私は特にサッカーファンでもないしナショナリストでもなく、世界で活躍する日本(人)の試合に「ニッポン・ニッポン」という応援をテレビなどで見ていると気分が悪くなります。しかし今朝のニュースによれば2010年サッカーWCに出場権を得て南アフリカに行けるということなので2007年10月に見たケープタウンのサッカー場建設中の写真を紹介しておきます。
ケルトといえばアイルランドを思い出します。古代ケルト民族の血や言語を最も良く伝える民族がアイルランド人だとされています。そこで横道に逸れますがアイルランドのケルト的な要素をいくつか紹介してみます。2003年8月の旅行のときのものです。
アイルランドにケルト人が来たのは紀元前三世紀頃とされています。 映画「風とともに去りぬ」でスカーレット・オハラの「タラへ帰ろう」というセリフをご存知ですか。彼女はアイルランド系の人物なのです。そのタラとは「タラの丘」として有名なところで古代ケルト人が最初に作った連合王国の大王タラの名に因んだ丘でアイルランド人の心の故郷です。19世紀にはオコンネルがタラの丘でアイルランド自治を訴える演説会を開きましたが、この集会には100万人ものアイルランド人が集まっています。アイルランド人の民族意識の原点です。写真はきれいに整地されているタラの丘です。