文盲という言葉に、体がものすごく反応しました。
電流と言うほどの鋭さではない水の流れが、体の中に起こりました。
私って文盲に等しいのだわ。
はぁーーーーー。
先日、ロシア学校で体験したことがまた起こらないように、文盲は文盲らしくちゃんと日本語をしゃべろうではないか。
言葉の通じない人に対して怒りのエネルギーだけではなく、普通の感情も、とりあえず日本語で伝えようではないかと、自分で自分を励ましました。
下手に、モンゴル語を使おうとしたり、英語を使おうとしたりは、止めようよ。
まず、日本語
そして、信号を送ったら、落ち着いてモンゴル語。ただし、語彙があれば。
老人力がついたおかげか、居直ったのか、「文盲を認識⇒必死でモンゴル語習得せねば!」と言う図式にならないのが、自分でもおかしい。
=今日の体験=
ドアをノックする音。我が家にアモネしに訪れる人は居ないので、無視。
また、ノック。無視。
三度目ノック。無視。
ドアスコープから覗く。キャップをかぶった若者が居た。
念のため水漏れを確認。OK。何かの警告に来るとしたらそれくらいだから、警告に来たのではないことが分かったので、安心して無視。
とうとう、彼は、ドアのブザーを押した。無視。
また、ブザー。
相手は、あきらめない。洗濯機の音がしているから留守だと思ってないのだろう。
さて、無視を続けるか、どうするか。
もう限界。
ここまで、何度もドアを叩かれて、「どなたですか?」はないよねぇ。
意を決して思い切りよく大きな声で「だれ!?」
相手「もごもご。。。」
もう一度「だれ?!」「もごもご(名前を言ったようですが、ききとれない)」
「ター アンドラソン!(貴方 間違ってます)」
若者、静かに退場。
はぁーーー。よかった!
いいタイミングで、「文盲」ショックを与えてくれたものだ。
NHKさん、ありがとう。
それほど、激しい叩き方ではなかったから、比較的落ち着いていられたけれど、昨日の文盲ショックがなかったら、おろおろうろうろしながら、最後まで居留守を使ったかもしれないなぁ。
今、思うにドア越しの私の「だれ!」は、どの位の勢いに聞こえたのだろう。
私って、結構しぶといかも。