採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

スイバ(スカンポ)の茎ジャム

2019-04-23 | +きのこ以外

採集の新ネタですよ☆

 
先日ダンナサマと待ち合わせて、ランチピクニックをしました。
私が先について、ベンチに座っていたところ、周囲に見覚えのある野草が。

スイバのジャム

スイバかギシギシだと思うんだけどどっちだろう?
たまたまタブレットを持っていたので検索出来て、これはスイバだということが分かりました。
葉の付け根部分が矢じり状にとがっています。

スイバは、食べられる系です。(ギシギシは食べないそう)
酸っぱい葉っぱを、フランスではスープにするそうですが、それは興味ないかな・・。

確かジャムにも出来るはず。
この赤い茎が、ルバーブみたいですよね。
試に切ってかじってみたら、りんご+ベリーのようなとてもさわやかな風味。美味しい!!!

この美味しさならば、結構いいジャムになりそうです。
試に少しだけ摘んでみました。

 

スイバのジャム

スイバの茎の、赤くて太いところだけ、10本くらいでしょうか。
ナイフでしっかり皮を剥きます。
(フキみたいに、ぺろーっと剥くのはあまりうまくいかないため、全周ナイフでこそげました)
 

スイバのジャム

皮が緑っぽいのに芯は赤いものもあれば・・

 

スイバのジャム

皮は赤っぽいのに芯は緑色のものも・・・。

いろいろ摘んでみた結果、
・成長しすぎだと赤色が薄れるかも。
・でも、成長度合いや生育場所(日影・日向)にかかわらず、芯が緑色のものがある
・茎の付け根が完全に緑色の場合は、中も緑
・中空になっているものは使わない方がいい(皮を剥くと使うところがほとんどないので)
・収穫時、カッターで簡単にスパッと切れる程度の成長度合いがよさそう
 (ゴリっと固いのは繊維がゴワゴワ)

赤いのとそうでないのは、品種が違うのではないかと思うのですが、どうなんでしょう。
ルバーブにも、とっても赤いタイプと、表面だけ少し赤くなる程度のものがありますし・・・。

 

スイバのジャム

今回は贅沢に赤いものだけ使うことにします。

 

スイバのジャム

短く刻んで、お砂糖と水少々を入れ、電子レンジへ。


 

スイバのジャム

様子をみながらかきまぜつつ加熱すると、ピュレ状になりますが、皮は剥いたにもかかわらず、ごわごわの繊維があります。
さすが野草。
(ルバーブは皮も何もかもクタクタになるのに・・)

 

スイバのジャム

茶こしで裏ごししました。なんという繊維!

 

スイバのジャム

軽くひと握り分のスイバの茎は、匙一杯分ほどのジャムになりました。
(この写真は、夜に撮ったせいか色が変です)

 

スイバのジャム

ほんとうは、こんな感じのものすごく綺麗な色。
ヨーグルトに載せると、赤い色の綺麗さが際立ちます。

味は、とっても美味!
酸っぱめのリンゴに赤いベリーの風味を足したようなさわやかな味で、青臭さ、草っぽさは一切なし。
(ルバーブの方がむしろ野菜っぽいくらい)
こういう味のジャムが市販されていても全く違和感がないと思います。


すごく美味しいのだけれど、量がぽっちりしか出来ないのがもどかしい。
スイバの群生地がみつかればあるいは・・?

これまで何年もスイバはスルーしてきましたが、がぜん気になるようになりました。
目をぎらぎらさせてスイバサーチをしていますが、意外と生えていません。
たまたま見つけたあの待ち合わせベンチの周りが、一番沢山生えていたみたい。

どこか他にもないかなあ・・・。 



■参考情報
長野県富士見町の真っ赤なルバーブ販売サイト
地方発送は2キロ以上のようですが、冷凍もできます。
刻んでお砂糖と混ぜてチンするだけで簡単に綺麗な赤いジャムができます。
刻んで砂糖をまぶしたものを冷凍し、絞って使うと、煮崩れにくくなるのでケーキなどに焼き込むことが出来ます。

コメント (8)
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