さあ!いよいよ最後の仕上げだ!

「最高の卒業式をやるんだ!」

「歴史的だった去年の卒業式を超えるんだ!」

こう断言してスタートした6年生も、早くも12月中旬です。実はあと少しで卒業式まで100日(土日も含む)となっていることを子どもたちは知らないことでしょう。


来週には卒業文集の仕事も終わり、いよいよ卒業に向けてのカウントダウンに入ります。

今のままでは「去年の卒業式を超える」ことは難しい。

保護者の皆さんを含めて、三者(子ども、保護者、教員)のトライアングルが共鳴するような何かが欲しいと感じています。

しかもそれが子どもたちから出てくるような。






ああ!やっぱり文を書くという作業は自分に気づきを生みますね!

書いているうちに、ひとつ案を思いつきました!


でも、今は内緒にしておきます。

年が明けるまで寝かせておきます(笑)


熟成したらすごいかも!
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

「やまなし」で宮沢賢治が何を表したかったのかを考える授業 【分析③ 反戦論???】

普通だと10月~11月中に行う宮沢賢治の作品「やまなし」の学習ですが、11月にあった校内の研究授業で「平和のとりでを築く」・・・平和への意見文発信を公開した方が良く、「やまなし」の学習は12月の区小研で公開授業をしたいと思い、単元を入れかえました。

折りも折り、社会の学習でもちょうど戦争と平和の学習となり、子ども達の頭の中は「戦争と平和」状態。そんな条件もあって、「やまなし」の学習の中でも、どうしても戦争の話題に意見が傾いたようです。

本当はもうひと論議をさせて、「賢治の本心」に迫ってみても良かったのですが、小学生ですからあまり深入りしないで良いと判断し、中途で授業を止めてあります。


そんなわけで、今日もまた子ども達の10分間感想の中から紹介します。

今回紹介する感想には、賢治が「自然」について考えていることを表現しているとか、「季節」を表しているのではないかといった、文脈から感じられることを書いたものがあります。

****************

〔アクアマリンさん〕
 私は、宮沢賢治のことを勉強して、賢治は自分の経験から本を書いているような気がしました。例えば、妹を亡くした時に書いた「銀河鉄道の夜」です。私は「やまなし」もそうだと思います。無意味な戦争をしている人々に、『戦争をやめろ』と、ひそかにうったえている気がしました。
 また、賢治の夢であった『人間が人間らしい社会』『すべての生き物がたがいに心が通い合うような世界』というのが当時の人々には伝わらなかったのが残念です。これが伝われば、戦争が短くなったかもしれないと思いました。でも、この夢はまだかなっていないと思います。なので、この夢がかなうように、私も色々なことを考えていきたいと思いました。

〔セワシZさん〕
 賢治は戦争の時代に生まれて、やまなしの話の内容で戦争のことを使って書いていて、賢治は心が痛んだと思います。やまなしの中では、クラムボンを人と考え、生死のことを書いていて、つらいと思います。
 賢治は戦争中は季節が分からないから、このかわせみとやまなしを使い分けて、季節を分かるようにしたと思います。
 賢治は戦争に行っていない分、話の中でも戦争に行っている人たちのことも考えていたと思います。
 賢治はもう少し長く生きられれば、もっとすごい本がたくさできていたと思います。病気になって死んでしまったとなると、とても残念です。

〔ともだちさん〕
 ぼくは宮沢賢治が戦争の時に生まれたので、この物語を書いたのだと思います。理由は、クラムボンというのはなんだかよく分からないけど、笑ったりとか死んだとか書いてあるので、戦争をしている人間のことだと思いました。
 それと賢治がこのやまなしを通して、自然の豊かさや美しさを伝えたかったんだと思います。
 最後に賢治は光をあみとか黄金とか表現していて想像力がとてもすばらしい人だと思います。
 賢治が病気で死ななかったら、もっとすごい本ができあがっていたと思います。そう考えるとなんかとても残念です。

〔マスコDXさん〕
 ぼくはやまなしを読んで、宮沢賢治は戦争のことについて話していると思います。なぜかというと、クラムボンは、死んだ殺されたというところで、戦争の時代は多くの人が殺されたから、戦争の時代かなと思いました。
 感想は、宮沢賢治は、戦争で殺された人の気持ちになって、このやまなしを書いたと思います。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )