風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

SAVE THE CHILDREN

2006年03月23日 | チンゲル亭
今日の授業。
上から、Tシャツ、ハンガー、手袋、マフラー、帽子を持ち込んで、お店屋さんをしました。

カードを作るゆとりがないので、現物持込です。
「これはいくらですか?」「それはいくらですか」「あれはいくらですか」「違う色はありますか」「同じ色のぼうしはありますか」
今日の出席は、8人。
12月以来始めて出席の子もいました。
久しぶりに来て、やっぱりだめだぁと思わないように、気だけは使ったのですが。。。
店員になったり、お客になったりして楽しく出来たように思います。

Kさんの今日のテーマは、カード作り。
白い紙に、絵とその絵の日本語を書く、そして別のカードに日本語とモンゴル語を書く。
そのセットが出来上がったら、カルタ形式でゲームをする。

子どもたちは、絵を描くのは大好きです。最初、2枚の予定が、どんどん書き上げて、紙、紙と要求してどんどん書いていきます。

私の前に日本語を教えてくださっていた方の残していってくれたカードが良いお手本になって、それと同じに書きました。
幼稚園教師の隊員に、絵の授業はお手本どおりに描くように指導されていると聞いていたので、なるほどと思いました。

しかし、中には、お手本とは違う絵を描いた子もいて、この子はどんな子なんだろう。知りたいと思いました。

なるべくモンゴル語を使わないというのがテーマですが、実際はモンゴル語が話せないわけです。
こんなとき、モンゴル語がちゃんと話せて、興味を持った子どもと話ができたらなぁと、切実に思いました。



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コンテスト

2006年03月22日 | チンゲル亭


オルティンドーの練習がキャンセルになったおかげで、学生の歌謡曲コンテストを聞きに行くことが出来ました。

去年知り合ったばかりの、医学生でオルティンドーの練習をしているエルデンさんが出場するコンテストに誘われました。

今日のコンテストは、デュエットでした。

5時に始まる予定が6時15分にやっと始まりました。
3人の審査員によって、審査されます。
司会が、ペアの名前と在学学校を読み上げ、各組2曲ずつ歌います。
幸い、エルデンさんの出番は4番。
オルティンドーの技を生かして、一部オルティンドーを挿入して男性のパートナーと歌っていました。
彼女の衣装は民族衣装でした。男性はスーツ姿。
彼女は、学生の間で結構人気らしく、拍手や声援がかなりありました。
見物客は、ほとんどが学生のようでした。

今日は、オルティンドーの練習のはずがコンテストに来ていますから、予定の時間が来たら、チョカさんを帰さねばなりません。
エルデンさんの組の後2曲を聞いただけで、帰路に着きました。

コンテストの結果は後日聞くとして、彼女の丸い笑顔が印象的でした。
モンゴルの人の歌声はとても柔らかく優しく響きます。
男女のペアで、歌は意味が分からなくても、胸に心地よく響きました。

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N'COOSH

2006年03月22日 | チンゲル亭
MONGOLIAN LEATHER DOLLS N'COOSH


エンフトゥブシン作のレザークラフト人形の展覧会がありました。

場所は、コスチューム美術館です。

モンゴルの人たちが、一体、一体表情豊かに作られていました。
母子(写真左)、狩をする人、お酒を飲む人、荷車を引く人、汲ヒる人、シャーマン、ハダクを持つ人、たくさんの人形が並んでいます。

これだけたくさんの作品を並べた展覧会は、モンゴルに来て初めてです。

心惹かれる人形たちでした。



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転居決定

2006年03月21日 | チンゲル亭
困った、困った。
チンゲル亭便りの吾妻屋の季節ごとの写真が撮れなくなります。

というのも、長らく親しんだチ○○○テイ地区にあるアパートを引き払うことになりました。

買い物に便利な中心地区に、手ごろな部屋を見つけました。
昨夜、夫と通訳さんとで、夜の環境を見て決めました。
部屋に居るとなぜか心地がよいというのが一番の理由です。
そして、部屋を改装したばかりで、先住の人が居ないのです。
夫が大いに気に入ったのは、バスタブが大きく、ゆっくり足を伸ばして入れるものが設置されているということです。

