採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ニンニク2017:収穫中 ~大玉傾向(アブルッツォ)

2017-06-06 | +ニンニク

数年前、イタリアのアブルッツォ州スルモナのニンニクをお友達に頂きました。
とても粒数が多いタイプ(20片くらい)。

それから毎年コツコツ植えてふやしてきました。
調子が悪くて「絶滅しちゃうかも」、と危惧された年もありましたが、今年は比較的よく育ちました。
今年はこの品種だけ、終盤になってさび病が出てきましたが、なんとかセーフでした。
 

アブルッツォのにんにく

発掘中。
堆肥が足りなかったのかな、土が固くてスコップは必須。
掘り返すと、根っこのまわりにがっちり土が固まっています。

アブルッツォのにんにく

半日ほど畑で乾かし、持って帰ります。
このニンニクは、茎が太めになって、中がふかふかと中空っぽくなります。(おそらくソフトネックタイプ)

アブルッツォのにんにく

いくつか、観察のため花茎をつけたままにしておきました。
右、ニンニクらしく太っている方が、花(?)部分もしっかり成長しています。

アブルッツォのにんにく

ニンニクが縦長で成長不良のものは、先端も小さいまま。

アブルッツォのにんにく

剥いてみるとこんな感じ。
ちいさいツブツブが無数にあります。
か、数えるかな、やっぱり・・・。

アブルッツォのにんにく

目をしょぼしょぼさせつつ、何とかコマカイ珠芽らしきものを数えてみたところ、約85個ありました。

アブルッツォのにんにく

どれも米粒よりも小さいくらいのサイズです。
(来年、もし数えるとしたら老眼鏡が必要な予感)


このニンニクは、福地などと比べて、鱗片を包む薄皮が薄めな気がします。
皮が剥きにくいともいえるけれど、ガーリックプレスで潰してしまうには、むしろこちらが便利かも?

日本では珍しいタイプのニンニクだと思うけれど、鱗片数が多いタイプは、好まれない可能性もあります。


■参考情報
Aglio Rosso di Sulmona の画像検索
この品種とは違うもの(鱗片数が少ないタイプ)が多くヒットするようです。
(むしろ、我が家で「シチリア・ヌビアのニンニク」と認識しているものに似ている)
「スルモナ赤ニンニク」というのは品種名ではなくてブランド名のようなものなので、産地全体として、売れ行きのよい(育てやすい)ものに品種転換しちゃってるのかも・・?


コメント
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