(チョコがけも進んでいますが、まずはピール下準備の記事から)
ピールは皮の厚い柑橘(晩柑)を使うので、3月頃に作るものが多いです。
2月のチョコがけには、瓶詰めしておいた昨シーズンのピールを使います。
こつこつ煮直すのが面倒になってしまって、糖度が十分上がっていなまま瓶詰めしてあるものが多々あります。
こういうピールは、ちゃんとゼリー化していないため、チョコがけ後、時間が経つにつれて乾燥してカチカチになってしまいます。
昨年の失敗をふまえ、今年は瓶を開けたら砂糖や水飴を、「えい!」と足して煮直してから干すことにしました。
(この一鍋を全部いっぺんに食べる訳じゃないし、と勇気をふりしぼり)
今年の方針はこんな感じ。
・表皮つきで作ったピールについては、ナイフまたはゼスターグレーターで表皮を取り除く。
(薄くて柔らかいものについては省略)
・瓶詰めしてあったシロップに、砂糖、水飴を足して煮直す。冷めたとき、表面にどろ~んと厚い膜が出来る感じまで。(半ゼリー化というのかな?)
・煮直す際、ものによってはスパイスを一緒に足してみた。
・煮直す際は、湯煎が安心。
・干す際は、オーブンペーパーにサンドイッチにして、軽く重石をかけてみた(網+お菓子の空き缶程度のごく軽いもの)。
平らに干しあがっていい感じ。(だがビニールに入れる際に曲がったりしてあまり意味なかったか?)
ペーパーでサンドされていると乾きにくいかと思ったが、紙が吸湿してくれるのか、意外と乾きやすい。
・干す際は、あまり干しすぎない。
・干し終わったらビニール袋に入れておく。
ベトベトで扱いづらいが、ここでサラっとこざっぱりしていると、おそらく乾燥がすすんでカチカチになるのでは。
・グラス(糖衣)がけは、先日実験してはみたものの、今年は見送り。
・切る際にはかき餅切り器があったらいいかも・・・と妄想しつつ、手で切った。
■2014チョコがけ用ピール
・マイヤーレモン樽型
輪切りにして表皮をごく薄くナイフで剥き、煮直した。
・ブラッドオレンジ厚い輪切り
表皮を軽くゼスターグレーターでこすり、煮直した。
まずそのまま干し、ある程度乾いたら半分の薄さにスライスして再度干した。
・タンカン輪切り
ペクチン少々を入れて煮直した。
ペクチンを入れるとどうなのか、実験。
・紅甘夏皮
表皮をゼスターグレーターでこすり、フェンネルシードと一緒に煮直した。
・ 甘夏?皮
シナモン、クローブ、カルダモン(全てホール)を入れて煮直した。
・ポンデローサレモン(Bigレモン)皮
香り付け用にレモンの表皮を薄く削ぎ、一緒に煮直した。
・イタリア柑
煮直した。柔らかいため表皮剥きはなし。香り付けもなし。
・レモンピール
表皮をゼスターグレーターでこすり、煮直した。
・お友達作 チェドロ、グレープフルーツ、ベルガモット
冷蔵庫にあったので、軽くあたためてシロップを切り、干した。
・お友達作 グラニュー糖がけ甘夏/夏みかんピール、実験用のグラニュー糖なし甘夏/夏みかんピール
カンペキに仕上がっているので下準備不要。すばらしい。