1931年9月18日、日本の関東軍は自ら満鉄の柳条湖付近の線路を爆破し、これを中国軍の仕業とする謀略を決行します。謀略の中心人物は関東軍の板垣征四郎高級参謀と石原莞爾作戦参謀でした。これにより日本の中国侵略戦争が始まります。この戦争が「日中15年戦争」の始まりであり「アジア太平戦争」の始まりでもあります。この中国人にとって屈辱的な柳条湖事件(中国では九・一八事件と呼びます)の現場近くにあるのが九・一八歴史博物館です。
写真はカレンダーを9月18日の日付で開いた形をした博物館の入り口です。右側にある黒い塊は日本軍が造った記念碑を抵抗の証として横倒しに引き倒しにしたものです。