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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld 第20話『夜空の剣』感想: あれ、なんだかユージオと元気玉のおかげで勝ちを拾ったような感じなんだけど…

2020-08-30 01:34:18 | SAO/AW
あれれ、原作もこんな感じだったっけ?

戦闘シーン、ムダに長いし。

ずっと空中に浮いて剣技?を出しているから、せっかく久しぶりの二刀流スターバーストストリームを出しても、全然、タメがないし。

しかも、相手のガブリエルがなんか幽体のようなエネルギー体になっているから、切り刻んでも全然手応えないし。。。

えーと、どうしてこうなった???

挙句の果てに、ユージオが実体として出すぎじゃない?

これじゃ、全然、キリトが倒した!って爽快感がないじゃない。

しかも、よくわからないうちに元気玉みたいに「オラに力をくれー!」ってなってるし。

あれれ???

こんなだったっけか、原作?

さすがにイメージが違いすぎるのだけど、これはやっぱり監督の解釈が昔のアニメのイメージに引きずられすぎじゃないのかな?

さすがに擁護できない残念さ・・・な気がする。

しかも、最後の、最果ての祭壇の情景にしても、なんだかフェアリーダンス編の最後のような感じになっているし。

いや、別にアインクラッドとか、SAOの以前の場面のオマージュでもいいんだけどさ。

さすがに唐突かなぁ。


それにしても、改めてアスナだけ残ったところを見ると、やっぱりちょっとひくなぁ。

まぁ、アスナってヤンデレ属性があるから、アリスをリアルワールドに届けて自分は残る、というのはよくわかるのだけどw

でもさぁ、結局、キリトって、このアンダーワールドでシノンとリーファに会っていないじゃない。

いや、あの元気玉のシーンを見れば、夜空になった時点で、どうやらシノンはそれがキリトによるもので、ということはキリトは目覚めたんだ!って察したみたいなんだけど。

でもさ、それ、さすがにわかりにくすぎじゃない?

あんなになんだかよくわからない戦闘シーンに尺や作画リソースを割くくらいなら、シノンとかリーファとかの交信があったかのような描写があってもいいじゃない。

だって、シノンはまだしも、リーファなんてアスナにすら会ってないんだよ?

あんまりじゃないか?

かわりに全部ユージオがもっていっちゃうのだから。

あれほどまでに、ユージオの姿を映像化して表現するのなら、あんな背後霊とかスタンドみたいな存在ではなく、いっそのこと、ちゃんとユージオを復活させて、キリトとユージオの二人でタッグを組んでガブリエルに立ち向かう、という方がよかったんじゃないのかな。

そうでないなら、あくまでも青薔薇の剣にユージオの意志なり魂なりが乗り移っているというぐらいの描写にとどめたほうが良かった気がする。

だって、全然、キリトが勝った気がしないから。

とにかくこのWoU編はさ、ついこの間までずっとキリトが寝たきりになっていたようなもので、そこから復活して、ガブリエルを倒す、というところで、カタルシスを得なければ、何のためにここまで待っていたんだよ!ってことになるじゃない。

で、そのカタルシスが全然ないんだよ。

いや、戦闘シーンはとにかく凄いのはわかったよ。

でもさ、あくまでもキリトもガブリエルもこの世界ではアバターとして存在しているのだから、その制約にはこだわってほしかったなぁ。

だって、キリトの強みは「剣技」なんだから。

それを限界値ギリギリまで使って相手を倒す、というところにカタルシスがあるのだから。

ホント、せっかくのスターバーストストリームが使い損じゃないか!

心意ってのは、オカルトの力ではなくて、何かの道を極めた先にある「極意」のはずだから。

だとすれば、表現としては、どうしても突破できないガブリエルのガードを、最後の意志で突破した、という表現でないとおかしいはずなんだよ。

意志の主体はあくまでもキリト。

だからユージオが登場するにしても、キリトの意志が挫けそうになったところをあくまでも後方から心理的に支える、というのでないとおかしいんだよ。


というわけで、なんか期待してイメージとは全然違ったできになってしまった。

これはさすがに残念。

スターバーストストリームのカタルシスを返してくれ!
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