ガーデニング・ショップや植木店に行くと、今、ハローウィンの飾り付けで賑わっている。
今年は、珍しく、何時も行く園芸店で黄色いパンプキンを見つけたので、買ってきて孫の為にJack-o'-lanternを作った。
昨年は、黄色いかぼちゃがなかったので、普通の濃緑色のかぼちゃで間に合わせたのだが、堅くて目鼻を開けるのに困った上に、やはり、肝心の感じがもうひとつ出なかった。
口絵写真は、今年私が作ったJack-o'-lanternであるが、中にローソクの灯を灯すとオレンジ色の温かい光がパンプキンの皮を通して揺らぎ、秋の風情が漂って来て実に懐かしい。
この季節になって、ハロウィーンの飾り付けを見ると、懐かしいフィラデルフィアでの大学院生活を思い出す。
もう30年以上も前になるが、娘が地元のナーサリースクールに通っていた頃で、住んでいたペンシルバニア大学の院生用のハイライズ・アパートメントの主婦達が、ハローウィン当日、子供達の為に催し物を用意したのである。
子供達は、思い思いにお化けの格好をして、部屋部屋を一戸づつ、TRICK OR TREAT(騙されたくなかったらお菓子をくれ)と口々に可愛い声で叫びながら回り歩いた。
夫々に黄色いカボチャ型の籠を持っているので、その中にお菓子やキャンディを入れてやると、又、次の子供達の家に向かう。
わが娘も、ニコニコしながら、インターナショナルな子供達の仲間に入って、嬉しそうに沢山の子供達と一緒に我が家にも回って来た。
疲れて帰って来た時には、籠の中に沢山のお菓子が入っていたのを見せてくれた。
確か、大学のキャンパスのショップで売っていた娘の衣装や飾り付けを買ってきたと思うのだが、鮮明に覚えているのは、大きな黄色いパンプキンを買ってきて、Jack-o'-lanternを作ったことである。
この黄色いパンプキンは、少し堅いけれど加工がし易くて、それに、美しくて秋の収穫の喜びを味わわせてくれるので、私は好きなのだが、残念ながら、日本では見かけることが少ない。
店にはプラスティック製のJack-o'-lanternが所狭しと並べて売られているが、この楽しさと季節感は、ささやかだが、黄色く色づいて熟成したパンプキンに包丁を入れて、プーンとした匂いを感じながら作らないと分からない。
このハローウィン(HALLOWEEN)は、10月31日で、古いドルイド教徒ケルト人の聖夜で大晦日のこと。翌11月1日は、新年なのである。
この日の一晩だけは、地上を彷徨う悪霊たちを総て動物に変えて追い払うことが出来ると信じられていたので、ケルトの若者達はお化けに変装して町中を歩き回って騒ぎなぎながらご馳走を楽しんだのである。
丁度キリスト教ではこの日は万聖節(HALLOWMASS)で、ハローウィンは前夜祭となるのだが、このケルトの古い風習をキリスト教文化に取り入れて祭として定着している。
アメリカに移ってからは、子供達のお祭となって、大いに騒ぎ、ご馳走を食べて収穫を祝う晩秋の楽しい一日となっているのである。
今年は、珍しく、何時も行く園芸店で黄色いパンプキンを見つけたので、買ってきて孫の為にJack-o'-lanternを作った。
昨年は、黄色いかぼちゃがなかったので、普通の濃緑色のかぼちゃで間に合わせたのだが、堅くて目鼻を開けるのに困った上に、やはり、肝心の感じがもうひとつ出なかった。
口絵写真は、今年私が作ったJack-o'-lanternであるが、中にローソクの灯を灯すとオレンジ色の温かい光がパンプキンの皮を通して揺らぎ、秋の風情が漂って来て実に懐かしい。
この季節になって、ハロウィーンの飾り付けを見ると、懐かしいフィラデルフィアでの大学院生活を思い出す。
もう30年以上も前になるが、娘が地元のナーサリースクールに通っていた頃で、住んでいたペンシルバニア大学の院生用のハイライズ・アパートメントの主婦達が、ハローウィン当日、子供達の為に催し物を用意したのである。
子供達は、思い思いにお化けの格好をして、部屋部屋を一戸づつ、TRICK OR TREAT(騙されたくなかったらお菓子をくれ)と口々に可愛い声で叫びながら回り歩いた。
夫々に黄色いカボチャ型の籠を持っているので、その中にお菓子やキャンディを入れてやると、又、次の子供達の家に向かう。
わが娘も、ニコニコしながら、インターナショナルな子供達の仲間に入って、嬉しそうに沢山の子供達と一緒に我が家にも回って来た。
疲れて帰って来た時には、籠の中に沢山のお菓子が入っていたのを見せてくれた。
確か、大学のキャンパスのショップで売っていた娘の衣装や飾り付けを買ってきたと思うのだが、鮮明に覚えているのは、大きな黄色いパンプキンを買ってきて、Jack-o'-lanternを作ったことである。
この黄色いパンプキンは、少し堅いけれど加工がし易くて、それに、美しくて秋の収穫の喜びを味わわせてくれるので、私は好きなのだが、残念ながら、日本では見かけることが少ない。
店にはプラスティック製のJack-o'-lanternが所狭しと並べて売られているが、この楽しさと季節感は、ささやかだが、黄色く色づいて熟成したパンプキンに包丁を入れて、プーンとした匂いを感じながら作らないと分からない。
このハローウィン(HALLOWEEN)は、10月31日で、古いドルイド教徒ケルト人の聖夜で大晦日のこと。翌11月1日は、新年なのである。
この日の一晩だけは、地上を彷徨う悪霊たちを総て動物に変えて追い払うことが出来ると信じられていたので、ケルトの若者達はお化けに変装して町中を歩き回って騒ぎなぎながらご馳走を楽しんだのである。
丁度キリスト教ではこの日は万聖節(HALLOWMASS)で、ハローウィンは前夜祭となるのだが、このケルトの古い風習をキリスト教文化に取り入れて祭として定着している。
アメリカに移ってからは、子供達のお祭となって、大いに騒ぎ、ご馳走を食べて収穫を祝う晩秋の楽しい一日となっているのである。