団結できるか? 6年生


私がこの画像のマインドマップを描くに至らせた、子ども達のマインドマップの仲から代表3枚を紹介します。

まずは1枚目。

セントラルイメージがかなり強いイメージを持っています。たくさんのハートがカラフルに重なり合って、いかにも「団結」らしい感じがします。
さらに団結のブランチからは心を一つにしてお互いのことを大切にしていけば、みんなの目的を達成できることが書かれています。
団結のために必要なもの(思いやり、信じる心、優しさ、広い心、努力、団結を考えること)と足りない物(努力、優しさ、広い心、個性を認める)という分析もしっかりできており、これらがあったらどうなるかという未来像まで書かれている優れたマップです。


2枚目。みんなが手をつないでいるセントラルイメージです。

このマップには「決意」が込められています。
「6年生は小学校の最後だから、絶対に団結する!」
「団結したい」ではなくて、「団結する」と断言しているところが素晴らしい。確かにこの子、6年生になってからの行動は、とても積極的に授業を受け、学校の仕事もどんどん引き受けているスーパーポジティブ状態です。
「○○する」というように断言すると本当にそうなりますよ。


3枚目はマインドマップにまとめる技術が高いものです。

絵を描く技術が高いです。6人の女の子は誰かをイメージしながら描いているのでしょうね。楽しそうな姿は仲良く学校生活を送っていきたいという願いが感じられます。
ブランチの描き方もうまく、自然に放射思考となっているようです。さらにイメージをふんだんに使っているところも良い。たった1ヶ月でよくここまで描けるようになるものだと私は驚いています。



この3枚以外にもいろいろな考えが出てきていて、学級集団の力を感じたからこそ最初に掲載したマインドマップに描きまとめてみたわけです。課題をひとつあげると、「男女の協力」という考えが出てきませんでした。ここに大きな改善点があります。



【ブザン公認フェロー必読の書】
『U理論』について語られている本です。
今起きている諸問題を解決するには、それまでの方法を変えていくだけの「方法論」では絶対に解決できません。精神(生命)のもっともっと深いところを変えなくてはならないのです。
かなり難しい内容の本ですが、これを理解し、実践できることがマインドマップの公認フェローには必要だと私は思います。
といっても私、この本の内容を知らない方で、ちゃ~んと実践している方を何万人も知っていますけれどね。そういう実例情報が毎日入ってきます。その方々が「U理論」を知ったら、世の中は革命的に進歩するでしょう。
出現する未来 (講談社BIZ)
P. センゲ,O. シャーマー,J. ジャウォースキー,野中 郁次郎,高遠 裕子
講談社

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