2ベッドルーム、キッチンとリビングが独立している、ベランダにちゃんとガラス戸の覆いが付いていて、一つは夫の喫煙ルームに、一つは、物置と冬場のチルドルームに使えそうです。

パソコン対応の広い机あり、フロア置きの電気スタンド、大きな鏡、大きなクローゼットタイプの洋服ダンス、そのほかに整理ダンスあり。
きっと、海外生活を経験した大屋さんなのでしょう。
水周りが、新しくタイルがぴかぴかです。
気持ちよく、すごせそうです。

この部屋を見る前に、直ぐ上の階の部屋も不動産新聞で探して見せてもらったのですが、まだ人が住んでいて、モンゴル人好みの内装で色の使い方が派手で落ち着かないものでした。その内容に比べて月に1,000ドルというべらぼうな値段でした。

その一階下ということで、期待をしないで見せてもらったのですが、思わぬめっけもので下。

予算より100ドル以上高い家賃設定でしたが、交渉の結果すんなり言い値の700ドルに決まりました。
契約書はEmailで送るということで、気が付いたら3月31日に引越しになりました。

鍵が心配でしたが、4本すべてこちらに渡してくれるということで、安心です。

  =付帯条件=
双方の理由で部屋を明け渡すときは2週間以内に申告する。
万一、泥棒が入ったときは、お互いの被害については保障しない。
家賃には、家具使用料として、10ドル、共益費、給水、給湯代金を含み、電気、電話代は含まない。
記載のない事項について問題が起こったときは、双方で相談の上決定する。

この最後の、1行は肝心で、これがないとひとたび問題がおきたとき、困ることになるのだそうです。






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吾妻屋

2006年03月20日 | チンゲル亭



1年半、親しんできたチンゲル亭の吾妻屋です。
夏になると、大家さんの一族が夜遅くまで、ここでバーベキューを楽しみ、毎日10時過ぎには隣の階段にある私立保育園の子どもたちが散歩をする。
前回の滞在の時には、レトリバーの花ちゃんが散歩に出てちょっと腰鰍ッたり、カメラを抱えて庭の草や、子どもたちの写真を撮りました。

花ちゃんや甲斐ちゃんを預かって念願の犬の居る生活をほんのちょっとだけ楽しめたのも、この庭のおかげです。

広々として明るくて、安全で、日本語が通じる。

何が不満で、引越しをしたいのか。
ふと、心の中のスイッチが切り替わったのですが。。。

この条件と、買い物に便利な中心街にあるアパートでの生活とどちらが快適なのだろう。

引越しを考えているのが分かったのかと驚くようなタイミングで、突然、便器を取り替えますといってきた。
今週末は予定があるので、来週にしてといったら、踊り場にぼろぼろのダンボールに入った便器をそのまま置きっぱなしである。

カビは、どうするつもりなのかなぁ。
言っても言っても、「ハイ」と返事はするが、なしのつぶて状態には、これがモンゴルと鷹揚に構えて待っている限界に来た。

果たして、モンゴル語の大家と窓の外は他のアパートしか見えないという所で、鍵はきっと全部は渡してくれないだろうというアパートに本気で住むつもりなのか。
やはり、前のところが良かったということになりかねないのも、予想できる。

気にかかっているアパート歯大家と連絡がつかなくて、夫と夜状況をまだ見ることができませんが、その部屋は、どの基準で手を打つことになるのだろうか。
その部屋は、他の部屋にない不思議な落ち着きがあることは確か。夫と見て問題点が見つからなければ、引っ越すのだろうか。

この連絡が取れ次第になるのかなぁ。
それにしても大家と連絡がとりにくいのは、ちょっと心配。

迷え、迷え。きっと、良い展望が有るだろう。




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コーヒーうらない

2006年03月19日 | チンゲル亭
お友だちの友人のトルコ人女性に連れられて、トルコ料理の店に行きました。
イフデルグール~5分ほど歩いて、センターャCントという建物の向かい側でした。
暗い道を、前の人の肩を見ながら歩きましたから、昼間にいけるかなぁとおもいますが、そういえば一回も曲がらなかったから、大丈夫でしょう。

本当は、土曜日に行ったら、葡萄の葉っぱで包んだ特別料理が食べられたのですが、都合の悪い人が多くて、今日になりました。
その、特別料理は、毎日は出さないのだそうです。
シシカバブというのは、トルコ料理だったのですね。

シェフの計らい料理で、楽しく頂きました。
ハーブが良く効いて、塩分控えめだったのがうれしい。
これがオリジナルな味付けなのかは聞きそびれました。
塩分のきついモンゴルのレストランの料理の中にあって、うれしい味でした。

最後にシェフのトルココーヒー占いをしてくれました。

いつかテレビで見たことがありましたが、あの占いはトルココヒーだったのですね。
運ばれてきたコーヒーは粉が沈むまで3分待ってくださいといわれました。
小さなデミタスに入れられたコーヒーは、苦味のない後ろに酸味の隠れているような平板な味でした。
夫の入れるコーヒーが少し濃い目で苦味のあるものだからでしょう。

沈殿している粉を底に残して呑み終えたら、ソーサーで蓋をして、3回水平にまわします。
そして、よーくお皿を押さえて、中身がこぼれないように縦に1回まわします。
そして、ソーサーを下にしたかたちで5分間待ちます。

さて、シェフの登場。
カッブの底や壁に残ったコーヒーの粉のもようで占いをします。
シェフは、目で見るというより、頭の中に有る目で見ているという感じでした。

私の、占いは、いつもいつも考えている。悲しいことがあるけれど未来は開けているということでした。

夫は、田舎に行くと危ない。ソーサーに残った形は、女性が美しい姿で座っているように見えました。
これが何を意味するかは、自分でイメージしなさいということでした。

ソーサーについての私への言葉はありませんでした。
取り立てて何もなかったのか、悪いことがあったのか、分かりません。。。

次々に、それぞれの占いをしてもらって、みんなそれぞれ思い当たる節が有ったりなかったり。。。
日曜の夜のお楽しみでした。
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4月6日組

2006年03月19日 | チンゲル亭
     ウランバートルにあるモンゴル唯一のボーリング場








     商品


               

私たち昨年4月6日UB到着組の、親睦会兼送別会でした。
名幹事の元にボーリングと会食の夕べでした。

ボーリング場は、4レーンありますが、そのうち2レーンは、故障中でした。
一応コンピューター制御で、点数も天井のテレビ画面に自動的に出るようになっています。

ただし、それらがスムーズに動かないため、間延びしたゲーム運びになってしまって、2ゲームのつもりが1ゲームの対戦になりました。
若い頃相当鳴らしたボーラーもいたのですが。
いかんせん、古い施設で、ボールのコントロールが思うように行かないため、皆さん頭を傾げていました。

いろいろな悪条件の元、ゲームを楽しみました。商品も出ました。
私たち夫婦は、くじ引きで当たったペアの相手が良くて、私の組は優勝、夫の組は準優勝でした。
心を込めて選んでいただいた商品は、1位はモンゴルのDVD 2位はモンゴルのCD 3位はモンゴルもようのTshat、ブービー賞は、もんごるのDVD ブービーメーカー賞はフェルトのスリッパでした。

個人の最高点は、10フレームで見事逆転した、私のパートナーでした。
逆転されたのは,夫のパートナーです。

体を動かし、ボールの行方に一喜一憂して、大きな声を上げて、皆さん心地のよい憂さ晴らしが出来たようでした。

ほんとに楽しかった。
幹事さんお疲れ様でした。

1年の任期でこられて間もなく帰国される方も、なにやら別の仕事で舞い戻ってこられると伺って、次回の集まりは、歓迎会になりそうです。

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日本語春祭り

2006年03月18日 | チンゲル亭
          モンゲニ学校 日本語春まつり





日本語とモンゴル語で司会            浴衣とエレキギターと日本語の歌





手作りの舞扇             日本語の歌              傘地蔵  


モンゲニ学校で、日本語春まつりがありました。

SAVE THE CHILDRENで、日本語に携わっている関係で、日本語という言葉に反応して、どんなことをするのか見物に行きました。

場所が分からなくて迷居、遅刻してしまったので、低学年の子どもたちの発表を見逃してしまいました。残念!
写真は、11年生の歌、浴衣を着ての踊り、傘地蔵、お結びコロリン、寸劇入りの歌などを見せてもらいました。
浴衣は、日本大使館に供えてあって、お借りできるそうです。
その他、青年海外協力隊の備品でもある着物を着ている子どもも居ました。

11年生というと、来年は大学生です。
しっかり大人になった顔でお結びコロリンのねずみに扮して、頬にねずみのひげを描いての大奮闘です。
懸命に演技して、しかも日本語でせりふを言うのはさぞ難しかったことでしょう。
赤丸の中にいる指導者の日本語教師は、さぞ大変だったことでしょう。

SAVE THE CHILDRENの子どもたちにも、こんなお祭りをしてやりたいです。
まだまだ、道は遠いけれど。。。

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SAVE THE CHILDREN

2006年03月16日 | チンゲル亭
 SAVE THE CHILDRENに行き始めて、今日で19回にもなりました。
去年の10月6日にスタートし他のですから、お正月を一ヶ月休んだとしても、来週が20回になるということです。

そのうち、一人だったのは最初の4回だけ。
もう14回もKさんとのコンビネーションが続いているのです。
そんなに回を重ねたことになるのか、数えてみて驚きました。

今日の日本語は、「これ、それ、あれ」。
そして、新聞で作る手裏剣。

二人とも自分の担当の準備をするのに精一杯で、お互いを手助けをするゆとりがないのですが、それぞれを一生懸命こなすことによって、一時間の授業を作り上げています。

今日は、日本モンゴルセンターの村上先生が最後のご挨拶にいらっしゃっていました。
来月には帰国し、次の日本語教師とバトンタッチします。

出来上がった手裏剣を外で投げっこしている楽しそうな風景をお得意のカメラに収めてくださいました。
前回いらっしゃったときは、私の授業風景を撮ってくださいました。
今度は、Kさんの指導の様子や子どものうれしそうな動きのある様子を撮って下さいました。

私の「新聞で。。。」という考え方をKさんに理解していただいて、先週から新聞を使って、折り紙を子どもたちに教えて下さっています。
いろいろと頭を悩ませているKさんに感謝。
素人の私が言うのは、はばかられることですが、Kさんもずいぶん教え方が板についてきました。
肩がなだらかになって、笑顔が増えました。

最強のおばさん軍団が間もなく誕生です???

と、自分を励まし励まししている今日この頃。
毎日の綱渡りのようなサバイバル授業に、冷や汗たらたら、今日でおしまいかなぁと自信喪失したり、毎週、心が忙しい。
これって、最後まで続くのかなぁ。。。。。
強気になるとそれと同じ大きさの反動が来るのよね。





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トンガラグ

2006年03月13日 | チンゲル亭
マンチョクさんに今日から、私はトンガラグと呼ばれることになりました。

今日は、日本語の授業の日です。
今日は、家を出て、お店に買い物の実地練習です。
とはいっても、店員さんはモンゴル人ですから、本物の実地練習にはなりませんが、お店の品物を前に、それぞれのフレーズを体感しながら覚えることは、早道のはずですから。

普通の食品のお店は、騒がしいし、何かに気をとられていると懐中が危ないので、静かで広々としている本屋さんにしました。

マンチョクさんは、生き生きとメモをし覚えていきました。
日本語の練習と分かると、学生らしい人が耳をそばだて、日本人らしき人が笑顔を向けてくれました。

一生懸命にしゃべったので、喉が渇きました。
お茶にしましょうと言ったら、マンチョクさんが連れて行ってくれましたた。
その、カフェの名前がトノマルという見せでした。

ひとしきりしゃべり飲んだ後、お店の名前の意味を尋ねました。
しきりに説明するのですが、とうとう分からず、辞書を引きました。
その説明の中に、私の名前の漢字がありました。
それで、彼女はその気になって、「トンガラグ」と私を呼んでもいいですかとたずねました。
言葉の意味は、OKなのですが、音色が好きではないのです。
デモ、ま、いっか。

かしこまって向き合っての授業から、実地に体を動かしての授業にマンチョクさんの気持ちがとてもほぐれて、いい感じになってきましたから。

意味のよさをとって、良しとすることにしました。

            トンガラグさん

こう呼ぶのを聞いて、モンゴル人と日本人の受ける感じはずいぶん違うなぁ。
名前って面白いなぁ。


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