採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

かき餅(母作)と焼き方

2014-02-06 | +野菜系保存食

生ハムの塩漬けの前の晩は、実家に泊まりました。
その際、母がかき餅を作るとのことで、もちつきのお手伝い。

といっても殆ど母と餅つき機がやってくれるので、バットに流し込んだ後に表面をペタペタ均すくらいです。


その後、私は見ていないのですが、おそらく次のような作り方。

固まるまでしばらくおき、薄くスライス。
(固さが丁度いいと、包丁がべたつきません)

室内(余り乾燥しすぎないところ)に干す。
母の故郷、福井ではヒモでつらね、それを何連もぶら下げて干していたとか。
こちら(実家)で作る際は、量も程々だしザルに並べているようです。
「福井は雪が多くて湿度があって寒くてねえ。でもあの気候がかきもちを干すのには丁度よかったのよねえ」と母の談。
母は雪は大嫌いですが、かき餅には郷愁があるようです。
「ぶら下げてある上は高くて届かないけど、下の方から、子ども達がつついて外して食べたのよ」

関東だとむしろ乾燥しすぎる傾向があるため、反って割れないように時々裏返したりしながら、カチカチに干しあがったら出来上がり。

どうなったかな、と思っていた頃、手編みベスト(ダンナサマ用)と一緒に出来上がったかきもちを送ってくれました。
 

母作かきもち

緑色のは青のり、胡麻、里芋入り。
ベージュ色の方は海老、胡麻、里芋、長芋入り。

隙間があいているのは、既に食べてしまったから。 

母作かきもち

かき餅は、油で揚げるのが伝統的ですが、電子レンジでもよく膨らみます。
ただし、電子レンジだと、真ん中はよくふくれるのですが、周辺がカチカチのまま残ることがあります。

←このカドのところ。
カチカチの部分は歯が折れそうな固さです。
なので、一旦電子レンジにかけた後に油で揚げるという方法もあります。 

母作かきもち

何とか揚げずに済ませる方法は・・・・と、今回ふと思いついて試した方法は、かなり有効です。
全体がふんわか膨らみました。

どうするかというと、周辺(特に四隅)に、指で薄~く油を塗るというもの。
結構効果的ですよ☆ 


■かき餅焼き方
(1)電子レンジのお皿にキッチンペーパーを敷く。(油がお皿につくのを防ぐため)

(2)かき餅の四辺(特に四隅)に指で油を塗る。

(3)お皿の周辺部にかき餅を6~8個、隙間をあけて並べる。

(4)電子レンジ(うちのは600W)で、ガラス窓から覗きながら加熱。
 適当な頃合いで裏返し、膨らまなくなるまで加熱。(必ず見張っていること。数十秒で出来上がってしまいます)
 加熱しすぎると中心から焦げてきます。

(5)まだ湿気が残っているので、トースターの弱火モード、もしくは扉を開けた状態で数分加熱。うっすら色づき、すっかり乾くまで。
缶などに保存。

===

ところで、今朝はものすごい冷え込みでした。
北側のベランダに、塩抜きに使った水がまだ置いてあるのですが、今朝見たら・・・

母作かきもち

厚さ1cm強の氷がびっしり張っていました。
10階でひさしもあるところですが、こんなに冷えてたのですね! 
北国の皆さん、この寒波で大変なのではないでしょうか。 





■参考情報
かき餅作りは、ものすごく大規模にやっている個人の方も多いようです。
六畳間一面に干してあったりして、楽しそう!大量加工が好きな私には魅惑の光景です。
かき餅切り器なんてものもあったりして。
いいなあ。私もいっぱい作りたいわ。 

(1)かきもち作りブログ(山口県の方)
もちつき、乾燥など各工程が記事になっていて参考になります。

(2)かきもち作りブログ 

(3)10畳間一面にサイの目切りのあられを干す様子 

(4)かきもち作りブログ
かんなのような簡易かき餅スライサーもあるようです。

(5)販売用のかき餅
天井からびっしりぶら下がった様子は壮観です。ぶら下げると、平置きするより収納力はありますよね。 

(6)かき餅作り動画(兵庫県)

(7)7色のかき餅
ゆず、黒豆、エビ、梅しそ、のり、紫いも、かぼちゃ、と天然で7色をつくっているとか。
兵庫県。廃校の小学校に吊して干しているそうです。 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする