組体操のマインドマップ

4月に始まった「マインドマップ学年」の6年生です。私だけでなく、2組担任の若手先生も頑張ってますっ!!!

週末に予定されている運動会に向けて「組体操」の指導をH.T先生に担当してもらっています。私がメイン指導者をすれば簡単ですが、ここは若手教員育成もしなくてはならない教育現場です。OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)の視点からも、今回の指導は若手にお任せしています。

H.T先生、組体操の構成表をマインドマップで描いてきました。(画像参照)

ご本人の子ども達に向けての指導に、こんな話がありました。

「今回の組体操は6年生は卒業に向けての登竜門であり、また小学校運動会の卒業式でもあると思います。5年生は初めての組体操で、高学年としての門を自分の力で開けるというイメージです。」

マインドマップのセントラルイメージにそれが表れていますね。


私は彼に、重々伝えていることがあります。

組体操が成功するしないという表面的なことに気を取られてはいけない。何のために組体操の練習をするのかを指導者がしっかり持っていないといけない。この練習を通して、子ども達がどのように成長してほしいのか。そういう視点を持って指導をしないと、ただ教師にやらされているだけの、本当の軍隊体操になってしまう。

教師は常に子どもの成長という視点を持っていなくてはならない。

自主性は伸びているのか?
自ら課題を持って取り組もうとしているのか?
達成感は味わえているのか?
自分たちの力で成功させたいと心から思えているのか?
成功した時の会場のイメージを持てているのか?
演技を見た家族はどんなことを言ってくれるだろうか?
何年かたった時に、子ども達の心に残っている組体操になっているか?
リーダーは育っているのか?

こうした「指導のアンテナ」を張り巡らして練習をしていけば、たとえ組み技が崩れても失敗ではないのです。


とかく運動会当日に美しい演技を見せられることに注目されがちですが、私は運動会当日に子ども達の「美しい心」を見せたい。そのためには練習過程で「自ら挑戦している」という気持ちを持ち続けている必要があります。

さあ、残り日数もあとわずか。指導しているH.T先生も緊張していることでしょう。

どこかで子どもらに、井上の「精神注入」をした方がいいかな???(笑)


【お薦めの本】
言葉をイメージに落としていくのがマインドマップのひとつの要素ですが、この本は音をイメージ化するための100のワークを紹介しています。私はこの中から、いくつかをマインドマップとコラボレーションさせると面白いと見ました。
近日中にこの本をマインドマップ化してみます。
音さがしの本 ≪増補版≫ リトル・サウンド・エデュケーション
R.マリー シェーファー,今田 匡彦
春秋社

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