昨日、教室内にセットしたアクアリウムは大人気で、いつも人だかりができています。
そして昨日、K君が「おじいちゃんのうちからもらってきた」というグッピーを水槽の中に入れてあげました。見てすぐ分かったのは、「これはたぶんすぐに仔魚が生まれそうだ」ということ。案の定、1日たった今日、水槽の中にはグッピーの赤ちゃん達が水草の影や水槽のすみっこに隠れるようにしているのを子ども達が見つけました。
そのままにしておくと大人のグッピーに食べられてしまうので、ただちに子ども達による保護活動開始。合計8匹の仔魚をとりあえずコーヒーのビンの中に保護しました。
グッピーを持ってきてくれたK君は、観察に一番張りきっていて、自ら「観察ノート」を作って楽しそうにしていました。
ところがその時、悲劇が起こりました。
保護したビンの近くでK君が振り向いた瞬間、身体の一部がビンに触れてしまったようで、仔魚もろとも床に落ちてしまったのです。
ただちに子ども達が救出活動開始。魚ネットを濡らしてそ~っと仔魚をすくい上げ、大切に水の中に戻しました。写真のように5匹しか救出できませんでしたが、その活動の間、男子も女子も一致団結して何とか助けてあげようとする行動を起こしていました。
そして誰一人もK君を責めることなく、赤ちゃんを救うことのできたことに満足げでした。
この出来事は予想もしていなかったハプニングではありましたが、災い転じて福となす。みんなが協力できたことは喜ばしいことで、教室内に生き物を入れてあげた効果が早くも出たと言えるでしょう。
さて、明後日はいよいよ学芸会本番。
遅れに遅れてしまった6年生の練習でしたが、自発的に活動し始めた子ども達の力でなんとか間に合いそうです。
保護者の皆さん、お楽しみに!!!