採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

干し柿2014:甘柿の干し柿その後(2)

2014-12-18 | +干し柿・干し芋・栗

年末も近づいて、気ぜわしいような、そうでないような。
なるべく心頭滅却して、ムダにアタフタしないように、と心がけていたら、心頭滅却しすぎて、季節がよく分からなくなってきました・・。

「すごい寒いけど、これは何かの間違いで、ほんとは暖かいんじゃなかったっけ」
「あ、ほら、落葉もまだしきっていないし(←枝ばかりの広葉樹を透かして奥の常緑樹を見て、脳が勝手に錯誤を
「今日は寒いのでこの作業は延期して、また暖かい日にやればいいよね」
とか、まだ秋だと思い込もうとする自分がいます。
各地の豪雪被害などのニュースも聞いているし、先々週には岐阜を訪れて大雪を体験したりもしたのに) 

でもきっと、春まではずっと同じくらい(というか更に更に)寒いはずで、「今はもう真冬」という現実を認めて、寒さに負けずいろいろがんばらねば。


 

甘柿の干し柿

季節を勘違いする原因のひとつは、11月末~12月あたま頃の妙な暖かさ。
むわーんと暖かく湿った雨や霧の日が何回もあって、干し柿には受難でした。

甘柿

甘柿は、結構おしりにキズが多かったのですが、比較的キズが浅いものは、そこをけずるようにして皮むきし、吊してみたのです。 

甘柿の干し柿

浅くけずったつもりですが、乾いてくるとそこがかなりの窪みに!
そしてカビが!!!! あうう。
パストリーゼで消毒しておきました。

干し柿のコツで「先端の皮は剥き残す」と以前読みましたが、こういう事態を防ぐためだと思います。 

甘柿の干し柿

削っていないものは無事です。 

甘柿の干し柿

こちらは浅く削ったもの。
うっすら濡れているのは、念のためパストリーゼを吹きかけたため。

甘柿の干し柿

こちらは、熟柿に近く、結構しっかり削っているのに意外と無事です。
ふむ。
「皮」が分厚くなってしまった場合の方が、カビやすい、ということか・・?。 

甘柿の干し柿

これはキズを削り忘れたもの。
もとから黒くなっていて、いかにもカビが蔓延しそうですが、意外と無事。
ということは、削らずに、最初のキズを残しておいた方がいいのだろうか。
(生傷なのか乾いているかなど、ケースバイケースだろうけれど) 

甘柿の干し柿

12月初旬以降は、まあまあ冬らしい、乾燥して気温も低い天気。
なので丸かった柿も平らになる程に乾いてきました。
この状態でも中はちゃぽちゃぽしているので、ムニっとした固めの状態になるまで干します。 


甘柿の干し柿
 

まんまるだった柿がぺたんこに。
むにっとなってきたら缶にしまって、粉が吹くのを願います。

甘柿の干し柿

カット干し柿、スライス干し柿の方は順調です。
八珍柿のとなりにぎゅうぎゅう入っているものがそれ。
大きなタッパーにざらっと放り込んで北側玄関外に置いてあったのですが、すごくいい感じに粉を吹いてきました。 

甘柿の干し柿

表面に糖分がキラキラしています。
すごく綺麗・・・。 


丸干しはまだ完成とはいえませんが、甘柿(おそらく次郎柿)の場合は切って干すのが確実といえるかもしれません。

コメント (8)
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