ウイグル人は前述のようにイスラム教徒なので「アッサーラーム・アレイクム=今日は=原意は平和があなたにありますように」という挨拶言葉が通じるのではないかと思っていましたが、その通りでした。
私の数少ないイスラム教圏の経験によればすべてそうでした。エジプトが最初の経験でした。シリア、レバノン、ヨルダンでは「マルハバ(トルコ語からのようでトルコではメルハバ)(この地域は20世紀初頭までオスマントルコ帝国の支配地でした)」が一般的のようですがこの「アッサラーム・アレイクム」も通用しました。中央アジアのウズベキスタンなどの国々でもそうでした。この中央アジアの国々では別の挨拶言葉もあるのですがこの「アッサラーム・アレイクム」は独特の意味合いもあるようでこのコトバをかけると必ずといっていいほど握手を求めてきました。何か同志的意味合いもあるのではないかとも思いました。中国のウイグル人にも別の挨拶言葉があるようで、それは以前紹介したホータンの現地ガイドのジェレトさんに教えてもらいましたが忘れました。どうもそれのほうが日常的のようでした。
何はともあれ、イスラム教、アラビア語の世界的広がりをこの「アッサラーム・アレイクム」で感じました。
現代中国政府とこの新疆ウイグル自治区の関係についてはインタネット上の百科辞典ウイキペディアの以下の二つの年代記を紹介しておきます。
冷戦時代後
1997 年- 独立派による大規模な暴動や爆弾テロが発生。
1999年5月、国家分裂罪で10人が死刑に。
写真は最も新疆的といわれるカシュガルの旧市街地です。カシュガルについては11月25日を参照してください。