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採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

クサギの実

2019-10-09 | +きのこ以外

 

9月初旬、クサギの花の記事をアップしました。 

クサギの実

こんな花。いい香りがします。
このあとも花は少しずつ咲き続ける一方で、実も出来てきました。
とっても特徴的な実です。

こんなの!
 

クサギの実

薄緑色だったガクがピンクでやや肉厚になってそっくり返り、青紫色の実が。
羽根つきの羽根のよう。

 

クサギの実

実は、ガクに包まれているうちは白っぽいようです。
そして開いたばかりは水色。
そのあと青、茄子紺となり、最後は黒っぽく変わります。



お友達のアーティストonoさんによると、この実は青い染料になるそうなのです。
ざっくり流れを教えて頂きました。

・染める布の半分~2倍くらいの実を用意
・お湯を入れて沸騰させて15分。晒しで濾す。
・染液をやや高温(50度くらいかしら)にキープして、シルクの布を20分程度浸す。
好きな色の濃さになったらあげて優しく絞って陰干しして出来上がり。
・時間をおいて再度この工程を繰り返し、また染めるとより濃くなる(翌年とかでも)。


黒っぽく熟した実を、目につく範囲で摘んでみましたが、50gにもまだ全然足りません。
染め工程の前に、必要分量収穫するのがなかなか難関かも。
まだガクが閉じている実が沢山あるので、これからコツコツ摘み集めます。
楽しみ~。
(ブルーベリー混ぜちゃだめかしら??ららら?)



 



コメント (5)
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紫蘇の実2019

2019-10-08 | +野菜系保存食

穂紫蘇がぴょーんと伸びてきて、目立つようになってきました。 

昨年は、この時期、台風がきて塩水を降らせました。
各地で塩害の報告がありましたが、うちの畑でも紫蘇に被害が。
普通の台風ならば平気で生き延びるはずの紫蘇が、枯れてしまったのです。
在庫の紫蘇の実塩漬けが少なくなったので、作ろうかなあ、と思っていたのに。

もう1瓶発見されたのでなんとか足りましたが、今年こそ、作ろう!

紫蘇の実

作秋、塩害のせいでほぼ全ての紫蘇が枯れたせいで、今年の春、普段ならあちこちから勝手に育ってくる紫蘇も少な目、遅めでした。
畑友は、「全然生えて来ないからタネを買ってきてまいた」とか。
うちの畑は、じっくり待ったらちょこちょこ生えてきたのでそれらを温存。
大事な紫蘇なので勿体なくて夏ごろまでは沢山残してあったのですが、ニンニク用地を確保するためにだいぶ片付ける必要が。
結局残せたのは数本程度。(タネ維持用にはこの程度でも十分ではあります)


穂の先端に1、2輪、花が残っているくらいが収穫適期、とどこかで読んだので、そろそろ摘むことにします。


 

紫蘇の実

地面には散った花びらが点々。


例年は、紫蘇を株ごと伐採して持ち帰り、家でしごく作業をしていました。
今年はちょっと趣向を変えてみることに。畑でしごいて持って帰ることにします。

なにしろ夕方からダンナサマが家にいて、
「今日のごはんはなあに☆」とか
「今日の映画はなににする☆」とか、全力でのんびりモードをかもし出しています。
(アマゾンFireTVスティックを導入したのでアマゾンプライムの映画がTVの大画面で見られるのです)

昔は夜、ひとりだったから生産力があったのかな。
私もつい一緒に映画を見てしまったりするので、作業はなるべく昼の内に。
そして無暗に沢山作ったりはしないのもポイント。


 

紫蘇の実

ザルを持参し、めぼしい穂からしごいてみました。
数株しかありませんが、結構な量になりました。

 

紫蘇の実

実をしごかれた哀れな紫蘇はこんな感じ。


この方法は結構いいかも。
適度なサイズの穂のみしごくことになるので、実のレベルが揃います。
未熟な穂は後に残しておけば、またそれがほどよく成長した後日、そこからしごくことも出来ます。
このまま残せば来年のタネにもなりますし。
あと、紫蘇の株って結構いろいろな虫が住んでいるのですが、畑でしごけば、虫を家に持ち込まずに済みます。

 


