風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

令和六年関西吟詩初吟交流会

2024年01月21日 | 詩吟
千葉県松戸市小金原市民センターに於いて「初吟交流会」1月21日開催
今年は、初の試みでマイク・伴奏無しの発表会でした。

夢松風会員は三人出場、どちらかというとCD伴奏に不慣れなメンバーの事、
逆に大いなる期待を抱いて臨みました。

期待通り、三人三様の頑張りを見せていました。

今日の吟詠発表で思いがけないことが起こりました。
女性のYさんが、佐藤鷺照先生を彷彿とさせる吟詠をなさいました。
これまで、岡山にいたころでもそのような吟詠が私の前に展開されたことが
無く、あの楚々とした透明な吟詠は、鷺照先生だけのものと思っていました。
ところが、今日の、マイク・伴奏無しの舞台から、聞こえてきました。
驚きと喜びと不思議さとが混ざった複雑な思いでした。

そして、聴衆も静かに聞き入っているようでした。
 
3月の昇段試験に向けて、1年近く前から律詩体力をつける事を考えて、
厳しいのを覚悟ですよと、何度も言いながら練習に励みました。

そんな練習の中から、細すぎる声からの脱出を図り、律詩体力をつけた練習の
甲斐があったのでしょう。
そんな中でも、「鷺照の節調」を思い起こさせる場面は一度もなかったし、
常に練習した私でさえ「鷺照の節調」を思い起こすこともなかったのが、
突然目の前に展開されたのには、驚くしかないことでした。

懇親会の席で、初吟会に初出席の方たちとその指導者が前に呼び出されて、
紹介するシーンがありました。
私は、喜び勇んで、この件を手放しで自慢しました。
Yさん、ありがとう。あなたの頑張りが、鷺照の節調を獲得したのですよ。
私の強い吟詠は、「鷺照の節調」を獲得できませんでした。
「綽」の字を雅号にしたあなただから、詠える節調ですよ。
おめでとう!そして、心からありがとう。

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