熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

急に春めいてきて花が咲き始めたわが庭

2011年02月28日 | わが庭の歳時記
   やはり、もう春で、暖かくて陽気の良い日が一日でもあると、庭の草木は、一挙に元気付く。
   気付かなかったが、あっちこっちで椿が咲き始めた。
   紅妙蓮寺や小公子は、綺麗な花をつけていたのだが、曙やさつま紅、天ヶ下、うらく、荒獅子と言った椿も花を開き始めた。
   曙など、ほんのりとした上品なピンクの大きな花弁が何とも言えない程優雅なのだが、傷み易いのが玉に傷で、寒風に当たるところの花は、先端が褐色に変色していて可哀そうである。

   咲き始めた椿に誘われて、メジロが敏捷に庭を飛び回っている。
   メジロとジョウビタキは相性が良いのか、接近しても、お互いに気にしていない。
   同じくらいの小鳥なのだが、シジュウカラも同じである。
   先日、ツグミが一羽芝庭の上に舞い降りて、すぐに木陰に走り込んで行った。先日、ガラス窓に当たって怪我をした鳥が、帰って来たのだと思うと嬉しい。
   群れて来るのはムクドリで、何を食べているのか、枯れた高麗芝の上を歩きながら、地面をつついている。

   黄色いクロッカスが、あっちこっちで咲き始め、今度は、白いクロッカスが、一斉に咲き始めた。
   同じ花が同じ時期に咲くようで、紫や紫の筋入りのクロッカスは、まだ、顔を出していない。
   水仙が、花の蕾を現した。
   チューリップや、ヒヤシンスや、ムスカリの芽が、一気に伸び始めた。

   昨春、小さな苗を買って植木鉢で育てて昨秋に庭植えをしたクリスマス・ローズが、5株も花を咲かせている。
   この花は、花茎も、何となく地を這う感じで、ぴんと上にしっかりと伸ばさないので、花がどうしても下向きに咲く傾向が強くて鑑賞には不便なのだが、花の少ない晩冬に咲くので、非常に有難い。
   この花も、色々あって、結構、種類によっては高い花なのだが、今のところは、始めたばかりなので、まず、種類よりも、イギリスの庭のようにたくさん植えて庭に落ち着かせることが先だと思っている。

   ヒイラギ南天の黄色い花や、ピンクのスズランのような花が房状に並ぶ馬酔木の花も、色づき始めて美しい。
   ピンクの枝垂れ梅が、一輪だけ開いた。
   濃いピンクに色づいた梅の蕾が、しだれて放物線状に垂れ下がった枝にびっしりと付いていて、もうすぐ、一斉に咲き始める。
   メジロが群れて来て、枝を渡る。

   今年は、後楽園の国際蘭展には、とうとう行けなかった。
   江尻光一先生が、日本大賞を受賞されたので、見たかったが、あの雑踏を思うと一寸憂鬱になり、来年に回すことにした。
   ロンドンにいた時には、キューガーデンの傍に住んで、シーズンメンバー・チケットを持っていたので、気が向いたら、すぐにカメラを持って出かけて行ったのだが、近くにあのような素晴らしい植物園があると、花の美しさを鑑賞するのも楽しいが、季節の移り変わりの微妙な変化を実感できるのが嬉しい。
   
   
   
   
   

   
   
コメント
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