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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変 第31話 『宵祭り』 感想: 究極メカ丸絶対形態wがエヴァとグレンラガンのパロディであり過ぎた件w

2023-09-08 12:27:36 | 呪術廻戦
今回はとにかくそれに尽きるよね。

メカ丸の動きが完全にトリガーのグレンラガンだった。

エヴァといい、グレンラガンといい、究極メカ丸絶対形態wをアニメで動かそうとした瞬間、過去のロボアニメのパロディになってしまい、物語の展開そっちのけで、そのパロディの完成度のほうが気になってしまうという。

これはこれで問題だよね、主には作り手たちの。

もう少し違うやり方もあっただろうに。

その結果、与幸吉の必死さが劣後して伝わらなくなってしまった。

真人vsメカ丸戦のあとに続く、ハロウィーンのさなかの渋谷にしても、いかにもアニメ好きが考える、コスプレハロウィーンの渋谷が描かれた結果、これから起こる渋谷事変が抱えるヒリヒリ感が皆無になってしまった。

なんていうか、あまりにも渋谷のスクランブル交差点の描き方が書き割りすぎて。

ちょっとこれはこれで問題だと思ってきた。

『チェンソーマン』のときの、これ、邦画調でいきます!ってのもだいぶ問題だったけど、今回のメカ丸と渋谷の描写に見られる、世の中に流れてるイメージをパクっていい感じにパロディにします!ってのも大概だよな。

本質的にカラーにせざるを得ないアニメで、いかにして原作のモノトーンに込められた怪奇性を表現するのか、そちらの方に力を注いでほしいのだけど。

いや、こちらも渋谷事変の顛末をすでに原作を読んで知っているから、ということもあるかもしれないけれど、それにしたってパロディ多すぎだと思う。

たとえ、原作がパロディやオマージュだらけだとしても、ね。

そういう意味では、究極メカ丸絶対形態については、エヴァはぎりぎりありだけど、グレンラガンはやりすぎだと思う。

ていうか、トリガーってトリガー臭が強すぎて、なにもかも元気熱血ものみたいな絵にしてしまうから、およそ怪奇譚に似合わない。

それくらいは演出する側でちゃんとコントロールしてほしかった。

トリガーはトリガーオリジナルで、そういう熱血モードの話を作ればいいんだよ、実力も癖もあるのだから。

要するに、全盛期のシャフトが、あのシャフト絵で今の呪術廻戦をつくったらドン引きでしょ?

それと同じことをトリガーはやってしまった、ってこと。

動きと絵柄は別物であるべきなんだよ。
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