採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

トルコのベーカリーのバクラバ

2018-08-07 | +バクラバ・アラブ菓子(購入)

以前もトルコのお土産を下さったお友達のGさん、また行かれたとのことで、今度は空港ではなく、ベーカリーでバクラバを買ってきて下さいました。
(Gさん、いつもありがとうございます!なんて幸せなんでしょう)

お土産にバクラバが買いたいんだけど...」
というと,大学の近くにあるショッピングモールに入っているお店に連れて行ってくれました.
できたての熱々の奴を購入したので,シロップがまだ固まっておらず滴るような状態でした.
お店のご主人がまつげを粉で真っ白にした状態で対応してくれて,シロップが固まるように
十分冷やすよういわれました.」 

という出来立てのバクラバ。
成田から直送して下さいました。

箱を受け取ってみると、ものすごくずっしり。
こんなにかさばって重たいものを、はるばる海外から、本当に感謝です。

baklava

ベーカリーのバクラバの大きなパックが二つ、そしてドライアプリコット(右上)、ドライフィグ(右下)です。
(どれも、比重が高いものばかり。ずっしり☆)

 

baklava

こちらは伝統的なバクラバ。
ひし形のものはクルミ、長方形はピスタチオです。
シロップがたぷたぷにたっぷりなので、キッチンペーパーの上にのせてみましたが、それでも、齧ると層と層の間からじゅわっとシロップが。禁断の味・・・。1個にしておこうと思うのにとまりません。


 

baklava

右のものは、フィロ生地で細かく刻んだクルミを巻いて、輪切りにしたもの。
バクラバよりクルミ含有率が高く、ほろ苦くコクがあって美味しいです。
縦向きの層のせいか、シロップもやや抜けやすいのかな、甘さもやや控えめです。

左のものは、初めてみるものです。
極細の糸状の生地(カダイフ)に、ところどころにクルミを散らしながら細長く整形してあります。これを型に入れておそらく下火を強くして半分だけこんがり焼いたあとに、シロップを含ませ、さかさまに、焦げ目を上にしてパック詰めしてあるのではないかと思います。下半分は白っぽい、ほとんど焦げていない状態で、そこにシロップがたっぷりしみこんでいるので、ぷるぷるの糸状ういろうのような感じ。
上半分のこんがりしたところはサクサク、下半分はぷるぷる、という組み合わせで、ところどころナッツのカリカリ感もあり、とてもくせになります。

 

baklava

断面を見ると、クルミバクラバの方が、ナッツの層が多いことが分かります。
カダイフロールは、下半分が焼き色がついていないのが分かるでしょうか。

こんなにしっかり甘いので、小分けして冷凍しなければ、と思ったのですが、机の上においてあると、つい1個、2個、と食べてしまいます。日数が経つとシロップが落ち着いて(ペーパーに吸わせたりもしたので)、垂れるほどではなくなってきます。カダイフロールの、焼き色がない方のぷるぷる感はだんだんなくなって、シャリシャリした感じになってきます。
最初のぷるぷる感は、ベーカリーの出来立てならではなのかもしれません。貴重な味わい☆
(結局冷凍せずに食べきってしまいました。当分きついズボンは穿かないようにしよう・・・)


 

干しイチジク

これは何かというと、ドライフィグのトレイ。
なんと木製なのです。四隅に切込みが入って、型押しで縁を丸くもちあげて、トレイ状にしてあります。
日本は何でもかんでもプラスチックトレイですが、こういうドライフルーツなどは、適度な調湿効果のある木製トレイもいいものだなあと思いました。
日本でも昔はお肉屋さんなどで薄い木の板の経木が使われていたようですが、今は大抵がプラスチックトレイ。
天然素材がもうちょっと復活してもいいのにな。


 

■参考情報
経木について:「実は凄かった!木の食品包装「経木」の天然パワー」
 かんなで薄く削ってすぐ出来るのかと思ったら、脱水・乾燥・平らに伸ばす、という手間がかかっているとのこと。
 我が家では、チーズを沢山買って冷蔵庫で熟成させるときは、経木を使っています(ホームセンターで買えます)。
 お弁当にも導入してみようかな。


