熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

私のショルダー・バッグ~スリにもめげず

2010年11月10日 | 生活随想・趣味
   私は、外出の時に、ものを持ち歩くのが嫌いだったので、必要なものは極力抑えて、いつも最小限にして、何もない時は、本を一冊くらい持って出る程度であった。
   海外生活でも、必需品も、出来るだけ、背広などのポケットに詰め込んで、バッグなどには入れなかった。
   しかし、それでは、不便極まりないので、イギリスにいた時に買ったロエベのショルダー・バッグを使い始めたのだが、私の場合には、外出すると、本を買うことが多いので、その本を入れると、(と言っても詰め込んでも4冊までなのだが、)重くて、まず、革製なのでバンドにガタがきて、結局みすぼらしく哀れな状態になってしまったので、廃却した。
   その後、ニューヨークの空港の売店で、tumiの、この口絵写真のショルダー・バッグを見つけて、使い始めたのだが、丈夫なうえに、そこは合理的なアメリカ製で、色々なホールダ―がついているなど、結構重宝している。
   

   偶々、IT関係のセミナーで、アンケートを書いてペットボトル・ホールダ―を貰ったので、バッグのフックにかけて使っており、暑い夏には、大いに役立ってくれた。
   A5判程度の雑誌や資料は、後ろに差し込み、バッグの中には、細々とした雑品のほかに、折り畳み傘、扇子、ネクタイ、筆記具、それに、デジカメや双眼鏡などを入れているのだが、本は、常時、二冊くらいは入る。
   これに、布製のA5版くらいのエコ・バッグを折りたたんで入れてあるので、まず、多少の買い物のある時でも、これで用が足せる。
   傘を入れ始めてからは、角ばってしまって収容スペースが小さくなってしまったのだが、この傘を常時持ち歩くだけでも、結構行動範囲が広がるものである。

   ところが、このバッグには、表側に、二つのチャックがあるのだが、満員電車や、時には、込み合ったエスカレーターなどで、頻繁に開けられてしまい、無残にぽっかり口が開いてしまっていることがよくある。
   メトロの東西線が特にひどいのだが、狙われているのは財布だけの様で、これまで、幸い被害はない。
   デジカメくらいはと思うのだけれど、こんなモノは、今時、盗みの対象にもならないらしい。

   イタリアでは、レオナルド・ダ・ヴィンチ級のテクニシャンのスリが沢山いて、友人たちも結構被害にあっていたが、日本にも、グローバリゼーションの一旦か、国際化してきたようで、気を付けるにこしたことはない。
   このショルダ―だと、肩にかけておれば、電車の中で立ちながらでも本が読める。
   財布は、背広の内ポケットなので、まずまず、大丈夫であろうから、このまま、このショルダーを使い続けようと思っているのだが、何となく、いやな世の中になったものだと思う。
   
コメント
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