サマランカ大学の構内の案内所のようなところでふと見かけたのが写真の遺物です。文様から見てケルト人の遺物ではないかと思い尋ねるとそうだという答えが返ってきました。
ケルト人とは古代ヨーロッパの中部に住み、ケルト語を使用した人々。前3千年紀~前2千年紀にケルト文化(オーストリアのハルシュタットが有名)を形成。その後西ヨーロッパに移住。というのが辞書的理解ですが、難しくなるのでヨーロッパ先住民族と簡単に理解しておきます。そのケルト人がピレネー山脈を越えイベリア半島に入ってきたのが紀元前900年頃だとされています。彼らは先住民であるイベリア人と混血して現在のスペイン人の原型が形成されたとされています。ということでスペイン北部ではケルト人の遺跡、文化の名残が残っています。