀を連れ回していた姿と並行的すぎるのが、ちょっと気になる。
DTBの公式wに従うなら、銀を黒が庇護しながら逃避行しなければならなくなる理由を探ることが、そのまま黒たちDTBの世界の謎の秘密に迫ることにつながっていたから、アカリとの逃避行を通じてメノウは世界の謎に迫るのだろうな。
あと、黒自身も自分の能力の由来や源泉に行き当たっていたので、同様に、メノウも自分の由来に気づくのだろうね。
もっとも、第1話の冒頭で、メノウ自身、日本の女子高生?がこの世界に召喚されたものであることを匂わせているので、
メノウ自身が、その曖昧な、消去された記憶を取り戻す過程が描かれたあと、
メノウにも、日本からの召喚者である以上、彼女特有の「概念」に気づくことになるんじゃないの?
そして、それが、アカリのもつ「回帰」の概念と対になる、あるいは、対消滅の対象になるような概念じゃないのかな、とも思ったり。
そういう意味では、殺そうとした人物がメノウだったからアカリは生き返ってしまって、メノウ以外の人が殺していたら、実は普通に死んでいたんじゃないのかな、とも思ってしまうw
そこも盛大なミスリーディングだったんじゃないかな、って。
まぁ、DTBの公式に従えば、そういう「ちょっとした初期条件のズレ」がもっともらしく仕込まれていても全然驚かないw
ともあれ、こんな具合にあれこれ先の展開を想像できるのは面白いので、これは続きが楽しみだな。
ただ、そんな風にあれこれ仕込まれていると、多分、これ、1クールでは肝心な「中締め」的なところにすらたどり着けないような気がするので、最低でも2クールはやってほしいところ。
でも、それくらいの中身はあるように思えたけど、どうだろう?
もちろんまだ序章なので、これからいろいろと細かい設定話やキャラのバックストーリーとかが小出しにされつつ明らかになっていくのだろうし、その分、だんだん体感時間が鈍くなっていくかもしれないのだけれど。
でも、とりあえず、1話と2話のつかみはいいと思うよ。
タイトルどおり、
1話で、メノウの紹介を通じて、処刑人とはなにか、を示して
2話で、アカリの紹介を通じて、迷い人がどのような存在か、を示している。
基本に則った対比的な主人公キャラ2人の紹介で。
同時に、かき回し役になるであろう主要なバイプレーヤーとして
モモ
アーシュナ王女
オーウェル大司教
フレア導師
の4人もさらっと紹介しているのだから。
いや、この流れは結構、うまいと思うよ。
それに、あとは、この世界の基本設定である「魔導」や「導力」についても、きちんとキャラに簡単に説明させているし。
まぁ、1話で召喚された少年が殺害されるというのはちょっとショックだし、
その彼が、作中でも、処刑人の目をそらすために、本命?の召喚者であるアカリとともに召喚されたデコイ的存在だった、というのも、なるほどね~、とは思う。
なろうや異世界ものの逆張り、とかいわれているみたいだけど、単純に、異世界召喚ものが一通りやり尽くされてしまって、その分、読者の方にも「ああ、あれか」というレファランスが十分ストックされた状況だからこそできた「逆張り」だとは思う。
なので、成功は、ひとえにタイミングが良かった、なんだろうな。
一応、『Darker Than Black』が雛形にあるみたいだけれど、DTBにしても、ヒーローものが飽和してきたところででてきたアンチ・ヒーローものだったしね。
『Blood C』とかもあの頃じゃなかったっけ?
そういう意味で、ジャンルの成熟から生じるアンチ・ヒーローものの亜種のひとつなんだろうね。
なので、そうした「驚きの逆張り」に一通り読者や視聴者が慣れてしまったところからが作者の腕の見せ所だろうな。
そういう意味では、メノウがアカリを連れ回す姿は、そのまま、DTBで黒(ヘイ)が銀を連れ回していた姿と並行的すぎるのが、ちょっと気になる。
DTBの公式wに従うなら、銀を黒が庇護しながら逃避行しなければならなくなる理由を探ることが、そのまま黒たちDTBの世界の謎の秘密に迫ることにつながっていたから、アカリとの逃避行を通じてメノウは世界の謎に迫るのだろうな。
あと、黒自身も自分の能力の由来や源泉に行き当たっていたので、同様に、メノウも自分の由来に気づくのだろうね。
もっとも、第1話の冒頭で、メノウ自身、日本の女子高生?がこの世界に召喚されたものであることを匂わせているので、
メノウ自身が、その曖昧な、消去された記憶を取り戻す過程が描かれたあと、
メノウにも、日本からの召喚者である以上、彼女特有の「概念」に気づくことになるんじゃないの?
そして、それが、アカリのもつ「回帰」の概念と対になる、あるいは、対消滅の対象になるような概念じゃないのかな、とも思ったり。
そういう意味では、殺そうとした人物がメノウだったからアカリは生き返ってしまって、メノウ以外の人が殺していたら、実は普通に死んでいたんじゃないのかな、とも思ってしまうw
そこも盛大なミスリーディングだったんじゃないかな、って。
まぁ、DTBの公式に従えば、そういう「ちょっとした初期条件のズレ」がもっともらしく仕込まれていても全然驚かないw
ともあれ、こんな具合にあれこれ先の展開を想像できるのは面白いので、これは続きが楽しみだな。
ただ、そんな風にあれこれ仕込まれていると、多分、これ、1クールでは肝心な「中締め」的なところにすらたどり着けないような気がするので、最低でも2クールはやってほしいところ。
でも、それくらいの中身はあるように思えたけど、どうだろう?