■■■
三つ編みニンニクの出店予定は次の通りです。今週末の金・土で、今年のお店はおしまいです。
台風一過で暑くなりそうです(泣)。
「ブログ見てます」と声をかけて下さった方には何かちいさなプレゼントを考えています。
売れなくてヒマだと思うので、おしゃべりしに来て下さると嬉しいです。


(終了)8月5日(日)東急多摩川線 武蔵新田駅 新田神社付近 15:00~20:40 
  松太郎ママさんがいらっしゃって下さいました。暑い中ありがとうございました!

8月10日(金)有楽町駅 東京交通会館マルシェ(平日プチマルシェ) 12:00~18:00
8月11日(土)有楽町駅 東京交通会館マルシェ 11:30~17:30
8月下旬 千葉県松戸市のお友達のイベントスペースにて、三つ編みにんにくワークショップ(詳細未定)

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4 コメント

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バクラバ (エコス)
2018-08-07 19:15:48
とても興味深く読ませてもらいました。
沢山のバクラバ、良かったですね♪
ちょっとお尋ねしますが、バターの香りと言うか風味は食べやすかったですか?と言うのも、ドバイのバクラバをメルカリで買ったのですが、食べる事が出来ませんでした。
バターの味が獣のようなキツイ風味で、発酵臭が強くて飲みこめませんでした。(勿論、じゅうぶん賞味期限内のものです)
サラエボで買ったバクラバはバターの香りが美味しく、バター臭い感じはゼロ。
それ以来、ドバイのバグラバはメルカリに出ていても怖くて買えません💦
トルコのはどうなんでしょう??
トルコも是非行ってみたいと夢見ています(笑)
返信する
バター風味は弱め (●エコスさま~Fujika)
2018-08-08 15:38:19
バター風味は、シロップ感にノックアウトされたせいかどうか、ほとんど気にならない印象でした。新鮮だとそうなのか、植物油などくせのない油脂も混ぜているのか?
暑い国ですので、賞味期限内でも保管状況によっては品質が落ちてしまったりするのでしょうか。
使っているのは澄ましバターのはずで傷みにくいはずだけれど、澄ましバターの質がよくなかったのかな(水分が混ざってたとか)。

メルカリで私も先ほど検索してみましたが、あちらこちらのバクラバが出たりするのですね!時折探してみなくては、と思いました。
もう売り切れでしたが、サウジアラビアのものが興味あるなあ。また出ないかしらん。

今頃ちゃんとプロフィールを読みましたが、エコスさんはお菓子・パンの先生だったのですね。玄人はだしだなんて、プロに向かって失礼なことを申し上げてすみません!
返信する
バクラバ (エコス)
2018-08-10 22:06:24
ご丁寧にありがとうございました。

歳のせいか、それとも今まで洋菓子を食べ過ぎて、人が一生食べれる量をオーバーしてしまったのか、めっきりお菓子が食べれなくなり、家で作る事がなくなってきました。
それでも、異国のお菓子は言葉では言えない魅力があり、特にバクラバには強く惹かれてしまいます。
林周作さんの、世界の郷土菓子: 旅して見つけた! 地方に伝わる素朴なレシピは興味深い本です。もうすでにご覧になっているのならごめんなさい。

何気に、アラブやインドのお菓子に惹かれてしまいます。どちらも、そう簡単に行けないからでしょうか(笑)

お菓子を教えていたのは随分前になり、今はお菓子屋の厨房にいます。仕事で家では作れないストレスを発散しています。
返信する
インド菓子 (●エコスさま~Fujika)
2018-08-15 10:26:01
魅力的な本のご紹介ありがとうございます!図書館で探してみたいと思ってます。
アラブやインド、トルコのお菓子、いいですよね~。
(人参などの)ハルワやジェゼリィエは作ったことがありますがなかなかレパートリーが増えません。ミルクを煮詰めるようなインド菓子は検索するとレシピも沢山出てくるのでいつか作ってみたいと思っています。
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