紫蘇の実で甘辛い佃煮や醤油漬けを作ったこともありましたが、醤油味より塩味が断然好みです。
なので最近は、もっぱら塩漬け。


漬け方は、詳しくは以前の記事にて。

洗って、8%の塩で下漬けし、1日~数日。
水洗いしてから2倍(16%)の塩(少しよけておく)をふって、瓶にぎゅうぎゅうに詰めていきます。
表面には残しておいた塩でフタをするように。
冷蔵、または冷凍でずっとカビずに使えます。


使い道は
・ぎんなんおこわ
・栗ごはん
・キャベツの浅漬け
など。(なお、お餅に搗き込むのはビミョーでした・・)
あら、意外と貧弱。


紫蘇の実塩漬け、おすすめの使い道があったら教えて下さい。

コメント (2)
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那須、Mr.ビーフのネバダ風ハンバーグ

2019-10-07 | ■外食

さて、那須にシャカシメジとマイタケを摘みに行ったときのこと。

普段はわりとノロノロ準備して、3時頃に着くような感じなのですが、今回は、
「お昼どこかに食べに行こうか?」
との父からのお誘い。
連日那須にひとりでいて、スーパーのお惣菜ばかりで栄養が足りていない模様。

那須で外食というのは私は珍しいです。
木工やらペンキ塗りやらの作業にいそしんで、自炊ばかり(夜はお酒飲みたいというのもある)。
一方で弟は、夏休みなどたまに家族でここを使うのですが、リゾートライフを満喫している模様。
あちこちのお店をよく知っています。

その彼のおすすめが、Mr.ビーフのハンバーグ。
「ステーキもあるけどハンバーグが絶品だから、一度食べた方がいいよ」とのこと。

チャンス到来です。 

ネバダ風ハンバーグ

ミスタービーフは、アメリカ的な雑貨を沢山飾ったインテリア。
ロック歌手?プレスリー?など音楽関係のグッズも沢山あります。

2階席もあるようです。

連休時期ではなかったので、混雑もなく、ゆったり座れました。
(混むときは予約した方がいいみたい)

さてハンバーグ☆
メニューをみたら「ネバダ風ハンバーグ」というものがありました。
おそらくこれのことですよね。
3人(父、ダンナサマ、私)とも同じものを頼みました。(ごはんかパンかは選べるようになっています)


結構待って、届きましたよ☆
 

ネバダ風ハンバーグ

アツアツの鉄板でじうじう煮えています。
こうやって見るとそれほど大きくないように見えますが・・・
 

ネバダ風ハンバーグ

ころんと丸い、球体のハンバーグです。


 

ネバダ風ハンバーグ

すっぱり。
中心はうっすらピンクで絶妙の加熱です。

ハンバーグ、ふだんあまり食べないので、味わいの違いなんて分かるかしら、と自信がありませんでしたが、なるほど、なんだか特徴的!
食感が、ぷりんぷりんしているのです。
 
普通のハンバーグって、もっと、ゴロゴロというかザラザラしていると思います。
それが何故かぷりんぷりん。そしてジューシー☆
よく練ってあるのかしら???

牛肉のうま味と、ぷりぷりジューシーな食感で、とても美味しいです。
ソースがドミグラスソースで、酸味系ではなく濃い味なので、ハンバーグとあわせると、全体にやや塩辛く感じました。
パンよりごはんがあうかもしれません。

こぶりに見えるハンバーグでしたが、立体的なため、大満足でした、


数日後にひらめいたのですが、このぷりぷりの食感は、シュウマイに近いかも。
お肉を塩も入れてよく練って、あと少し水分も入っているのかしら・・・。
今度家でもハンバーグを作ってみようかと思っています。
家だったら、ケチャップ+中濃ソースのソースにしてみようかな・・・。
よーく練ったら、ぷりぷりに・・・・なるかな??


お父さんへ:おいしいハンバーグでしたよね。ごちそうさまでした!
弟氏へ:情報ありがとう!



コメント (6)
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那須のマイタケ2019

2019-10-03 | +きのこ原木栽培(マイタケ等)

那須のマイタケ、今年は3か所から、計10個くらい発生しました!

