採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

姫レモン

2014-02-04 | +フルーツ

愛媛のかずさんから柑橘を色々頂きました(かずさん、ありがとうございました!)。

その際、「ヒメレモンも入れましたよ~」というメールが。 

姫レモンって初耳です。
普通のレモンの、小型版かな? と思ってワクワクしていたところ・・・・

 

ヒメレモン

なんと、オレンジ色で、しかもまん丸!
予想外でした。 

(花落ちのところが微かにとんがって、本人はこれでレモンのつもりなのかも☆) 

ヒメレモン

切ってみるとこんな感じ。
種がけっこう沢山入っています。
 

ヒメレモン

ツブツブ(砂じょう)の皮がとても柔らかなので、切っただけでジュースが滴ります。
柔らかいので絞りやすくカスが出ません。


気づいた特徴は・・・

・果実はまん丸。
・花落ちのところがわずかに尖っている。
・果肉と果皮はぴったりくっついていて、みかんのように簡単には剥けない。
・種は細長く、割と多め。
・種の断面は、さほど緑色ではない。
・じょうのうはやや固め。
・砂じょうは柔らかめで果汁たっぷり。
・レモンというだけあって、味は酸っぱく、 そのまま食べるには向かない感じ。
・果皮の白いところは、割と苦味少なめ。

そしてこのヒメレモンの一番の特徴は

果皮のオレンジ色のところが、スパイシーな薫り

かずさん曰く、山椒のような香りとのこと。なるほど・・・。
自分の味覚には自信がないのですが、柑橘の果実というより、柑橘の葉っぱ系の香りがする気がします。(そういえば山椒もミカン科ですね)
バイマックルーの葉っぱのような香り・・・かな?
白いところが苦くないので、表皮を細い千切りにして、色々なものに散らすと変わったアクセントになるように思いました。


調べてみると、ラングプールライムRANGPUR lime や シークワーサー をヒメレモンと呼ぶことがあるようです。

レモンより小さくて、(色はさておき)レモンのように酸っぱくて絞って使うので、本当の名前は外来語でめんどくさいから適当に「ヒメレモン」と名付けちゃったのでしょうか。

(農産物界にありがち・・・。
見知らぬカタカナよりも、分かり易い名前をつけちゃう気持はよく分かりますが、本当の名前があっという間に消えてしまうのが困るんですよね・・・。
マイヤーレモンらしきものが、オレンジレモンという名前で苗木が売られているのを見たことがあります。並記しておいてくれればなあ・・・)

シークワーサーは、画像検索してみると、緑色の若い果実の写真ばかり。
色づいた果実の情報は少なめですが、花落ち部分がわずかに窪んでいるものが多いようです。
あと、種の断面が丸いように見えます。
 

ラングプールライムで画像検索してみると、果実丸っこい形状や色、断面がお花みたいに可愛いところが、シークワーサーより近いかも。
でも花落ちの微かな、つん、としたトンガリはあまり似たものがありません。
(もっとレモンみたいに大きく出っ張っていたり、または柚子みたいに輪っかがあったり、又はシークワーサーみたいに少し凹んでいたり)
これだ!と言い切っていいのかどうか・・。


ラングプールライムは、タンカレー・ラングプールというお酒(ジン)の香り付けに使われているそうです。
(浸出後蒸留してあるのでお酒は無色透明です)
ラングプール・ライム以外にもジュニパー、コリアンダー、ジンジャー、ベイリーフなどで香り付けしているので、飲んだとしてもラングプールライムの味が見極められるかどうか不明ですが・・・。


かずさん、珍しい柑橘をありがとうございました!


愛媛の産直は、訳分かんないくらい柑橘が山盛だそうです。
品種も多すぎて手のつけようがない(?)くらい。
想像するだけでぽーっとしてしまいます。

 

コメント (4)
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