実はこの忠誠広場はガイドブックには記載はありませんし勿論ツアーコースにもありません。この存在を知ったのは、山川出版社の「スペイン・ポルトガル史」(p212 p240)でした。プラド通りにあるということなのでプラド美術館の観光後の自由時間に出かけることにしました。現地ガイドに場所を聞き出かけましたが、方向音痴の私はウロウロするだけです。道端に止まっていたパトロールカーの警察に尋ねました。(写真)私のお粗末な英語のせいもあって警察官も良く分からないようです。そのうち日本語が分かる警察官が来るので少し待てとのことで時間を気にしながら待っていました。スペインの警察官は親切でした。
しばらくして無線で私の英語よりはましというような日本語が聞こえてきました。そこで話しているうちにパトロールの警察官が分かった様で道筋を教えてくれました。そこでようやく見つけたのが前頁の写真というわけです。
ところがこの「忠誠広場」は閉まっていて外からの撮影になりました。周りは全く閑散としていて観光している人は一人もいません。近くで道路掃除をしている人に聞いてもその存在を知らないようです。私のお粗末な英語のせいもありますが、警察官もあまり関心のないところのようです。どうも対ナポレオンの戦いは風化しているような気がしました。