 

那須マイタケ

1か所目、1と2は、2014年に伏せ込んだ場所。昨年もここから収穫がありました。
2か所目(3~9)は、2018年に伏せ込んだ場所。この年には結局全く発生しませんでした。
夏が暑すぎたし、雨も少なかったのだったかな。
今年こそ出るはず、と期待していました。
3か所目(10)も、2018年に伏せ込んだ場所。

マイタケは、割と早い時期に出てくる印象があります。
で、父が9月13日から那須入りしてスタンバイ。
一旦お彼岸で引きあげ、また9月19日から引き続き監視。
毎日見られて恥ずかしがっているのか、なかなか出てきません。
(その代わり、草刈やツツジの剪定がとてもはかどりました。庭がとってもこざっぱり)

うちのあたり(茨城南部)も、秋のきのこが遅め(少な目)の気がします。
確か7月が丸一か月、低温・低日照でしたよね。
積算地温が足りなかったせい・・・?

毎日念入りに観察して、9/23、ようやく1個、発見。それが1のポイントです。


■■■マイタケ1■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 

那須マイタケ

9/23 マイタケ1
ちんまりしたものが地面から覗いてきました。
マイタケかどうか分からないくらいの小ささ。

 

那須マイタケ

9/24 マイタケ1
順調に生育。マイタケらしくなってきました。
幼菌のときは、ヒダのヘリに白い線が見えます。周囲に見える白いものはティッシュ。
雨による泥はねや、虫の接近を阻むため、発見し次第ペーパーで囲うようにしています。
風流さは失われますが、とてもきれいなマイタケが収穫できるのです。

 

那須マイタケ
那須マイタケ

9/28 マイタケ1
すっかりマイタケらしくなってきました。
これの収穫にあわせて私も那須入りしました(9/27-28)。
ぼろぼろになってしまったティッシュは、キッチンペーパーに交換済み。
裏側に土やゴミがくっつきやすいのですが、ペーパーのおかげで綺麗!
これを使って昼食にマイタケ汁を作りました。



■■■マイタケ2■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 

那須マイタケ

9/28 マイタケ2
マイタケ1のそばに行って、さて収穫かな、とみていると、父が
「よーく見てごらん。もう1個出てきたよ」と。
それがこのマイタケ2。
前の日には気づかなかったのに!
マイタケ1と同じ場所で、5日後の発生ということになります。

 

那須マイタケ

9/28 マイタケ2
このマイタケもペーパーで保護。

 

那須マイタケ

9/28 マイタケ2遠景
マイタケ2の左側には、2018年に、ややカビた原木を植えた場所があります。
でもそこからは発生なし。やっぱカビ原木はダメかなー。


■■■マイタケ3-9■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
マイタケ2を発見して、
「え、ということは・・」
と他のエリアもよく観察してみると・・・
那須マイタケ

わわわっ! いっぱい出てる!
見えますか?(クリックすると画像拡大します)
ここは2018年に12本もの原木を植えた場所です。

 

那須マイタケ

9/28 マイタケ3-9
それぞれペーパーで囲うと分かりやすくなります。
めぼしいところだけでも、7個くらい出ています。
小さいのも入れると、9個かな?
前の日、私も父もじっくり見たはずの場所でした。
一夜にしてこんな風に出てくるのですね!!!


■■■マイタケ10■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 

那須マイタケ

9/28 マイタケ10
通路の左側にも、2018年にいい原木を4本植えました。
桜の木の裏側にあんなに出ていたということは・・・と思って目を皿のようにしてここもチェックしたところ、びろうど状のイボのようなかたまりを発見。
これがおそらくマイタケの赤ちゃん。
こんな状態ですがこれから先マイタケになるのでしょうか。
(このエリアは、草刈や灌木の伐採をして踏み荒らした可能性もあります)

父も長い滞在で疲れたし、本当は9/28に、我々と一緒に引き上げようかと思っていました。
でも、こんなに幼菌が出てきては、まだ帰る訳には・・・。
ということで、これらを収穫するまで滞在することに。
もう帰るだろうと私も思っていて、冷蔵庫の中をほぼ空にしてしまって、悪いことをしました・・・。



■■■マイタケ収穫品■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

新たに出てきたマイタケは、成長がなんだか早め。
原木が新しいからでしょうか?
結局、9/28に初めて確認し、9/30にはやや若めながらも収穫出来るサイズになりました。

一番大きな株を実家に運び、それ以外は我が家へ。すごい量が届きました。
 

那須マイタケ

10/1 送ってもらったマイタケ
どっさり~。

 

那須マイタケ

ずっと前は、キャベツのようにまるっこく育ったマイタケもありましたが、今回はこんな感じで細長い感じでした。
何か理由があるのかしら・・・。

 

那須マイタケ

全部あつめて重さを計ってみると、1108g。
大収穫です☆
 

初日は1株使ってけんちん汁。
次の日は4株くらい使って天ぷらにしました。

まだ4株くらいあります。何にしようかな☆ 
ガーリックバター炒めとかどうかな。


お父さんへ、長い那須滞在、おつかれさまでした。
沢山のマイタケ、ありがとうございました~。堪能中です。

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シャカシメジ2019

2019-10-02 | +きのこ

今年は、お彼岸前、そしてその後、父が那須でキノコの見張り番をしていました。
お彼岸後の那須入りは9月19日。
待ち構えているとなかなかでないのがきのこ。今年は何だか遅いような?
確か7月が丸一か月、低温・低日照でしたよね。
積算地温が足りなくてきのこの発生に至らないのでしょうか・・・。

でも、粘りに粘ってしっかり見張ってもらったおかげで、シャカシメジとマイタケ、出てきました! 
私が行ったのが9/27~28で、その後、マイタケの本格発生になりました。

結局父が実家に帰宅したのは10月1日。
10日以上もひとり暮らしで、やや栄養不足になってしまったかもしれません。

まずはシャカシメジから。

シャカシメジ

9月16日、発生。
シャカシメジは那須の家から徒歩2分くらいのところにシロがあり、毎日観察できます。
「これは何かな?」という塊を発見して、写真撮影。
このあと一旦実家に戻り、次に来たときにまたチェックです。

 

シャカシメジシャカシメジシャカシメジ

9月20日(4日後)。
よく見ると3か所あったようです。それぞれ父が写真を撮ってくれました。
ツブツブがまだ綿棒のように小さい状態。

 

シャカシメジ

9月21日(5日後)。
これは1番のシャカシメジ。1日でも少しずつ成長しています。

 

シャカシメジ

9月22日(6日後)。
これは2番のシャカシメジ。
これの前の写真は20日なので、たった2日でかなりキノコらしくなってきたことが分かります。

 

シャカシメジ

9月24日(8日後)。
2番のシャカシメジ。
カサがまるまると重なって、かわいくなってきました☆
そろそろいいタイミングかな。
これだけ毎日観察して、誰かに先を越されたらショックです。

 

シャカシメジ

9月25日(9日後)。
という訳で、収穫してしまうことにしました(by父)。
どれもみっしり丸くて可愛いカサ。丁度おいしそう~☆という状態です。

収穫後、冷蔵庫に入れておいてもらい、9/27・28と私とダンナサマが那須に行ったとき、まずは1株
食べました(茶わん蒸し)。 


残り2株は我が家に貰って帰り、もう一度茶わん蒸しと、あと炊き込みごはんにしました。

この後もう2株、時期をずらして発生したとのことで、1株は実家へ、もう1株はまだ小さくて置いて帰ったとのことです。

数年前は、あたり一面、数えきれないくらい発生して、「ヤッター」と思っていたところを十数分の差でプロのきのこハンターにほぼ全部持って行かれてしまったそうです。
それに比べると3株は少ないように思いますが、でも貴重なシャカシメジが3つもとれて、大収穫ですよね。


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トルコのバクラバ

2019-10-01 | +バクラバ・アラブ菓子(購入)

トルコのバクラバをまた頂戴したので、ご紹介します☆
(Gさん、いつも本当にありがとうございます!!!) 

トルコのバクラバ

お店は、イスタンブールのアジア側にある老舗の
KARAKÖY GÜLLÜOĞLU
(ホームページはこちら)。

前にも頂いたお店ですが、品揃えが違いますよ☆☆
 

トルコのバクラバ

じゃーん☆
すご~い☆

 

トルコのバクラバ

右から、ココア、ナッツ挟みカダイフ、ナッツのせカダイフ、クルミバクラバ、ピスタチオのロールバクラバ、クルミ巻。


それぞれ説明しますね。
まずは右側3種類。

トルコのバクラバ

1.ココア味のフィロ生地。前回も似た感じのものを頂きました。前回は、フィロ生地だけで構成されていて、ナッツやクリームはなかったような印象でしたが、今回はチョコクリームがかなり下の方に挟まっていました。前回、気づかなかっただけかな・・。
チョコクリームも美味しいですが、ココア味パイ生地自体の味が絶品です。
下から3分の1くらいの位置の、しっとり湿った生地の味が美味しい・・。

