風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

夢青葉1月初練習

2016年01月22日 | 詩吟
松山市民センターに、部屋をお借りして、初めての練習。
どんな部屋か、楽しみにして行きました。

まず、建物にはいると、左手にロビーがあり、飲み物の自動販売機と軽い飲食をしても良いソファーのスペースがあります。

早めに来て、ランチをここで済ませて、お相手がいれば、語らいながら、時間が来るのを待つことがでます。念願のコピー機もあります。


いざ、2階の会議室の鍵を幹事さんと開けて足を踏み入れると、「わぁー」と声が出ました。

20席ほどの椅子と長机がたっぷりとしたゆとりをもって、ロの字に配置してあり、大きな白板と木の壁は、落ち着いた雰囲気です。

大きな窓の三分の一は、大きな木に葉が茂った小さな森が見え、その隣は、高校でした。

気になっていた隣の部屋は、民謡教室。お互いに、声を出すグループですから、大いに安心。
どのくらい声が聞こえるのだろうと、気にしていましたが、私たちも声を出しているので、隣からの声はほとんど聞こえてきませんでした。

今日は、出席は二人なので、それぞれのテーマ吟題をみっちりと練習し、新しい吟題には進みませんでした。それで、十分に声も出すことができました。

① 大山の特に七山の三から七への音の上りについて。
② 段差がりのどこに注意すれば、きれいに下がれるか。そして、最後の音が安定するか。
③ 同じ音が三つ、四つと続くとき、浮力を与えながら、力まないで維持するには。
④ それぞれの、注意点をさらに強化。
⑤ 問題が起こるのは、そこだけが問題なのではなくて、その前に原因があること。
  そこに、注意を払えば、問題解決はとても楽にできること。

いつもと違う練習の展開は、4段受験、師範代昇格を見据えて、基本に立ち返ること、そして、それが、新人のゲストさんに対する練習にもなっていることを実感。

まさに、螺旋。


初めての部屋のせいか、ちょっとした緊張もあり、いつもよりおしゃべりも少なく、集中できました。
集中できたおかげで、上の五つの解決に対するノウハウが瞬間に浮かんできたことは、自分でも驚き。
しっかり書き留めておこう。

お休みの方たちが、それぞれの体調やご家族の都合から解き放たれて、みんなの顔が揃うのは、暖かくなるころでしょう。



青葉教室は、5年余りの間、会員さんのお店を解放していただいて、教室運営をしていました。
家庭的な雰囲気で、のんびりとした空間を提供してくださり、場所確保のわずらわしさから解放されていました。
持前の、おもてなしの気持ちは、ずっと変わらず続いて、良い雰囲気を醸していました。

初めての教室が、この空間のおかげでゆるゆるとスタートして、無理のない成長を遂げられたのは、彼女のおかげです。

新メンバーが加わり、ゲストさんもいらっしゃるようになって、教室のあり方を考える時が来ました。
それと時を同じくして、ご都合で、何回か、お休みしたいとの申し出に、場所を探すことになりました。

それが、今日、松山市民センターへとたどり着いたのです。

気持ちよく使える場所とわかり、ここでお稽古するのはお互いに気楽になると思いました。

彼女が当たり前と思ってきたことから、解放されたら、大変な義務感と責任感を背負っていたことに、始めて気が付くのではないでしょうか。

彼女には、感謝の表しようもない恩恵を受けました。


彼女の避難場所でもあり、生きがいでもあるこのお店ですが、住まいとは離れているため、いずれの日にか、閉じる予定と、はじめからお聞きしていました。
それがいつになっても良しと、覚悟は常にしていました。

閉じるその日まで、使わせていただいてよいのか、予感したその時がよき日なのか。
責任感が強く決めたら、決して譲らない彼女の、満足のいく日と、私たちが甘えすぎないで、進退をわきまえた上での良き日と、そのエックスデーを、決定するには、まだ決め手がありません。

ただ、今日、お稽古をしてみて、とても良い場所なので、逃さず確保しておきたい気持ちも、どんどん膨らんでいます。

さて・・・・・

この件は、予測していたことで、青天の霹靂ではないのが、救いです。
長年続けてきたことに区切りをつけるのは、一抹の寂しさを感じることでしょうが、卒業、進級ととらえれば、先へと大きく羽ばたくための希望の一歩ととらえたら、良いのだと思います。


彼女のご家族の都合がついて、練習に来られた時、顔を合わせて、相談をいたしましょう。

そして、体調を崩している会員さん、焦らず療養して、復活をされることを待っています。


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