風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

足立論語の会

2016年01月07日 | 論語と
今年初めの論語。
恒例の「あらたしき」の朗詠があり、さらに「富士山」もお聞きいただきました。

               あらたしき 万葉集巻2,4516 大伴家持

家持最後の歌。
世の中の人々の幸せを念じる家持の心情はすがすがしい。
「新しい年の初めの、初春の今日降る雪のように、良いことが皆様のもとに、次々と積もり増すように祈ります。」


須藤先生は、「欲を少なくして、足るを知る」を説かれます。
もっと、もっとと思ってしまう自分の思いは、上昇志向とどう落とし前を付けていけばよいのか、いつも、問いかけること。
「心の住処」は、見いだせるのかな。

 今日は初心に戻って、文法学習をしています。
漢詩を読みながら、習慣として身のうちに収まっていることを、改めて、学んでみると、漢詩の奥行を感じ、通り一遍の解釈で済ませて、距離を置いていたことが、少しずつ身に迫ってくる。

わかったつもりになっていることの危険を、感じています。

今年も、良き年となるようものごとを、今までより、丁寧に考えてみよう。


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