辰巳ジャンプ練習訓を確認

今日の辰巳ジャンプの練習は、2001年当時の部員が考え、それ以来チームの伝統となっている「練習訓」を覚えることから始めました。

『辰巳ジャンプ練習訓』
一、人に言われず進んで行動、全力プレーを心がけること
一、練習の時は常に集中し、心でバレーをやること
一、いつも明るく元気に声を出し、笑顔で練習すること



この練習訓が決定した2001年1月24日の日記も残っています。

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【2001年1月24日の日記】
平日練習。参加者21名。今日もコーチが来てくださり、下級生の練習を見てくれたので、レギュラー練習に集中できました。ありがたいありがたい。
練習のはじめに、子どもたちだけで「辰巳ジャンプ練習訓」なるものを考えさせました。チームがスタートして2年もたっているのに今更という感じですが、私、ずっとこのタイミングを待っていたんですね。
「今日はトレーニングはやらなくていいから、みんなで話し合って、練習訓を考えなさい。」
と指示し、私はクラスの卒業対策委員のお母さん方との「歌のレコーディング」へ。その間に考え出してきたのが次の練習訓でした。

一、進んで練習すること
一、練習の時にけじめをつけること
一、明るく元気に声を出すこと

なんだか学級目標みたいなものを辰巳っ子たちは持ってきましたが、子どもが一生懸命に考えたことですからOKです。これに私がちょっとアレンジして最終的にはこうなりました。

一、人に言われず進んで行動、全力プレーを心がけること
一、練習の時はつねに集中し、心でバレーをやること
一、いつも明るく元気に声を出し、笑顔で練習すること

最終ミーティングで全員で声をそろえて唱和しました。自分たちで考えた練習訓なだけに、声をそろえて言ってみると、すごく格好良く感じたらしく、帰宅の途につきながらも「人に言われず・・・・」「いつも明るく・・・・」と口にしながら帰っていきました。
いやぁ、我がチームのことながら、本当によい子たちだと感心しました。

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なぜ今また練習訓なのか?
それは、新しく入ってきた3年生以下の子ども達に、チームへの所属意識を高めてもらうためのイニシエーション(通過儀礼)の意味合いがあります。「辰巳ジャンプは私のチームなんだ。」「辰巳ジャンプには私が必要なんだ。」という意識を持ってもらうために暗唱させました。

不思議なことに、今日はこの練習訓を考えた時に5年生だった元キャプテンが練習に来てくれました。


辰巳ジャンプの練習訓には「日本一になるんだ」とか「試合に勝つんだ」という内容はまったくありません。なぜなら小学生の子ども達が一生懸命考えた練習訓だからです。目の前の練習に集中して、少しでも自分の技術を上げていこうとする姿勢が辰巳っ子の「原点」です。


熱い1日でした。熱中症には十分に気をつけて、明日の練習も一歩前進しましょう。


壁は破れる。―全米女子バレーボール・チーム初の日本人監督
吉田 敏明
角川書店

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アメリカ女子ナショナルチームの意識を変えた吉田監督の指導法です。
「丹田レシーブ」についても書かれています。

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