この水道橋の建設について伝説が残されています。2000年前少女が井戸からの水運びに疲れ果てて自分の魂を売ってもよいので楽な方法を見つけくださいと悪魔にお願いしました。悪魔は夜中に水道橋を建設しますが、少女は魂を売ったことを後悔して神に許しを請います。神はその願いを聞き届け悪魔を懲らしめますが、水道橋は完成します。
前回紹介したタラゴナにも同じ頃作られた水道橋があります。少し町から遠いので行くことはできませんでしたが、悪魔橋という異名がついています。今でもこのローマ人の土木技術には驚嘆させられますが、当時のこの地の人にはまさに悪魔の仕業としか考えられなかったのでしょう。