熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

書店併設の喫茶店で過ごす楽しみ

2019年04月04日 | 生活随想・趣味
   東京駅に出て、午後、夕刻までの会合時間までに、少し時間があったので、いつもの例で、書店に立ち寄った。
   通常は、政治経済社会と言った社会科学系の書棚を梯子するのだが、この日は、芸術関係の階に行って、古典芸能などの本をチェックしていた。

   この書店は、東京駅に隣接するアゾアの丸善なのだが、3階の芸術や旅などのコーナーに、Cafe1986という喫茶店が併設されていて、JRの線路に並行した窓際に、一列に椅子がおいてあって、こもごも、コーヒーや紅茶などを喫しながら、本を読んだりスマホを叩いたり憩っている。
   大体、席はびっしりと埋まっていて、盛況である。

   私も、時間つぶしもかねて、ブレンドコーヒーをオーダーして席に着いた。
   手持ちブタさも何なので、書棚から2冊本を借りて読み始めた。
    野村 四郎&山本 東次郎の「芸の心 〔能狂言 終わりなき道〕」を第一夜のパートを読んだのだが面白かった。

   もう、10年以上も前だが、ニューヨークに行ったときに、5番街のバーンズ&ノーブルの2階だったっと思うが、スターバックスが併設されていて、書店とコーヒーショップとは、相性が良いのを知って面白いと思った。
   それ以降、日本の書店でも、大型書店では、喫茶店やレストランが併設されているところが増えてきた。
   しかし、殆ど、書棚とコーヒーショップが分離されている場合が多い。
   従って、この丸善のように、書棚に沿って窓際にコーヒーショップの椅子が並んでいると、私のように、良いのか悪いのか分からないが、書棚から本を取り出してきて、立ち読み(?)できるような感じなので、大分雰囲気が違ってくる。

    とにかく、私など本好きには、有難いコーナーである。
    
    

   余談ながら、この後、八重洲ブックセンターにも立ち寄ったのだが、何故か、あれほど、騒いでいた元号「令和」の発表で湧いていた万葉集の特設コーナーが、両書店とも跡形もなく、万葉集の「ま」もなかったのである。
コメント
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