2.カダイフ(糸状の生地)で細かく刻んだピスタチオの粉を挟んだもの。
カダイフはシロップをたっぷり吸いこんで、ほろほろと崩れんばかり。
シロップの糖分濃度が低い場合なのか、カダイフはしっとり水分を含んでぷるぷるのういろうみたいになることもありますが、このカダイフはサックリ感があります。
かなりの甘さで、アラブ菓子に慣れない日本人の大半にはもしかしたらキビシイかも。
(私は全く問題なし)
甘さのなかに、挟んであるナッツの風味とコクが感じられます。
クオリティの高い新鮮なナッツならではの味です。

3.右隣のカダイフのものと、下側は同じです。一番下がカダイフ、その上にピスタチオ粉。
そして、上の層が、カダイフではなく、ホールのピスタチオがゴロゴロ。
全体にほろほろ、コロコロしてさっくり噛み切る、というよりは、ちょっとずつすくって食べるような感じです。
ホールのピスタチオは、グリーンが鮮やかで風味も濃くて、最高級な感じ。日本では滅多にお目にかかれないです。
勿体ないので、豆部分のみ横にのけておいて、下の層は下の層で食べ、豆は豆でつまんだりしています。
 

トルコのバクラバ

4.クルミのバクラバ。
長方形にカットしてあり、間には細かく刻んだクルミが。
上下切り離されていることで、上の層のサクサク感がキープされるような気がします。

5.やや粗く刻んだピスタチオをフィロ生地でロール状に巻いてからぶつ切りにしたもの。
その他のものより、ピスタチオの刻み方が粗めで、ナッツ感がたっぷり。
周囲の巻いてある生地はシロップがよくまわって結構しっとりです。

6.小さ目に切ったフィロ生地にくるみの粉を散らし、それをくるっと海苔巻きのように巻き上げたあとにまるく整形してあります。
真ん中のくぼみには半割のくるみが。
焼き加減は浅めで、茶色く色づかない程度。
巻き込んだくるみの粉が結構たっぷりあるのか、齧ると濃厚なくるみ風味。甘いことは甘いのですが、くるみのほろ苦さとコクがぴったりあって、後を引きます。
個別に整形するので、手間はほかのものよりもかかっているのではないかと思います。
色白に焼き上げることで小麦の香ばしさをあえて押さえて、ナッツが主役のお菓子になっています。

youtubeで、「baklaba Bülbül Yuvası」で検索するとプロの工房やら手作りやらいろいろな動画が出てきます。
例えばこちらはプロの例。1.5cmくらいの棒に小さな生地をくるっと巻きつけて棒を抜き、そのあとシワを寄せつつ棒から抜き、最後、円形に形作っています(8分頃。これはナッツは巻き込まないもの)。
 


どれもこれも、禁断の美味しさ・・。

今回、本場にならって常温でおいてあるのですが、最初はシロップじゅわー、のしっとり感、そして次第に水分が飛ぶのかサクサク感が増す、両方の美味しさを堪能できました。
目の前にあるとキケンで仕方がないので、あとほんの少しだけれど、冷凍しようかな・・・。
でも食べちゃおうかな・・・。
Gさま、本当にありがとうございました。


===

トルコからの帰路、ラグビーワールドカップの関係で、日本行きの飛行機のチケットが高騰してとりにくかったそうです。
なんとかとれたのがロシア、モスクワ経由のアエロフロート。
彼にとっては20年ぶりのアエロフロートだそうです。
20年前ということは、ソ連崩壊(1991)が30年前なので、ロシアになって10年後くらい。

当時は、
・空港が停電じゃないかと思うぐらい暗い
・CAさんが仏頂面
・機内で上映される映画の吹き替えを一人の声優さんがしている
など、戸惑う状況。
今回は、
・年齢の若いCAさんは笑顔(年配の方はあいかわらず)
・鮮やかなオレンジ色の素敵な制服
・モスクワ空港には,シンガポールやバンコクの空港のように,お店があふれており非常に活気があったり
など、全てが変わっており非常に感慨深かったそうです。

ダンナサマも、ソ連崩壊直前に行ったことがあるとか。当時は普通の人は何を買うにも並んでいたし、外国人は外国人専用のお店でしか買えないし、でも外国人用ホテルでは朝ごはんにキャビアが出てきた・・・とか。
今行ったら感慨深いでしょうね・・・。
ていうか、今、中高年のロシア人はソ連時代を知っているはずで、住んでいる人たちにとってはその変化はどんな感じなのでしょうね・・・。
コメント (4)
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