熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

わが庭の歳時記~モミジ色づき秋たけなわ

2010年11月23日 | わが庭の歳時記
   私の庭のもみじも、ようやく赤く色づき始めた。
   植えた場所によって、色づきはまちまちだが、このように急に寒くなると一気に赤くなり、朝起きて見ると、その変貌ぶりにびっくりする。
   一本だけ、一番日当たりの良いところに植えてある山もみじは、まだ、青葉が黒ずんだ程度だが、這い上がって木に覆いかぶさるように咲き乱れている青い西洋朝顔が可哀そうなので、そのままにしている。
   しかし、もう数日で紅葉するであろうから、思い切って朝顔を取り外そうと思う。
   朝顔の根元あたりから葉が落ちて枯れかかっているのだが、高く伸びた天辺の方は元気で、蕾をどんどんつけて咲き乱れており、霜でやられるまでは花が徐々に小さくなり色褪せて行くのだが、咲き続けるのであろう。寒いヨーロッパの朝顔の逞しい生命力に、いつも驚いている。
   アメリカハナノキの黄色い大きな葉は落ちてしまったが、今年は、ブルーベリーの葉が綺麗に色づいている。

   椿の蕾が少しずつ色づき始めた。
   猛暑に苦しんだ夏をどうにか耐え忍んで、いつものように沢山の蕾をつけているので、年末から、変わりばんこに咲き始めて、晩春まで妍を競って楽しませてくれるであろう。
   切り花にしてしまうと、花の命は非常に短いのだが、私は、バラの花と同様に、椿の生け花ほど美しくて感動的な花はないと思っている。
   幸い、狭い庭に、沢山の種類の椿を植えているので、季節の移り変わりに合わせて、切り花にして楽しんでいる。

   枇杷の花が、今盛りである。
   ずんぐりむっくりの蕊を取り囲んだ白い5つの花弁の小さな花が、びっしりと束になって咲くのだが、鑑賞に堪えるような花ではなく、すぐに受粉して消えて行く。
   寒く成り始めた頃に咲き、冬間に実を結んで大きくなり初夏に収穫すると言う珍しい周期の果物の木だが、生命力が旺盛でどんどん大きくなる。

   私の庭の柚子が、ようやく色づき始めた。
   昨年は、小さな木全体に沢山の実をつけて扱いに困ったのだが、今年は、やや大ぶりの実を10個ほどしかつけていないが、その代わりに、夏に新枝を勢い良く伸ばして木が一回り大きくなった。
   赤い実がびっしりついているのは、ピラカンサ。
   万両の実も赤く色づき始めた。
   紫式部の実もたっぷりと残っているので、当分、小鳥たちも困らないと思う。
   
   先日、古い写真を整理していて、この庭の写真を見たのだが、殆ど木の植栽がなくて、芝生と花の咲くオープンな庭であり、手入れも簡単だったのに気付いた。
   今は、木を掻き分けて剪定せねばならないなど、一寸、木を植え過ぎて度を越しているので、思い切って、何本か大きくなった木を切り倒そうと思っている。
   これが、オランダなら、民家の植栽さえ背番号が打たれて厳重に管理されていて、処分できないのだが、良いことか悪いことか分からないが、これが、日本の便利なところであろうか。
 
   先日来、落葉樹が落ち始めたので、剪定をしようと思って、庭仕事に手を付け始めた。
   新芽は殆ど落としたのだが、青葉摘みを怠っていたので、松の葉っぱの奥の方が枯れていた。
   枯葉を書き落として少しは風通しが良くなったが、葉をもっと落として枝を大きくトリミングして、すっきりさせようと思っている。
   松の選定は、難しいのだが、まだ、背丈も3メートル弱であり、時々プロの植木屋さんに頼んだことはあるが、殆ど自分でっやってきたので、今年は私がやろうと思っている。

   門被りの槇の剪定はプロに頼むとしても、とにかく、思い切って伸びた枝葉をばさばさ切り落とすのが肝要であるから、まず、自分で作業を始めてみることで、それが終わらないと、春の草花の植え付けもままならない。
   寒風が吹き荒れる頃には、土の中で、球根や宿根が、春への胎動を始めるのである。
   
   
   
コメント
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