このような重要な文書がここに展示されているとはビックリでした(本物?コピー?)。そう、1910年の「日韓併合条約」です。なお、「併合」といいましたが、韓国では「国権被奪」または「強占」といいます。しかし、この展示の説明の個所を見ると漢字では「合邦調印文」英語では”An Agreement of the Japanese Annexation” と書かれています。
この文章の日付、年月日を見ると、「日」の個所の数字が後から書かれたように見えます。8月16日、「併合条約案」を寺内が李完用に渡しているので、その時に「日」の個所の数字が空白で22日当日に二十二の数字を入れたのではないかと私は思います。なぜか寺内の数字が分かりにくいですが、今ではあまり使用されていない「廿二」のようです。日本側の文書でははっきり見えます。
国辱なのであまり詳しく書きたくないのか、韓国の高等学校の歴史教科書では非常に簡単にしか触れられていません。(2000年日本語版p397)
この条約について韓国側は当初から違法・無効であるとし、日本側は合法であったが今はすでに(already)無効であるという立場です。