風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

五似ん会

2018年11月03日 | 徒然に日々のことを
今年は、下呂温泉で一泊の旅。

この処、体調の優れない一人が参加できないので、四人でのお楽しみ。

三大名湯と呼ばれる下呂温泉を満喫。

名古屋から、単線の特急に乗り、警告の美しい水の流れを眺め、まだ早い紅葉をながめ、1時間半、げろにつきました。

旅館は、床暖房のおかげで、どこにいても心地よい暖かさで、快適でした。
そして、こじんまりした旅館を幹事さんが選んでくれたので、静かで落ち着いた雰囲気で、大人のおだやかな空間を楽しめました。

気の置けない四人旅は、ここちよく、いつもの私のままでいられるので、安心感たっぷり。

長旅の影響もなく、腰は治ったようです。

今年は、吟詩部時代にキャプテンだったさんの活躍ぶりを聞いて、さすが、卒業後の活躍と還暦後の転身とを知っているだけにとうとうやったね!との思いを深めました。

そして、現役時代の、あの雄姿と重なって、私もさながらその時代にいるかのように感じました。

この快挙とさらにこれからも続くであろう牽引者としての彼女をほうふつとさせるものでもありました。

今回の、旅が、収まりの良い感覚をもって、終了したのは、そのためだったのかもしれません。

それぞれが、卒部後選んだそれぞれの道は、70才をして、こんなところに落ち着いたのねぇ!との感慨もありました。

まだまだ、先があるはずの私たちは、この先、どういう変遷をしていくかは、わかりません。

まず、過去を振り返って、懐古物語をする顔ぶれでは無かった私たちが、70才という節目だったのか、それともたまたまだったのかはわかりませんが、この道すがらを、しばし語りあいました。

あの2年間の激しい部活を経験して、60才を期に、再会し、今まで続いてきた五似ん会が、再出発した感を強くしました。

一人関東へ居を定め、他の四人とは、物理的距離はありますが、心理的距離は、ほとんど大差なく、却って近くなってきた気持ちでした。

来週は、また、岡山へと飛んで、懐かしい現役時代にご指導を頂いた二人の先生の連合吟を聞きに行きます。
(10月11日は、岡山大学吟詩部60周年記念大会です。
このニュースは、ローカル局で、報道され、その録画を旅の宿で、見せてもらいました。)

当日の現役生の発表は、午前中で、午後からは、OBたちの吟詠になるそうです。
1時からは、自由に会場に入ることができるようです。

私は、そのOBの教え子ですから、神聖な現役生の周年行事には、立ち会うことができません。
1時に会場へ行って、目指す先生の連合吟を聞かせていただいたら、速やかに、会場を出ようと思います。

吟詩部現役時代は、日々戦いであったのが、時を経て、こんなしっとりとした思いで、気持ちに迫ってくるとは、思いもしなかったことです。

ご指導くださった岡大吟詩部OBのお二人の先生と、その他お世話になった諸先輩に改めて、感謝をお伝えしたいと思いますが、お手を煩わすことはせず、思いだけを会場に残して帰ろうと思います。

その節は、ありがとうございました。
おかげで、今も、ささやかに、吟詩の世界に、身を置いています。

もっとも、二人のうちの一人の先生とは、来年の五似ん会では、会う予定ですけれど。



コメント