採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

桑摘み2017

2017-06-07 | +きのこ以外

ニンニク収穫に追われていましたが、5月下旬は、本当は桑の実の季節。
(畑をやっていないときは、気楽な採集暮らしだったなー。はー。)

ニンニクも少し落ち着いたので行ってみました。 

桑摘み

My桑スポット。
ここは、どうも最近木の具合が悪いのです。
今年はどうだろうか。
春は割と乾き気味だったので(アミガサタケは不作だった)、菌の活動が弱まって、樹勢を取り戻しているかな?

桑摘み

ああ・・・。
やっぱりダメ。
クワ実菌核病にやられまくりです。
普通なら黒く熟す桑の実が、病気(糸状菌)におかされて、こんな風に白く。
年々ひどくなっている気がします。

桑摘み

病気の実の方が目立つくらいの中、なんとか摘みました。
(病気の実も、どうしても一緒に落ちてきて混ざってしまいます。洗う際に取り除きます)

見上げても病気の実ばっかりで、これでは、摘んでいて楽しくないです。
昔は、ぴかぴかの桑の実に囲まれて、嬉しくてぽーっとのぼせてしまうくらいだったのに。


翌日、ここの場所をみつける前に摘みに行っていた河川敷まで、久々に遠征してみることにしました。
車で45分くらい。
(すごく遠かったような気がしていたけれど、それほどでもなかった)

何しろ広い河川敷、どこに桑の木があったんだったっけ・・・。

桑摘み

そうだ、この辺!

桑摘み

桑の実、あります!
ぴっかぴか☆
病気なんて全然ないです。世界中の桑の木が病気になってしまったかと悲観していましたが、よその桑の木は元気だったんだな~。よかった☆

桑摘み

6月4日時点で、木にもよりますが、結構落ちている実がありました。一週間前だともっとよかったかな。

桑摘み

病気桑スポットよりやや小粒なのですが、状態のいい桑の実が沢山採れました。何より、ピカピカの実に囲まれて摘み放題、という幸せを久々に味わえました。
遠出してきてよかった!


クワ実菌核病については前も調べてみましたが、また検索すると、前にはなかった資料が。
「クワ病害診断の手引き」(桑病診断技術研究会,2007)(PDF)
から抜粋してみます。

地中で越冬した菌核が第一次発生源になるので、3~4月、地表面に石灰窒素または石灰を散布する。落下した病果(菌核)は早めに除去する。
一度蔓延すると、毎年感染を繰り返す常発桑園となり、荒れてしまう。
普通桑園では、実をつけるような栽培は避ける。すなわち、2年枝以上の枝を減らし、立通し栽培をやめ、毎年春切する。
実取り用のクワ栽培では、病果をできるだけ除去する。無数の病果が土壌に落下した場合は、病果を表土とともに削り取り、10cm以上の深さに埋める。本病に対する農薬は登録されていない。

だそうです。(太字は引用者)
病気クワスポットは、もうダメかもな・・・。
来シーズンは、5月下旬頃、河川敷の方に行こう。

昔は狂ったように摘んで、ジャムを作っていましたが、今は多少ブレーキが効くようになってます。
摘む楽しさを味わえればいいのです。


桑ジャムの加工は次のようにやっています。

桑の軸切

よく洗って、キッチンペーパーを敷いた大きなザルに広げます。
(なるべく重ならないように)

桑の軸切

しばらく待って乾いてきたら、糸切バサミで軸を切ります。
(緑色の点々が切り落とした軸)
傷み気味の実があったらそれはペーパーの上に残したままにして、最後、ペーパーごとゴミ箱へ。

軸を切った桑は、お砂糖を適量ふりかけ、その日のうちに一煮立ちさせてしまいます。
冷蔵するだけだと、自然に発酵気味になったりカビが来ることがあるのですが、煮立たせておけば大丈夫。

桑摘みをした日にはジャム瓶詰までは(疲れて)出来ないので、煮ておいて、後日瓶詰加工をしています。ブラックベリーやブルーベリーを混ぜて、酸味のあるジャムにするのが好みです。







コメント (4)
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