生ハムの塩漬けの前の晩は、実家に泊まりました。
その際、母がかき餅を作るとのことで、もちつきのお手伝い。
といっても殆ど母と餅つき機がやってくれるので、バットに流し込んだ後に表面をペタペタ均すくらいです。
その後、私は見ていないのですが、おそらく次のような作り方。
固まるまでしばらくおき、薄くスライス。
(固さが丁度いいと、包丁がべたつきません)
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室内(余り乾燥しすぎないところ)に干す。
母の故郷、福井ではヒモでつらね、それを何連もぶら下げて干していたとか。
こちら(実家)で作る際は、量も程々だしザルに並べているようです。
「福井は雪が多くて湿度があって寒くてねえ。でもあの気候がかきもちを干すのには丁度よかったのよねえ」と母の談。
母は雪は大嫌いですが、かき餅には郷愁があるようです。
「ぶら下げてある上は高くて届かないけど、下の方から、子ども達がつついて外して食べたのよ」
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関東だとむしろ乾燥しすぎる傾向があるため、反って割れないように時々裏返したりしながら、カチカチに干しあがったら出来上がり。
どうなったかな、と思っていた頃、手編みベスト(ダンナサマ用)と一緒に出来上がったかきもちを送ってくれました。
■かき餅焼き方
(1)電子レンジのお皿にキッチンペーパーを敷く。(油がお皿につくのを防ぐため)
(2)かき餅の四辺(特に四隅)に指で油を塗る。
(3)お皿の周辺部にかき餅を6~8個、隙間をあけて並べる。
(4)電子レンジ(うちのは600W)で、ガラス窓から覗きながら加熱。
適当な頃合いで裏返し、膨らまなくなるまで加熱。(必ず見張っていること。数十秒で出来上がってしまいます)
加熱しすぎると中心から焦げてきます。
(5)まだ湿気が残っているので、トースターの弱火モード、もしくは扉を開けた状態で数分加熱。うっすら色づき、すっかり乾くまで。
缶などに保存。
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ところで、今朝はものすごい冷え込みでした。
北側のベランダに、塩抜きに使った水がまだ置いてあるのですが、今朝見たら・・・
厚さ1cm強の氷がびっしり張っていました。 |
■参考情報
かき餅作りは、ものすごく大規模にやっている個人の方も多いようです。
六畳間一面に干してあったりして、楽しそう!大量加工が好きな私には魅惑の光景です。
かき餅切り器なんてものもあったりして。
いいなあ。私もいっぱい作りたいわ。
(1)かきもち作りブログ(山口県の方)
もちつき、乾燥など各工程が記事になっていて参考になります。
(2)かきもち作りブログ
(3)10畳間一面にサイの目切りのあられを干す様子
(4)かきもち作りブログ
かんなのような簡易かき餅スライサーもあるようです。
(5)販売用のかき餅
天井からびっしりぶら下がった様子は壮観です。ぶら下げると、平置きするより収納力はありますよね。
(6)かき餅作り動画(兵庫県)
(7)7色のかき餅
ゆず、黒豆、エビ、梅しそ、のり、紫いも、かぼちゃ、と天然で7色をつくっているとか。
兵庫県。廃校の小学校に吊して干しているそうです。