(1)、(2)の続きです。
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サンプルを作ってみて何とか作れそうだという目途がついたので、実際に作ってみることにします。
まずは材料ゲット。
必要量は、障子紙2枚。
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以前2枚入りの障子紙を買って、それが1枚余っていたので、今回は1枚入りを買ってきました。 (前回、何故1枚入りを買わなかったのか・・。ぱっと目についたのが2枚入りで、内容量確認せずに買ったのかなあ・・)
まずは屏風畳み。(写真は以前のものですが・・)
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これを2セット作ります。 今回は全て2セットなので、なるべく飽きないように、1枚目をあまり一生懸命やりすぎないように、心頭滅却しつつ作業する必要があります。
このあと、鉛筆で補助線ひき。 これも2セット。 (物差しのミリの目盛りはもうつらくって・・・)
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補助線引きがおわったら、次は折り線を鉄筆でつけていきます。 あと、1枚目の作業後に気づいたのですが、出来上がりの球体の縦線は基本的に全て谷折りになるので、屏風畳みの折れ線の、山折り部分も鉄筆でなぞり、このあと谷折りにしやすくしておきます。
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全ての折り線に鉄筆で線をひいたら、今度は消しゴムかけ。 はううう。 結構大変だ~。 しかも、消しゴムをかけると(この中高年の視力では)折り線も朧気な真っ白になってしまい、不安でたまりません。
前の時、障子紙の1枚入りを買っておけば、こんな羽目に陥らずに済んだのでは・・・・。 過去の自分を恨めしく思いつつ、2枚目もすすめます。
折れ線をつけて、消しゴムもかけたら、次は楽しい折り作業! 平面が立体に変化していくのって、ワクワクするのよね~。
のはずが。
今回、カーブが急な半球に仕上げるせいか、サイズが大きいせいもあるのか、筆舌に尽くしがたい大変さ。 前のときとは比べ物にならないほど苦戦しました。 折角折っても、うまく抑えておかないと、バラン、とほどけてしまったり・・・。 1枚目であんまり苦労したので、何か折り方にコツがあるのだろうかと、ル・クリントの動画を見直したりしてみましたが、画期的なヒントというものはなく。 仕方なく、2枚目も地道にチマチマ折っては洗濯バサミで仮止めし、を繰り返していきました。
でも、折りまで来ればあと少しのはず! なんとか気力を振るって、2枚目も折り上げました。
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こうやって並べてみると、全体像がイメージできます。
実は面倒な工程がまだまだ残ってました。
・2パーツの紙の接続 本家のように縫うことも考えましたが、今回も、透明ガムテープでくっつけることにしました。
・下端を引き絞るため、針穴をあけ、ゴム紐(マスクのゴム)を通してゆわく
これらを済ませると、なんか壺みたいなものが出来上がりました。
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ほわわ。 でかし。
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とりつける照明器具はこれです。 ずーっと前、結婚したばかりの時にリサイクルショップで買ったもの。 シェードの上には手でもっている黒い木製のパーツが飾りでついていました。 今器具にセットしてある白いものは、天井側のカバーパーツなのですが、試してみた結果、こちらの方が都合がよいのでこれを中に入れ込みます。
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この照明器具は、買ったときからシェードが欠けていました(で、ちょっと安かった)。 ランプシェード、自分で作ってみてもいいよね、と思って買って、早20年・・・・。 (なんてこったい) そろそろ照明器具自体が寿命を迎えそうな程ですが、間に合って(?)よかった。
(この20年、普段使わない部屋の照明だったということもあり、欠けたシェードに強い違和感を抱くこともなく過ごしてきましたが、もし20年前のリサイクルショップにいる自分にメッセージを送れるならば、「ちょっと待って。探せばいろいろあるから、欠けてないものを買った方がいいと思う」と伝えたいかな・・・)
欠けてる上にホコリの積もったこのシェードは、躊躇なく割って捨てました。
さて、先ほどの壺みたいなものを引き絞って紐で縛って留めて、なんとか出来上がりです!
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ようやく~。 実は、屏風畳みを作ってから次の段階に行くまで、数か月ほど時間が空いていました。 このままでは未完のまま材料がゴミになってしまう、と奮起して、よかった・・。
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照明点灯。 何を掲げているかというと、50cmの円形モデル。 作ってみて、えらく巨大に感じるので並べて撮影してみたのでした。 こうしてみると、ほぼ同じサイズかな。
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作り終わってしまうと、ちょっと寂しいような気も。
また違う折り方の何かを作ろうかな・・・。
しばらく構想を練ることにします。
■参考情報
作業が終わるまで気づきませんでしたが、Youtubeで
origami lampshade と検索すると、いろいろなプリーツランプシェードが出てきます。
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