風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

第一声

2021年08月11日 | 詩吟
第一声を発する時、いきなり声を上げるのは、体も喉も力が入って、伸びのある声が出にくくなります。
出だしの子音に心を配りながら、さりとて、母音もおろそかにしてはいけないと、技術が上がれば上がるほど、いろんな要素が加わって、これで良しというところがありません。

第一声の工夫を、どうしたらよいか、一緒に考えてみました。

特に、最初の音が、中音からではなく、高音の場合、正に、体を固くしがちです。

ゆったりとした気持ちで、伴奏を聞き、伴奏の最後の「三」の音を耳に響かせながら、第一声の音程を取るのは、慣れるまで時間がかかります。

そして、体と喉の準備も、必要になってきます。

伴奏が進んでいく毎に、緊張するものですが、リラックスするためには、先ず息を吐きます。
そして、ここというタイミングで、少し息を吸いますが、その時、丹田を緊張させます。
丹田に力を入れるとよく言いますが、それでは、力が入りすぎて、体全体に力が入ってしまうように思います。
丹田を意識するとか、丹田を緊張させるとか、いろいろと言い変えてみますが、その人それぞれに感じ方が違うようで、体の様子と声の出具合を良く観察して、その人にとって正しいャCントを観察しています。

今日は、「城山」の高音の出だしを、一緒に取り組みました。
漫然と声を出すのではない、ことさらに詩吟の声を意識すると、高い音は、こわばります。
まず、読むように、出してみましょう。
前にではなく、首の後ろから頭頂部に向かって声を出すように、声を出しましょう。
何回かに一回は、できました。
宿題として、家に持ち帰ることとなりました。
お家で熱心に練習なさる方なので、大丈夫と心配が合い半ば。

うまくいきますように。




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