練成会後初めての吟友草加で、感想等を聞きながら、「型」について話が及び
ました。
今日の参加者は異口同音に、「型」は大事という。
「型」にのっとって、すべてのことが判断されなければ、自分はどう対処すれば
良いのかわからなくなると新米さんは言う。
先輩たちも、それぞれ、約束事にのっ取って精進してきたのだからと。
そして、きょうの課題は、1年前にすでに習ったものをうっかり今日の吟題と
してしまったので、一番後輩のオリジナルメンバーであるIさんにとってさ
え、たやすいものでした。
いつも型破りな譜を披露して、私を悩ませているIさんが、なおすところの
ない吟詠披露をして、ビジターさんから大拍手でした。
それに続く先輩のビジターさんたちの一吟も、みなさん素晴らしかった。
吟詠草加では、講習後の一吟は、皆さん、習った詩を吟じてダメ出しを受けて
居ます。
それは、ビジターさんたちも同じで、習熟度による吟詠の違いなどもよく
鑑賞し観察できるのです。
今日は、拍手に拍手の連続で、教室が沸き上がったのは初めてのことです。
一吟の後の拍手は、心地よいなぁと思った事でした。
「習い覚えて、しばらく寝かせておいた詩吟は、熟成するのですよ。」と
いつも言っていたことが、実感としてわかった瞬間。
わからん、分からんと言い言いしていたIさんの、開眼の日となりました。
おめでとう!