熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

WPC TOKYO 2006・・・マイクロソフトの独壇場

2006年10月19日 | 政治・経済・社会
   東京ビッグサイトでMPC TOKYO 2006が始まった。
   私は、昨日、MPCフォーラム2006の基調講演の方を聞くためにビッグサイトに行って、その後、フェアを見学した。

   基調講演のトップは、インテルのムーリー・エデン副社長の「デュアルコア、マルチコアが創り出す新世代コンピューティングと新しいライフスタイル」で、Core2 DuoによるPCの新しい展開など新製品による飛躍的な発展についての説明があったが、特に強調していたのは、モバイル・ライフスタイル実現に向けての技術革新であった。

   日本では、デスクトップとノートブックPCの比率は近年殆ど50%近辺で変化がないが、欧米では、ノートブックPCの比率が急速に上がって遥かに50%を突破している。
   日本でも、その分、携帯電話による通信がPCを最近急速に上回っており、欧米日とも、PCのモビリティ性とパーソナライゼーションが急速に進展している。
   とにかく、自分で身近に携帯して自分好みのPCをいつでも利用し楽しみたいと言う要求が益々強くなっており、PCもその方向に急速に進展していると言うのである。

   ソニーが、myloを12月に出す。この世界の到来であろうか。
   ソニーは、一度は撤退した筈だが、今度は、小型軽量ボディにフルキーボード搭載ワイアレスLANでインターネットコミュニケーションが楽しめるパーソナルコミュニケーション機器myloで帰ってくる。
   スカイプを使って無料電話も楽しめそうだが、携帯よりPCに近いので楽しみにしている。

   今後のPCのトレンドについて、
   ①ホーム エンターテインメント
   ②ストリーミング、ビデオ、サービス
   ③VOiP
   ④自宅で、旅先で
   と言う傾向が益々進展すると説明していた。

   アメリカやカナダでは、既に、人々は、TVよりPCの方が好きで、PCの前で時間を過ごす方が遥かに多くなって、TVからPCへの移行が急速に進展していると言う。
   とにかく、PCで、ビジネス、実務、エンターテインメント等々あらゆる人間活動が出来るようになったのである。
   また、近い将来、ワイヤレス業界は、WiMAXによって大きく変動するのだと言う。

   二番目の基調講演は、マイクロソフトの「Microsoft Windows Vista & the 2007 Office Systemの競演 革新的デジタルワークスタイル」で、マイケル・シーバート氏とクリス・カポセラ氏の説明に、日本マイクロソフトのダレン・ヒューストン社長が飛び入りして、来年早々に売り出される新しいソフトWindows VistaとOffice 2007の説明とデモンストレーションを行った。

   とにかく、新しいビスタについては大変な人気で、マイクロソフトの展示場に据え付けられた250台のビスタを搭載したPCの前には人だかりで近づけないくらいの盛況であった。
   私は、セキュリティのブースで説明を聞いたが、確かに、大分便利になっていて助かると思った。
   最近追い上げ急なリナックスを意識しての新製品なのであろうが、このWPCは言うならば、マイクロソフトの独壇場の舞台で、悲しいかな、日本企業のブースは貧弱で寂しい。
   CEATECの様なハード部門ではきわめて強い日本企業もソフトでは完全にアメリカに敗北しているのであろうか。

   同時に、Security Solution 2006, eドキュメントJAPAN 2006, Biz Innovation 2006が、隣の会場で開催されていて出入り自由なのだが、昨年のWPCより面白くなくなった感じで、早々に引き上げて帰ってきた。
   余談ながら、コジマなどの、安売り・バーゲンも、目玉がなくて冴えなかった。
   
   
コメント
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