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歳(終末期後期高齢者)のジジイの53

回の旅行103ヶ国を100倍楽しんだ話 付録で時々エンディングノート

「韓国」編 日本と韓国48 景福宮キョンポックン2 明成皇后殺害現場2

2011年06月24日 08時18分16秒 | 韓国

 ところが、ガイドブックにも記載されている明成皇后殺害現場を示すようなものは何も見当たりません。昨年(一昨年?)この辺りが改装されたそうでその際どうやらここにあった碑が撤去されたようです。何故ですかね。

 

そこで以前存在していた碑をこのブログに紹介したいと思いその写真を掲載している「観光コースでない韓国」の出版社高文研に連絡したところ、写真撮影は福井理文氏であるので彼に連絡してくださいとのことでした。福井氏に連絡したところ断られました。何故ですかね。私にはよくわかりません。この写真のコピーをこのブログに掲載して福井氏に何らかの損害があり、また私が何らかの金銭的利益を受けるわけでもないのですが。恨み言ですが、私には福井氏は「権利を誇示するために拒否の権利を行使した」としか考えられません.

 

 

そこで小さい写真ですが岩波ジュニア新書「ソウルで学ぼう」に掲載されているのを思い出し岩波書店に連絡したところ幸い快諾していただきました。それがこの写真です。私のコピー機では拡大ができなく(操作がわからない?)このような小さい画面になりました。PCの拡大機能を最大限に操作すれば少し見えてくるので宜しく。「明成皇后殉国崇慕碑」という字が見えます。なお「観光コースでない韓国」では「明成皇后遭難の地」という碑です。昨年(一昨年)まではこの二つの碑があったようです。

 

 もう一度繰り返します。何故この碑が撤去されたのですかね。日帝による明成皇后殺害という歴史的事実を韓国は消したいのですかね。

 この景福宮を紹介する日本語版のリーフレットにも記載がありません。


「韓国」編 日本と韓国47  景福宮キョンポックン1 明成皇后殺害現場1

2011年06月24日 08時11分10秒 | 韓国

ツアー最後の日はソウル2日目で午後3時までの自由時間でした。オプションは北朝鮮が望める統一展望台でした。最初はこのオプションに申し込みました。しかし、予習をしているうちに日本の植民地時代(韓国では日帝時代)に関連する所が意図的に除外されていることに気づきました。そこでオプションをキャンセルして意図的に除外されていると思われる所を回ることにしました。パゴダ(タプコル)公園、景福宮、安重根義士記念館、西大門刑務所歴史館をリストアップしました。そのうちパゴダ公園については前日買い物の時間を利用して訪れたことを421日に紹介済みです。

 

 景福宮は朝鮮王朝をおこした李成桂(太宗)(在位1392年~1408年)が1394年に建てた王宮です。1592年の文禄の役(韓国では壬辰倭乱)で破壊、1865年再建されました。1895年国王の妃、明成皇后(閔妃)がこの宮殿で殺害されました。当時日本とロシアは朝鮮への影響をめぐって互いに対立していました。(結果は日露戦争)その時日本は明成皇后を親ロシアとみなし日本の駐韓公使三浦梧楼の指示を受けた人たちがこの宮殿の坤寧閣に乱入し虐殺しました。

 

 「日韓交流の歴史」は「より深くするために」で以下のように記述しています。

 「明成皇后殺害事件の重要性を学んでほしい。日本の朝鮮侵略は、日露戦争から本格化するが、その前に高宗国王の后を王宮内で殺害するという重大事件を起こしている。この事件は、日本の公使が関与していた点が重要で、さらに実行した人物が全員無罪となったという異常な事実も見逃せない」(p386

 三浦梧楼はその後枢密顧問官、宮中顧問官などの要職に就きます。

 

 その殺害現場に碑があるというのでこの宮殿の敷地内を探しました。ところがこの敷地は広大で方向音痴の私は迷子の状態になりました。キョロキョロしているとある建物の前で家族を案内していたお父さん(またはガイド?)のミョンソン(明成)という言葉が聞こえました。どうやらここがそのようです。坤寧閣という字が見えます。間違いありません。(写真の左上をご覧ください)