前回この峠は1978年完成、1986年一般解放と紹介しましたが、一般解放以前の1982年にNHKのシルクロード撮影隊が世界で始めてこの峠の撮影に成功しました。そのときの様子を「シルクロード第7巻」(p50)で次のように語っています。
「撮影の始まる1年前、首都イスラマバードで長くむずかしい交渉が続いていた。そしてジアウル・ハク大統領への直訴でシルクロード取材班だけは例外的に峠に入ることが許されたのだ」
以下3枚クンジュラブ峠から見た絶景を紹介します。
この「パキスタン」編の最初のころ紹介したように外国からの観光客は極度に少なくなっており1982年以後ある意味でこの国の観光地のメッカとも言うべきこの地にも外国人の姿は見ることはできませんでした。南部パキスタンからの観光客のひとグループに出会っただけでした。
中国新疆ウイグルのカシュガル(最近警察襲撃事件があったところ)からパキスタンのイスラマバードまで世界で一番の高いところを走る国際道路はカラコルムハイウェーと呼ばれていますが、その国境にある峠がク(フkh)ンジュラブ峠です。(6月26日の地図をご覧ください)
なぜか標高は資料によって違い4693m、4700m、4943mといろいろですが、どうやら4943mが正しいようです。古来中国からインドに向かうのはこの道でした。中国からいえばインドに向かう求法僧の道でした。このハイウェーについては再度後記の予定です。
なおカシュガルからクンジュラブ峠に近い中国側のカラクリ湖までについては後日「中国シルクロード編」で紹介の予定です。
完成は1978年ですが一般の旅行者に解放されたのはこの標識の記せられている1986年です。現在もインドはこの峠の領有権を主張しています。
ミチさんありがとうございます。よろしく。
Fengさんコメントありがとうございます。今後ともよろしく。
かねがねこのブログには潤いがないと思っていました。そんな時友人から久保田三千代さんの「憩いのホームページ」を紹介され拝見しました。俳句ありお花ありのでした。私のコンプレックスは爆発しました。
そこで今回は高山に咲く花の写真を撮りたいと思いました。私の29回の旅で初めてのことです。ところが撮ったのはよいのですが、花の名前も分からないし勿論花にまつわる話も全然分かりません。困った挙句一計を案じました。「人の褌で相撲を取る」です。ということはこのブログを読んでいただいた方に花の名前とそれにまつわる話をコメント頂きそれを本文に入れるとことです。ぜひ皆さんコメントを入れてください。お願いします。以下4枚花の写真を入れますのでよろしく。
久保田さんの友人の友人(植物学者)からの命名
「サクラソウ科 プリムラ・SP サクラソウ属
遊牧民母子が休んでいました。さっそく中谷さんが車から降りて話しかけました。どうやら彼女のウルドゥ語が通じたようです。パンジャビー語が母語の彼女たちはパンジャビー地方からやっていたそうです。
このとき気温は13度、私はジープの両サイドがオープンで風に晒され震えていました。