熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

わが庭・・・椿仙人卜半・菊冬至・バレンタインデー

2022年03月17日 | わが庭の歳時記
   急に暖かい日が続いたので、椿が次々と咲き出している。
   まだ数輪咲きかけただけだが、仙人卜半は、花弁がピンク色の唐子咲きの椿で、蘂が花弁化した複雑に入り組んだ形が気に入って育てている。
   先に開花したマーガレット・ディビスやエレガンス・シュプリームなどと相通ずる唐子咲きで、卜半のように単色のシンプルな唐子ではなくて、形や色がグチャグチャ入り組んでいるほど面白いのだが、昔、某椿園で見た多様な色彩が入り交じった唐子の椿が忘れられずに、探し続けている。
   
   

   時期が遅れた感じだが、咲き始めたのは、バレンタインデー。
   濃いピンクの千重咲きで、かなり大輪で欧米人が喜びそうな椿である。
   まだ、開ききっていないので豪華さは出ていないのだが、わが庭では、派手な存在である。
   
   

   紅地に白斑入りの千重咲きで、やや小振りながら綺麗な椿が、菊冬至。
   何故、「菊冬至」という名前なのか、気になったのだが、京都植物園によると、
   1859年の「椿伊呂波名寄色附」に載る古い品種。
「菊冬至」という名は 「菊綴(きくとじ)」からとか。「菊綴」というのは 直垂や水干、行司の装束などに 縫い目の補強のために付けられた 実用と装飾を兼ねた房飾り。
   
   
   

   最近は、自動車免許を返上して足がなくなって、園芸店やガーデニングセンターに行くことがなくなってしまって、新しい椿を探す機会がなくなった。
   インターネットを叩いて、直感で選んでネットショッピングすることになるのだが、やはり、現物を見て、気に入った椿を見つける楽しみには勝てない。
   千葉に居た時には、暇を見ては、園芸店などをハシゴして、花木の苗木を見つけて育てていて、四季の花々を楽しんでいた。
   年々、少しずつ成長しながら、花の姿を変えて行く、その移り変わりを期待しながら愛でるのも、ガーデニングの楽しみなのである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする