11月下旬、鳥取に1泊旅行に行ってきました。
わらびさんご夫妻と一緒です。
今回の目的は、カニ!
カニコースを出してくれるお店は沢山ありますが、賀露海岸にある渡部旅館というところのカニ鍋は、ちょっと特別です。
入れる具はカニと白菜のみ。
そして、白菜がとっても・・・・・。
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鍋の前に、突き出しのカニ味噌。
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そしてゆでガニ。 これで一人前です。 (頼んだのはミニコース)。 この後カニのお刺身と、焙烙で焼いた焼きガニも少しずつ出てきたのですが、両手びたびたにしてダンナサマの分もカニ剥きに励んでいたので写真がありません・・・。
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鍋用のカニ。 (ゆでたカニからはあまりダシ出ませんよね。鍋にするなら絶対生でないと・・。)
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鍋の主役といってもいい、白菜。 これで4人分で、多いように見えますが、白菜が特別美味しいので、ペロリです。
どう特別かというと、白菜がとろーんととろけるように柔らかくなるのです。 特殊な白菜ですか?と大抵のお客さんが聞くのだそう。 でも普通の白菜なのです。鍵は鍋のダシ。カニのゆで汁を使っているのです。
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でも、家庭で1匹や2匹茹でたゆで汁ではダメで、大量にカニを扱う料理屋さんならでは。
とろけた白菜で、カニ肉をくるんで食べると、かぶら蒸しのような、極上のお料理(わらびさんがこの食べ方を発見)。
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最後は雑炊です。 このままでは余りにも濃いので、だし汁をとりわけ(ペットボトルに詰めて貰って帰りたかった!)、お湯を足します。 ここにご飯と卵。
雑炊を作りに来てくれたおばあさんにきっとベテランですよね?と伺ったところ、「えーと、ここがカニ始めてからだから50年くらいかな」ですって。 渡部旅館のカニの歴史とともに歩んでこられた方でした。
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ベテランおばあさんも手伝って下さいましたが、実はわらびさんが雑炊奉行。 かきたま汁のようにふわふわの卵が浮いた、さらっとした美味しい雑炊を作って下さいました。
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お腹の中は、カニ(一部白菜)で、ぱんぱん。
大満足でした。
カニ成分が指先まで染みわたっているような感じです。
この後、代行で鳥取市内に戻りました。
腹ごなしに少し夜の町を散歩。
鳥取は、ダンナサマが結婚前に7年ほど住んでいた町で、訪れるのは4年ぶり。
(前回もわらびさんご夫妻と旅行に来ました。2010年の12月のこと)
4年前に比べると、繁華街のあちこちに駐車場が目立つようになっています。
かなり大きなビルが消えていたりも。
「昔はこの場所から向こうのマンションは見えなかったはずなのに・・・」
「あれ?この店なくなってる。時々来ていたのに・・・」
「昔は飲み屋街がもっと続いていたのに、暗い・・・」
日曜の夜ということもあったと思いますが、懐かしの繁華街が薄暗く歯抜けの状態で、ダンナサマは浦島太郎の気分。
「こんなに寂れてるなんて・・・」とガックリ肩を落としていました。
(ダンナサマへ。今度は金曜の晩に行きましょうね。週末なら、歯抜けの駐車場が目立たないほどの賑わいがきっと☆)
傷心のダンナサマを慰めるため、気付け薬を・・・。
「おかげさまで3周年」と黒板に書いてあったワインバーに入ってみました。
木の内装の、とてもステキなところ。
ビーフシチューのいい匂いが漂っていましたが、残念ながらお腹はいっぱい・・。
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わらびさんのチョイスで、とてもレアなこちらのワインを頂きました。
島根の奥出雲葡萄園の「小公子」というもの。(とっても高級!) ラベルがよく写っていませんが、黒地に金の和風模様で、象嵌のような格調高いデザインです。
小公子というのはぶどうの品種名で、ヤマブドウの交配品種だそうです。 収穫量が少ないため、ワインも貴少という訳です。
私はワインの味はよく分かりませんが、とても繊細な枯れた味で、外国のワインとは違う趣。 油絵の美人画と、日本画の美人画を比較できないように、別世界、という印象です でも美人は美人、美味しいワインは美味しいワインです。
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ちょっとおつまみに、ドライフルーツ。 真ん中がキウイ、右上からリンゴ、いちご、マンゴー、そしてほおずき。 ほおずきのドライは初めて食べました。色は黒いですけれど、一番無添加の味です。かなり酸っぱめですが美味しかった☆
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この4年間で消えてしまっているお店もあるけれど、3年前に新しく出来て続いているワインバーもあるし、鳥取もまだ大丈夫のはず。
今度は繁華街を飲み歩くのもいいな~。