小学館の取材

今日はマインドマップの件で小学館さんの取材を受けた。

主にフリーライターの眞鍋さんとの対話で取材は進んだのだが、私からの呼びかけに応じて自主参加してくれた子どもたち10人が、「マインドマップを使ってみて」というテーマで速射マップをかき、素晴らしいスピーチをしてくれた場面が飛び出し、すごく説得力のある取材になったと感じている。

子どもたちは普段通りの姿を見せてくれたのだが、それが「普段通り」だということがすごいのである。何しろ全員が自分の意見を理路整然と話すわけだから。小学生だと取材場面では、ひと言ふた言くらいしか話せないのが普通。自分でかいたマインドマップを見ながら長々と話す姿は、それだけでもマインドマップに効果があることを証明している。


さて、今回の取材では「速射法」が話題のひとつになったので、それなら速射法でマインドマップ化してみたら良いだろうと思い、15分程度でかいたのが添付写真のマインドマップである。

全部記事にするとすごく長くなるので少しだけ紹介する。

ひとつは「学習の好循環サイクル」に入ったら学習することが止まらなくなるということ。
この件については、私が2月7日に書いた日記から事例を引用したい。


【 以下、2月7日の日記から引用 】
何年も小学校の担任という仕事をしていると、けっこう同じような指導をするのはいたしかたないところ。私にも私なりの指導傾向がある。

最近数年間のマイブームは「マイ新聞」を書かせることと、「大なわ八の字2分間チャレンジ」かな。

今年はこのどちらにも「AHA!体験」ができるように、子ども達に悟られないように工夫してみた。「AHA!体験」とは有名な茂木健一郎先生がよく言っている脳の動きで、困難な状況から、ひらめきや気づき、または努力で問題を解決すると、脳内にドーパミンという強化物質が出て「快感」を感じ、もう一度その体験をしてみたくなるというもの。(だと思うんだが、間違っていたら教えてくださいませ)

その結果、「マイ新聞」では21名中4人が1000号を達成しようとしている。

真っ先に1000号達成した子がこう書いている。

「みなさん、新聞を楽しんでいますか?? 私は最近です。楽しみ始めたのは。たしか800号こして、900号行くちょい前の時でした。自然に楽しくなってきました。自分で書いていて、読み返すと笑っちゃう時があります。なので楽しめばいいのです。楽しんでいるだけじゃだめだと思うけれど。でも、私は楽しんでたからここまで行けたんだと思います。」

まさに「AHA!体験」である。


「大なわ2分間」
これを始めた1時間目には、あきれはてた私。なにしろ最高回数がたったの35回だった。これは前任校の1年生記録よりも低い。ここはいったいどんな学校なのかと不思議に思った。

それでもあきらめず指導してきた。

2週間前に99回まで行った。

「さて、この後どうするかは君たちが決めていいよ。やめてもいいし、続けてもいい。どっちにする?」
と投げかけると、チャレンジしたいと言う。ならば結果を出してあげないとかわいそうなので、ちょっと厳しい追い込み指導もした。

先週101回が出た。おととい114回になり、「やったぁー!!!」と校庭でみんな抱き合って喜んでいた。

今日は124回まで行けた。

子ども達はもう「達成感=快感」を体験し続けて、「もう一度やりたい」という強化学習モードに入っている。「AHA!体験」だ。

【 ここまで 】


次にマインドマップを使ってきて、子どもたちにどんな力がついたのかといういこと。

客観的に伸びたと感じられるのは、「発想力」「思考力」「コミュニケーション能力」「発言力」「意欲」「自学する力」「集中力」「夢を見る力」であり、こうしたことが子どもたち自身が何となく感じていることからくる「自信」みたいな空気が学級にあることは事実だ。
これを学校全体で取り組み、低学年からていねいに積み上げていったらすごいことが起こるでしょう。これまでの小学校教育では生まれなかった“オープンエンド”の高い学力の子どもたちが育つことは間違いない。




日本人は基本的には地球上で一番真面目で勤勉な民族だと私は思っています。その勤勉な民族が自らの力を発揮する手段を知ったならば、短期間に目覚しい発展をするはずです。少子高齢化、食糧問題など大きな課題を抱えている国ですが、そういう大きな問題をみんなで解決していくのも楽しいではないですか!

「どうすんの?どうしたらいいの?」という受身の人間ではなく、「こうしよう!これもやってみよう!」という主体者を育てるのがマインドマップだとも思えます。

話が大きくなりすぎました。こんなことを情報発信して大丈夫なのかな・・・・・???

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