採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

干し柿2014:甘柿の干し柿

2014-11-18 | +干し柿・干し芋・栗

お友達の庭の甘柿の木が、今年は近来まれに見る大豊作だそうです。
「もう大変。もぎに来る?」と言って頂いたので、金曜日(11/14)、お邪魔してきました。

木からの収穫作業は大好き。
さほど大きくない木でしかもうまい具合に横に広がった形状。
なので、高枝切り鋏でどんどん切っていきます。
高枝切り鋏での収穫のコツは、ハサミの動線上にある邪魔な枝を予め綺麗にカットしておくこと。そうすると、さっさか動かせて作業しやすいです。

上を向く作業に疲れたら、地面で小山になっている柿の枝カットと袋詰め。
(段ボール箱をもっていけばよかったかな)

高枝切り鋏が届きにくくなってきたら木に登り、まずは手の届く範囲をもぎ、また木の上から高枝切り鋏で切り、地面に置いていきます。

じゃんじゃん作業して、2時間くらいでほぼ全部もぎ終わりました。
(自分の家のものだったら完全にもいでしまいますが、よそのお宅のものだし、鳥用に少し残しておきました) 

小さめの木に見えましたが、すずなり状態だったため、かなりの収穫。
「この前もいだのが、もう食べきれないくらいあるから」 とほとんど全部頂いてきてしまいました。
合計45.6kg。

例年、佐渡の八珍柿を6~7箱加工するのですが(1箱約15kg)、今年は佐渡の柿6箱+甘柿で、計9箱換算の作業量ということになっています。
道理でなかなか終わらない訳だ・・・。

 

甘柿の干し柿

こんな甘柿なのですが、富有柿とはちょっと違いますよね?
 

甘柿の干し柿

丸いものも四角いものもあります。四角いものは、うっすらくびれがあって、次郎柿っぽくもあるけれど、次郎柿ほどは溝が明瞭ではないような。
ご存知の方、教えて下さい。 

甘柿の干し柿

品種の特徴なのか環境なのかは不明ですが、花落ち側にざっくりヒビが入っているものが多いです。 

甘柿の干し柿

ヘタの方にも傷があったりして。

全部洗い、急を要するものをまず選別しました。 (半分くらいがそれに該当)

甘柿の干し柿

で、剥いて剥いてむきまくり。
傷部分を切り取って、カット干し柿にします。

甘柿作業の場合、つまみ食いもはかどります。 

甘柿の干し柿

横スライス、縦スライス、そして六等分くらいのくし形切り、といろいろな切り方を試してみました。
なお、輪切りは、種を外す必要があるため、かなりしっかり固い柿でないと出来ません。やや柔らかめの場合は縦スライス、ごく柔らかいものになるとくし形切りが適しています。

甘柿の干し柿

種がある柿なので、縦スライス及びくし形切りだと種入りのまま乾燥させることになります。
種なしの方が食べやすいかな?となるべく輪切りを多めにしてみました。 

甘柿の干し柿

キズがあまりないものは、丸剥きにして吊して干してみます。
右が佐渡の平核無、左が甘柿。 

甘柿の干し柿

右が佐渡の平核無、左が甘柿。
平核無の方が明るいオレンジ色で、甘柿はやや濃い朱色です。 
ヘタの形もだいぶ違います。 


この甘柿がちゃんと干し柿になるのか心配です。

以前次郎柿を吊して干したことがありますが、ビミョーな出来でした。
干し柿用の渋柿のように、徐々に熟柿になりつつ乾燥が進むのではなく、表面だけどんどんカサカサに乾き、ある日突然中味が液状になるような熟し方でした。しかも黴びやすかったのです。固干しにすると粉が綺麗に吹いてとても美味しいことが判明しましたが) 
過去記事を読み返すと、ヘタの穴から蜜がしみだして来るので、手剥きにした方がいいとあったけれど、もう手遅れ。忘れていて穴あけちゃいました。

今回の甘柿が、次郎柿じゃないといいのだけれど・・・。

スライス干し柿は、どんな甘柿でもほぼ成功間違いなしなので、こちらに関しては一応安心。
柿もぎさせて頂いたお友達には、少なくともスライス干し柿はお返し出来るはず。 

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする