倉庫を整理していたら、海外のコンサートやオペラのパンフレットなどの間から、私が書き綴った「欧米クラシック漫歩」というエッセイ集が出てきた。
A5の70ページほどの小冊子だが、アメリカ留学時代のフィラデルフィア管弦楽団やニューヨークのMET、そして、ヨーロッパへ移ってからのアムステルダムのコンセルト・ヘボ―から、大半は、ロイヤル・オペラなどロンドンでの音楽行脚で、ロンドンから帰国寸前に、思い立って備忘録として書いたものである。
もう、30年以上も前の話なのだが、結構面白いので、いくらか書き加えながら、私のクラシック音楽鑑賞の軌跡について、書いてみたいと思う。
尤も、シェイクスピア劇の鑑賞にも入れ込んでいたので、最後に、「ストラトフォードの休日」と題して30ページほどの記録もあるので、シェイクスピアについても書くことにもなろう。
欧米人を相手に、国際ビジネスの狭間で、切った張ったの激務に翻弄されながら、ロンドンに5年もいながら、ゴルフクラブ二カ所も持っているジェントルマン・クラブRACのメンバーでありながら、一度もゴルフに行かずに、寸暇を惜しんで、博物館や美術館、歴史遺産や庭園回りなど文化芸術鑑賞三昧に耽っていた若き日の残照を思いだしながらの記述である。
私のクラシック音楽鑑賞レビューの2005年以降は、このブログで書いているので、この記事にもない1990年代と21世紀初めは欠けるのだが、ベローナのローマ時代の野外劇場の壮大なオペラ鑑賞など貴重な思い出もあるので、思い出しながら、どれだけ追跡できるか分らないが、試みようと思っている。
パソコンのバックアップなどあるはずもないので、もう一度、読み返しながら書くことになるのだが、週に一回程度、月曜日に書き続けようと思っている。
私がクラシック音楽に興味を持ったのは、欧米に行ってからではなくて、それ以前からで、なけなしの給料をはたいて、来日したバイロイトの「トリスタンとイゾルデ」から、大阪万博の時に、カラヤンとベルリンフィル、バーンスティンとニューヨークフィル、ボリショイ・オペラやベルリンドイツオペラなどにも出かけたし、京都や東京で、ショルティとウィーンフィル、ミュンシュとボストン響、セルとクリーブランド響、ライナーとシカゴ響、アンセルメとスイス・ロマンド、それに宝塚でオイストラッフにも出かけたし、シュワルツコップなど歌手も含めて多くのソリストのコンサートにも出かけた。
大学に入ってから、遅ればせながら、やっと、クラシックを聴き始めたので、はやく、キャッチアップするためには、超一流に接すべきだと思ったのである。
それに比べれば、欧米に居た時には、クラシック音楽の本拠地で苦労せずにナマのコンサートやオペラを見聞きするのであるから、気負うことなく、もう少し濃密な音楽鑑賞が出来る。
鑑賞レビューと言うよりも、欧米のコンサート事情やその背景などバックグラウンドに触れることの方が多いと思うのだが、何十年も前のクラシック音楽事情に触れて、思い出を反芻するのであるから、私にとっても、言うならば形の変ったセンチメンタルジャーニーでもある。
このブログも、2005年からだから、今日で5739日目、
クラシック音楽やオペラについては、随分書き続けてきたので、重複や蛇足も多くなるであろうが、元々、このブログは、長かった貴重な体験であった私の海外行脚での文化徒然雑記帳として書こうと思ったので、初心に返るということである。
冒頭から、記録済みの文章から、全く違った「はじめに」になってしまったが、これも、歳の所為であろう。
A5の70ページほどの小冊子だが、アメリカ留学時代のフィラデルフィア管弦楽団やニューヨークのMET、そして、ヨーロッパへ移ってからのアムステルダムのコンセルト・ヘボ―から、大半は、ロイヤル・オペラなどロンドンでの音楽行脚で、ロンドンから帰国寸前に、思い立って備忘録として書いたものである。
もう、30年以上も前の話なのだが、結構面白いので、いくらか書き加えながら、私のクラシック音楽鑑賞の軌跡について、書いてみたいと思う。
尤も、シェイクスピア劇の鑑賞にも入れ込んでいたので、最後に、「ストラトフォードの休日」と題して30ページほどの記録もあるので、シェイクスピアについても書くことにもなろう。
欧米人を相手に、国際ビジネスの狭間で、切った張ったの激務に翻弄されながら、ロンドンに5年もいながら、ゴルフクラブ二カ所も持っているジェントルマン・クラブRACのメンバーでありながら、一度もゴルフに行かずに、寸暇を惜しんで、博物館や美術館、歴史遺産や庭園回りなど文化芸術鑑賞三昧に耽っていた若き日の残照を思いだしながらの記述である。
私のクラシック音楽鑑賞レビューの2005年以降は、このブログで書いているので、この記事にもない1990年代と21世紀初めは欠けるのだが、ベローナのローマ時代の野外劇場の壮大なオペラ鑑賞など貴重な思い出もあるので、思い出しながら、どれだけ追跡できるか分らないが、試みようと思っている。
パソコンのバックアップなどあるはずもないので、もう一度、読み返しながら書くことになるのだが、週に一回程度、月曜日に書き続けようと思っている。
私がクラシック音楽に興味を持ったのは、欧米に行ってからではなくて、それ以前からで、なけなしの給料をはたいて、来日したバイロイトの「トリスタンとイゾルデ」から、大阪万博の時に、カラヤンとベルリンフィル、バーンスティンとニューヨークフィル、ボリショイ・オペラやベルリンドイツオペラなどにも出かけたし、京都や東京で、ショルティとウィーンフィル、ミュンシュとボストン響、セルとクリーブランド響、ライナーとシカゴ響、アンセルメとスイス・ロマンド、それに宝塚でオイストラッフにも出かけたし、シュワルツコップなど歌手も含めて多くのソリストのコンサートにも出かけた。
大学に入ってから、遅ればせながら、やっと、クラシックを聴き始めたので、はやく、キャッチアップするためには、超一流に接すべきだと思ったのである。
それに比べれば、欧米に居た時には、クラシック音楽の本拠地で苦労せずにナマのコンサートやオペラを見聞きするのであるから、気負うことなく、もう少し濃密な音楽鑑賞が出来る。
鑑賞レビューと言うよりも、欧米のコンサート事情やその背景などバックグラウンドに触れることの方が多いと思うのだが、何十年も前のクラシック音楽事情に触れて、思い出を反芻するのであるから、私にとっても、言うならば形の変ったセンチメンタルジャーニーでもある。
このブログも、2005年からだから、今日で5739日目、
クラシック音楽やオペラについては、随分書き続けてきたので、重複や蛇足も多くなるであろうが、元々、このブログは、長かった貴重な体験であった私の海外行脚での文化徒然雑記帳として書こうと思ったので、初心に返るということである。
冒頭から、記録済みの文章から、全く違った「はじめに」になってしまったが、これも、歳の所為であろう。