AERAの取材を受けました

今日は朝日新聞系の雑誌「AERA」の取材を受けました。

道徳の授業を取材して頂きました。学芸会目前で忙しく、他の教科ではマインドマップを活用した授業をゆっくりしていられないという判断で、1時間で完結する道徳を選んだというわけです。

どんな授業を行ったかというと、主題は「男女の協力」です。副読本を読んで、男女の協力について考える。この6年の子どもたちは、この「男女の協力」がとても苦手です。無関心ではないのに、これまで塗り続けられてしまった「心の壁」がとても厚くて、不自然な関わりをいまだに続けています。

しかし、発達課題からすると、そろそろそういう「男女の壁」を破って、健全な関係を築いてほしいのです。そんな思いから授業を作ってみました。


マインドマップは「ワークシートマインドマップ」にしておきました。それはどのようなものかというと、セントラルイメージは私の方で描いておく。メインブランチに乗せる「BOI(ベーシック・オーダリング・アイデア=基本アイデア)」も私が書いておく。これを「ワークシート」にして全員のスタート地点とし、一斉に考えたことを書いていく。

15分間、マインドマップで考えを整理した後、クラス全員でグループマインドマップにしていくという授業形態になります。


さらに今回は上越教育大学・西川純教授が中心になって進めている『学び合い』の授業方法も活用しました。

授業のゴールは「全員が男女の協力について考え、標語を書くことができること」としました。取材がし易いようにという配慮もしてしまったので、時間配分を非常にゆっくりとしたために、全員がゴールすることはできませんでしたが、授業終了後にほとんどの子が課題を仕上げて提出してきましたのでOKとしましょう。


そのゴールである子ども達が考えた「標語」の中から、提出されたものを紹介します。

「いつまでも みんなで協力し 平和な学校」(キーブレード)
「差別なく みんな仲よく 過ごそうよ」(エリンギ)
「差別ゼロ 男女の協力 忘れずにっ」(たんぽぽ)
「つながろう 男女のかべを のりこえて」(ともだち)
「男女とも かべをなくして よい関係」(レモン)
「香取の子 団結しよう 合同に」(吾郎ちゃん)
「協力は 男女のかべを こわす道」(きさらぎ)
「みんなでね 男女の壁を なくそうよ」(セワシZ)
「団結は 将来の夢 第一歩」(ガンダムS)
「ぶちこわせ 男女のかべを ぶちこわそう」(プーギー)
「男女でも 差別しないで 協力を」(グッチー)
「みんながんばり 男女の会話 作ろうよ」(コナン)
「助け合おう 性別なんて 関係ない」(アクアマリン)
「団けつし 男女のかべを うちやぶろう」(邪神)
「協力し みんなが仲よし 香取の子」(まっ茶)
「会話する 広がる考え 男女の輪」(ざるうどん)
「あいさつや 協力一つで 広がる輪」(ひまわり)
「助け合い 協力しよう 男女でも」(お砂糖)
「いつまでも 男女の協力 忘れずに」(フリーダム)
「男女でね 協力すると 役に立つ」(UMAR)
「差別なく みんな仲良く 遊んでる」(キコリン)
「いつまでも 心の輪を ひろげよう」(ますこDX)
「性別は 関係ないゾ フレンドリー」(塩焼き)
「男女のかべを ぶちやぶろう」(ピクミン)


こうして並べてみると、25人中24人が提出していましたね。
もう一人も、単なる出し忘れでしょう。
そうなると、今日の授業のゴールは全員が達成したものと見ていいでしょう。

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